「やさしさと生きる喜びに出会える春」
星野富弘 花の詩画展に行ってきました。
口に筆をくわえて作画している絵のことはかなり前から知ってはいましたが、原画を見るのは初めてです。
脊椎を損傷し手足の自由を奪われたのは24歳のとき。
自暴自棄になるのを救ってくれたのは三浦綾子さんの「塩狩峠」だったそうです。
推理小説一辺倒だった私が、何がきっかけだったのか高校のときに読んで衝撃と感銘を受けた本でした。
当初書けたのは黒い点、それからアという形になり・・・
どんな逆境においても努力すれば報われるのだと改めて思わされます。
目を近づけて食い入るように見ては、「すごい」のため息。
バックを塗った桜の絵に白い文字をのせるのなんてかなり大変だと思うのですが。
これがくわえた筆で描かれた(書かれた)とはとても思えません。
レイアウトが秀逸で、こんな味のある文字を書きたいものです。
五体満足なんだからもっと努力しろよ、努力が足りないよの声が聞えてきそうです。
故郷の群馬県勢多郡東村(現みどり市)の自然の素晴らしさ。
今は廃校になったという木造の校舎、春花盛りの駅舎・・・日本の自然は本当に美しい。
観覧料500円で、とても贅沢な時間を過ごすことが出来ました
「失ったものが大きいほど与えられるものは大きい」
もうすぐ一年がたつ大震災について、こんな風な言葉がありました。
お城の下の高知県立文学館で3月31日まで開催中(会期中休館日なし)です。
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