てんちゃんのビックリ箱

~ 想いを沈め、それを掘り起こし、それを磨き、あらためて気づき驚く ブログってビックリ箱です ~ 

7月の長雨と花たち

2021-07-19 21:51:00 | みんなの花図鑑

 今年の梅雨の終わりの雨は、いろんな所に災害を起こしてとんでもなかったですね。最近よく天気予報のレーダーを見ていますが、真っ赤な線状降水帯が確かに全然動かずにある地域に集中的に雨を降らしている状況を、よく見かけました。それだけでなく、真っ赤な降雨地域が一度解消されてほっとしていたらまたそこに復活するような状況もありました。
 
 私の地域ではそれほどはひどくはなかったけれども、それなりに長い降雨、そして雷を伴った激しい降雨がありました。
 ここではその間に撮っていた花たちを掲載します。

1.おや雨が ・・・

 まずは、長雨の始まり。ここ数年荒っぽい梅雨だったのですが、今年はかつてのしとしとと降る雰囲気で始まりました。

 梅雨と言えばアジサイ

<アジサイに雨はつきもの>



アジサイに
雨はつきもの
カタツムリ
何処にいるのか
こちらにおいで


 こちらは、街の花の萩。せっかく早く咲こうとしたら、ポツンと雨。勢いがそがれました。

 


 そして、夏に太陽と対抗して黄色に燃え上がるマリーゴールド。雨に濡れチッと舌打ちをしています。本当は聖火とも燃え比べしたいのに。

<燃え上がりたいのに>



太陽と
耀き比べ
したいから
雨が降っても
炎絶やさず



 ニチニチソウは、ぽつぽつ来る雨に不安そう。





2.小休止

 ニチニチソウの心配どおりに長雨になりました。そしてちょっと小休止。

 ルドベキアが喜んでいます。

<シャンプー完了>



この雨で
もじゃもじゃ頭も
洗われた
夏日のパーマして
明日はお出かけ


 ヤブガラシが逞しく、広がり始めました。花に水滴がちょんと付いて蜜のようで、スズメバチを呼んでいます。彼がきてしまったら、除去するのが難しくなります。




 キバナコスモスも咲きだしました。でも雨では友達の蝶が来てくれないので、寂しそう。




 この小休止に、雨がやめばお別れの覚悟を決めたのはアジサイ。ただちょっと降り続きすぎて、それを心配しています。

<涙雨 長きを憂う>



近づいた
お別れの時
涙雨
降り続きすぎ
後日を憂う




3.土砂降り
 その後 一転の雷を伴う土砂降りが始まりました。

 せっかく咲いたムクゲがグロッキー。柵にもたれかかっています。




 こちらはアガパンサス。強がりを言っています。

<水も滴る良き顔>



晴ならば
空と輝き
雨降れば
水も滴る
良き顔(かんばせ)に


 マツヨイグサ、せっかく咲いたのに昼夜やまず。
 悔しくて昼近くになっても、萎れて色が変わりません。




 小さく元気なペンタスもずぶ濡れですが、アンテナで雷の状況を探り始めました。

<アンテナ立てる>



終わりかな
この土砂降りも
探るのは
雷の行方
アンテナ立てる




4.晴れたね
 雷が通りすぎた後は、もう見事な青空とギラギラの太陽。

 ノウゼンカズラが叫んでいます。

<さあノウゼンカズラの季節>



やったー やんだー
雷過ぎて
夏戻る
一気の陽射しに
燃えるよ赤く



 オステオスペルマムの花に小さなキリギリスを見つけました。 これから秋まで逞しく生きてほしい。 冬は越せません。 ところで横の穴、君が齧ったの?


<生きていく>



生きていく
まずは大雨
次猛暑
試練乗り越え
実りの秋へ


  オステオスペルマムの花に小さなキリギリスを見つけました。 これから秋まで逞しく生きてほしい。 冬は越せません。 ところで横の穴、君が齧ったの?


 そしてカエデ。
 木蔭で、羽根を乾かしています。これから秋の飛翔に向け整備が進むでしょう。




 改めて最初に出てきたアジサイ。雨に打たれたためか、すっかり色あせてしまいました。これから華やかな時代を振り返りつつ、カーキ色になっていくことでしょう。



今回の大雨で亡くなられた方々にお悔やみと、また被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする