京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

二月の椿

2019-02-08 17:08:15 | 2019 花

二月の椿です。
立春が過ぎましたが不安定な天気で、椿の花が雨や風で傷んでいるのが多いです。
ぎりぎり投稿可能な椿を撮影しました。

錦魚葉椿





御代紅










鹿児島





絵姿





腰蓑





玉兎










土佐有楽





白聚楽





元日





数寄屋










有楽















覆輪燭光












財布





薮椿











紅侘助














絞侘助





大神楽
















白澄





桃色雪中花












白角の倉





紅唐子





菊冬至










如月の法然院 谷崎潤一郎、福田平八郎、川上肇の墓

2019-02-08 06:38:48 | 京都めぐり


如月二月の法然院です。










白砂壇




















青苔















講堂






本堂の公開は4月1日~6日です。











アセビの開花はまだです。











山門から





法然院の墓地には、文学者・谷崎潤一郎夫婦、日本画家・福田平八郎、経済学者・河上肇、哲学者・九鬼周造など多くの学者や文人の墓があります。
参道の途中を墓地に入ります。
目印はこの石塔





紅しだれ桜の下に谷崎潤一郎の墓があります。
墓石は「寂」「空」の二基の墓石が並んでいます。
「寂」は潤一郎・松子夫妻が、「空」は松子夫人の妹重子夫妻が眠っています。
ここは代々谷崎家が日蓮宗であることを嫌っていたことから、自分で生前に求めたものだそうです。
そしてこの紅しだれ桜は、京都の風物を愛した潤一郎が生前買い求めたもので、こよなく愛していた平安神宮の紅しだれ桜と同じ桜だそうです。
















谷崎潤一郎の墓の隣に福田平八郎夫妻の墓があります。
明治25年大分県の文房具店の長男として誕生するが、中学生のときに画家を志して京都に出ます。
京都市立絵画専門学校を卒業後、帝展に発表した『雪』『鯉』などで注目され、『漣』で日本画に新しい世界を開きました。
伝統を重んじながらも、近代的な感覚を巧みに取り入れ、独自のスタイルを築いた日本画家です。
昭和三十六年文化勲章を受賞しています。

先祖の墓より一回り小さい墓です。





石塔の近くには河上肇夫妻の墓もあります。





春紅しだれ桜がきれいなときにまたお参りしましょう。












安楽寺です