最近以下のエンドウの仲間が揃ったので、まとめて五行詩とともに掲載します。
・エンドウ
・カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)
・カスマグサ
・スズメノエンドウ
・・・と思ったら調べてみると、エンドウはマメ科エンドウ属で、残りの3つはマメ科ソラマメ属なのですね。ここでは一緒にしときましょう。 そしてソラマメ属にはイブキノエンドウという伊吹山近辺にしかない固有種があるらしいし、ヒナカラスノエンドウというのが最近新潟付近に帰化したとか。後2者は今後現地に行くチャンスがあれば。
今回掲載したのは、カスマグサとスズメノエンドウを発見したため。ともにどこに咲いているんだろうと思っていました。
先ず発見したのはカスマグサ。職場近くの毎日歩いている道の叢。排水溝に降りてスミレを撮ろうとしたら、もやもやとした草の塊があってそこに小さな紫の粒を見付けました。カラスのエンドウよりもかなり小さい。きれいな花ですから、喜びました。
次にスズメノエンドウ、これは家の近くの道。カスマグサよりもっと小さいということで、そっちに注意を向けていると、ここにもあそこにも・・・。
それこそ空気のようにあったのに、存在を意識しないと見えないという典型でした。
それでは、大きさの順番に。
1.エンドウ
<エンドウのダンス>
青空へ
ダンスしましょ
クルクルと
貴方と一緒
登っていきたい
青空へ
ダンスしましょ
クルクルと
貴方と一緒
登っていきたい
通勤路 エンドウが通る人に呼び掛けています。
貴方はジャックの代わりです。貴方が念じれば、私は空まで届くんですよ。
<沈思黙考中>
過ぎし日を
冷や汗流し
思い出す
でも未来もきっと
その繰り返し
過ぎし日を
冷や汗流し
思い出す
でも未来もきっと
その繰り返し
誰かの横顔に見えます。
小雨の中、汗を流して沈思黙考中。
2.カラスノエンドウ
この大きさはご存知でしょう。エンドウよりぐんと小さくなります。でも色はほぼ同じ。
<カラスノエンドウの街>
春雨と
ともの訪れ
嬉しいね
私は育ち
街を広げる
春雨と
ともの訪れ
嬉しいね
私は育ち
街を広げる
エンドウが上へ向かって伸びるなら、カラスノエンドウは横に広がろうとしています。
<朝寝坊>
眠いよう
まだおはようじゃ
ないんです
化粧これから
お昼ごろ来て
眠いよう
まだおはようじゃ
ないんです
化粧これから
お昼ごろ来て
朝 撮影に行ったら花は閉じていました。花はかなり明るい間だけ開いているようです。
おっと、小さな白い花の慌て者が飛び出してきました。すぐ舞台を去ろうとしています。後で出てくるスズメノエンドウです。
カラスノエンドウと比べてかなり小さいことがわかります。
3.カスマグサ
この花は、スズメノエンドウより、少し大きめ。でも完璧な形と素敵な色をしています。
<叢のサファイヤの小粒>
誰だろう
叢の中
サファイヤの
粒撒いたのは
もう拾えない
誰だろう
叢の中
サファイヤの
粒撒いたのは
もう拾えない
<叢を彷徨う青い松明>
叢に
蒼き松明
蠢いて
隅々にまで
春を知らせる
叢に
蒼き松明
蠢いて
隅々にまで
春を知らせる
4.スズメノエンドウ
<スズメノエンドウさん 初めまして>
きっといつも
そこにあったのに
君はただ
見付けてくれって
待ってたんだよね
きっといつも
そこにあったのに
君はただ
見付けてくれって
待ってたんだよね
スズメノエンドウ。 やっと気が付きました。 そして見つけ方もわかりました、というかいろんなところに咲いているんですね。 1㎜くらいの小さな花です。頑張って咲いています。
<小さな花こそ大志を抱く>
心地よい
春の日差しに
肩ならべ
世界制覇の
夢を語ろう
心地よい
春の日差しに
肩ならべ
世界制覇の
夢を語ろう
こういった小さな花こそ、こっそりと勢力範囲を広げ、いつの間にか世界制覇をしていることに気が付くということが、ありそうな気がします。