前回の紫の花特集でも今年の冬の暖かさを書きましたが、2月に入って一層春への勢いが加速しています。一度きり言い訳のように雪がちらつきましたが、ごまめの歯ぎしりのようなものです。
でも大陸からコロナ気団が張り出して、陰鬱な気圧配置になりつつあります。
紫は赤と青の混合体かつその濃淡によって、いろんな気持ちを写すことができます。
2月の中頃までは、花も近づく春への喜びにあふれていました。
<くしゃくしゃっとした笑顔 プリムラ>

きっとまっすぐ
春が来そうだ
楽し気な
くしゃくしゃっとした
笑顔大好き

きっとまっすぐ
春が来そうだ
楽し気な
くしゃくしゃっとした
笑顔大好き
寒くなるぞ なるぞ と言いながら2月も過ぎていきます。 プリムラが喜んでいます。
<紫の火がつきそう ストック>

こんなにも
強い木漏れ日
降り注ぐ
紫の炎
燃え上がるかも

こんなにも
強い木漏れ日
降り注ぐ
紫の炎
燃え上がるかも
紫のストックの花、常緑樹の下で咲いていますが、日差しが強いので木漏れ日でも火が付きそう。
この時期常連のビオラやムスカリは、当然とっても元気です。
<笑顔のパンデミック ビオラ>

いくらでも
笑顔が増幅
できるんだ
一斉に春を
引っ張り出そう

いくらでも
笑顔が増幅
できるんだ
一斉に春を
引っ張り出そう
<空へとんがり飛び立て ムスカリ>

空へ向かって
とんがれとんがれ
膨らませ
バルーンバルーン
飛びたとう空へ

空へ向かって
とんがれとんがれ
膨らませ
バルーンバルーン
飛びたとう空へ
季節を狂わせる暖かさに、この花は惑わされました。
<幻惑の季節 アメジストセージ>

幻惑の
季節は続く
そよ風は
花を惑わし
アメジスト光る

幻惑の
季節は続く
そよ風は
花を惑わし
アメジスト光る
近くの庭で、アメジストセージを見かけました。 これは秋の花です。
やはり近くのディサービスの玄関では、鉢のサイネリアが輝いています。
<紫のネオンサイン サイネリア>

陽が射せば
ぱあっと輝く
紫の
ネオンサインが
春を報せる

陽が射せば
ぱあっと輝く
紫の
ネオンサインが
春を報せる
お供えの花瓶のスターチスに強い陽が射しこみました。 強烈に輝いて、だいぶ前に行ったサンディエゴで、雑草として木漏れ日の中咲いていたスターチスをおもいだしました。
<花燃える スターチス>

カーテン揺れ
一筋の光に
花燃えて
夏のサンディエゴの
陽だまり想う

カーテン揺れ
一筋の光に
花燃えて
夏のサンディエゴの
陽だまり想う
ところが2月下旬、コロナウィルスとともに天候も怪しくなってしまいました。
ホトケノザ、そして改めてプリムラの登場。
<雨に舌打ち ホトケノザ>

如月の
雨に舌打ち
聞こえるよ
同じ降るなら
雪眺めたい

如月の
雨に舌打ち
聞こえるよ
同じ降るなら
雪眺めたい
せっかく暖かくなったのに、冷たい雨。 でもまだ2月。同じ冷たさに耐えるのなら雪だって見たい。
<明日は? プリムラ>

雨過ぎて
薄日にほっと
背を伸ばす
明日は晴れるか
また雨なのか

雨過ぎて
薄日にほっと
背を伸ばす
明日は晴れるか
また雨なのか