『鏡よ鏡、壁の鏡。世界で一番美しいのは・・・・?』
仮縫いもサクサク進んで、第3回。
洋裁の匠は、他の仕事で忙しい合間に教室まで来て、細かくお直しをしてくださっています。
普通のダンス用ドレスとは生地も造りも違うため、お師匠様からも色々アドバイスをしてもらいながらの作業なのです。
特にスカート部分は厚みのあるサテンに刺繍が入って、布地自体が重くできているので、匠もかなりタイヘンな思いをしているようで
今回は、試着したところでお師匠様が一言。
「そうねぇ・・・ちょっとそのまま踊ってみて? 」
「は~い・・・っ! 痛ッ」
仮留めピン付きの状態で、うっかり動き出してしまった一の弟子。
ピンをはずして、ワンス・モア。
「あぁ・・・う~ん、背中がちょっと浮いてくるわ。ココ、切り取っちゃいましょうか」
言うが早いか、お師匠様は背中のジッパーをじゃじゃじゃッ、と中ほどまでおろし、生地をぐいぐいと内側に折り込みました。 (写真参照)
背中は首の付け根くらいまでを覆うデザインだったのですが、ホールドして上体を反らせて踊ると、身頃の上の方が浮き上がって、シルエットが崩れることが判明。
どの辺りまで露出するかは未定ですが、かなり背中の開いたカンジになりそうです。
お直しは急ピッチで進んでいるので、そろそろアフター編をお届けできるかな
待て、次号!