京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

六角堂の御幸桜開花

2019-03-22 17:38:00 | 2019 桜



散歩がてら六角堂に行ってきました。
華道家元池坊で知られる六角堂は、「御幸桜」という枝垂桜で知られます。
咲きはじめは白に近い淡紅色ですが、開花が進むにつれて紅色へと変化していくのが特徴です。
毎年無料の夜間ライトアップを行っており、桜だけではなく生け花の展示も楽しめます。

聖徳太子創建と伝えられ、古くから町堂として庶民の信仰を集めてきました。
本堂は六角宝形造で、その形状から「六角堂」と通称され、六角通の由来ともなりました。
境内にある「へそ石」は、平安京以前からあり、京都の中心と言われています。




















へそ石










親鸞堂前の御幸桜
まだ咲きはじめですが、ここの桜は老木のようで樹勢も衰え気味のようです。

花山法皇が996年に六角堂に御幸したことで西国三十三ヶ所霊場が始まったことを受け、花山院前内大臣が境内の桜を「世をいのる 春の始めの 法なれば 君か御幸の あとはありけり」と詠んだことにちなんで名づけられました。






















わらべ地蔵の裏にも御幸桜があります。
まだ咲きはじめです。































十六羅漢像










合掌地蔵





六角堂で飼われている白鳥










六角堂は周囲が高いビルに囲まれています。










わらべ地蔵
















一言願い地蔵





御幸桜、枝垂れ桜の見頃は月末から4月初めでしょうか。

撮影日 3月21日








早咲き桜見頃続き シュゼンジ寒桜、オオカン桜、ホソイ桜、カラミ桜、河津桜、大枝垂れ桜

2019-03-22 12:46:06 | 2019 桜

植物園で咲いている早咲き系桜の続きです。

シュゼンジカンザクラ(修善寺寒桜)満開

原木は伊豆半島の伊豆市・修禅寺境内にあり、寒緋桜と大島桜の雑種と推定されています。
























オオカンザクラ(大寒桜)

埼玉県川口市安行の田中一郎邸にあった寒桜の一種で、寒緋桜と他種の雑種と推定されます。




















チョウジザクラ(丁字桜)

桜の野生種の一つで、東北南部より南の太平洋側に見られます。
名前のチョウジの由来は花を横から見ると丁字や丁子(クローブ)のように見えることから名づけられています。







ホソイザクラ(細井桜)

シロバナカラミザクラとソメイヨシノを交配して作られたサクラです。
名前は作出者の細井叉五郎さんからきています。






























カンヒザクラ(寒緋桜)

中国南部、台湾に分布し、沖縄の石垣島、久米島でも見られます。
寒い頃から濃紅色の花を咲かせることからこの名がつけられました。










カラミ桜(ピンク)

中国原産の桜で,染井吉野よりも早く開花します。




















カラミ桜(白)










カラミ系唐橋










河津桜は終盤です。










大枝垂れ桜はまだ開花していません。





撮影日 3月20日

シュゼンジカンザクラ(修善寺寒桜) 植物園桜園
オオカンザクラ(大寒桜)  同上
チョウジザクラ(丁字桜)  同上
ホソイザクラ(細井桜)   同上
カンヒザクラ(寒緋桜)   同上
カラミ桜(ピンク、白、唐橋)桜園南
河津桜  植物園桜園
大枝垂れ桜  花しょうぶ園




植物園の桜見頃 カラミ桜、トウカイ桜、十六日桜、ケイオウ桜、越の彼岸、シナオウトウxソメイヨシノ、カンヒザクラ

2019-03-22 07:01:42 | 2019 桜


植物園の早咲き桜は順調に開花が進み、見頃満開の品種もいつくつか出てきました。

カラミザクラ(唐実桜)

中国原産の桜で,染井吉野よりも早く開花します。















トウカイザクラ(東海桜)

カラミザクラの栽培品種です。薄ピンク色のかわいい花です。

























ジュウロクニチザクラ(十六日桜)

愛媛県松山市の指定天然記念物になっている桜です。
旧正月の16日頃に開花することから名づけられました。
小泉八雲が「考子桜」として世界に紹介したことでも広く知られています。




















エレガントみゆき

最近登場した桜で、桜と梅の交配種です。
花は八重咲きで鮮やかなピンク色です。紅梅にも桜にも似ていますが、桜です。
秋から春まで長い期間楽しめるそうです。昨秋から植物園の2ヶ所に植えてあります。










ケイオウザクラ(啓翁桜)

シナミナミザクラと寒緋桜の雑種と推定されています。
作出者の名をとり啓太郎桜(ケイタロウザクラ)と命名されています。





















越の彼岸桜(コシノヒガン)

富山県南砺市蓑谷に自生がみられ、自生地は県の天然記念物に指定されています。
自生地のものは江戸彼岸と大山桜の雑種と推定されていましたが、最近では江戸彼岸と近畿豆桜の雑種であるといわれています。















シナオウトウxソメイヨシノ
















オカメ桜 満開

英国の桜研究家イングラムが寒緋桜と豆桜を交配して1947年に作出した品種で、あまり大きくならないので鉢植えなどにも利用されます。











カンヒザクラ(寒緋桜)

中国南部、台湾に分布し、沖縄の石垣島、久米島でも見られます。
寒い頃から濃紅色の花を咲かせることからこの名がつけられました。















撮影日 3月20日



カラミザクラ(唐実桜) 植物園会館を出て北側の一角
トウカイザクラ(東海桜)北門噴水少し下がる右側
ジュウロクニチザクラ(十六日桜) 北門近く桜品種見本園
エレガントみゆき  同上
ケイオウザクラ(啓翁桜) 同上
越の彼岸桜(コシノヒガン) 同上
シナオウトウxソメイヨシノ  同上
オカメ桜 満開   同上
カンヒザクラ(寒緋桜)  桜園