私たちを見ずに 道をあるくな。

　4日前、片目ですが白内障手術をしました。
　次の日に眼圧が異常に上がって、主治医があたふたしましたが、何とか収まり今安静中です。眼のほうも昨日から少しずつデジタル生活へと戻ろうとしています。
　今日　眼科への往復では桜、シデコブシの花が満開であることを楽しみました。でもそれより足元の花を見る楽しさをとどけます。

＜私こそ春＞



排ガスの
吹き荒れる中
スミレ咲く
私を見ずして
春だというな




＜通せんぼ＞



か細い手
スノーフレークが
通せんぼ
見てくれないと
釣鐘落とす




＜座り込み＞



その車
止まりなさいと
座り込み
ラベンダーたちが
腕　突き上げる




＜引っ込み思案＞



おずおずと
ノゲシ咲けども
見てほしい
首長くして
人通り待つ



＜ホトケノザのチェック＞



あの車
春を愛する
こころなし
ホトケノザたちの
チェックは厳しい



＜外来種からひと言＞



ミミナグサ
日本の春が
大好きで
ヨーロッパから来た
私を見てね




＜ムスカリの陰謀＞


　
ムスカリが
見てくれないから
増殖中
道埋め尽くし
雪崩を起こす

靴を履くということで、けがをしなくなりました。でも失われたこともあります。

＜足元を見よう＞



足元へ
目が行くことで
歓も得る
靴履いたので
不幸も始まる