日比谷から大手町に向かう丸の内仲通りと有楽町東京国際フォーラム正面からの道がクロス所に
フランス料理 Brasserie Lecrin AUX AMIS(ブラッスリー・オザミ)がある。
この店は、ブログメイトの方から教えてもらった。
この界隈は懐かしいところで、社会人初めての勤務地で、
過激派に爆破された三菱重工ビルが近くにあり、昼休みの轟音と舞い上がる煙に驚き、
深夜ともなると人通りが途絶え、カップルの映画のようなシーンの名所でもあった。
その頃は、飯も食えずに残業していたので、石でも投げてあげたいほど不愉快だった。
と記憶している。
(写真)近代遺跡と超高層ビルの不思議なハーモニー
そんな危険で不愉快なところも、今では昔を思い出せないほど三菱村が激変している。
丸の内仲通りを三菱仲通りとも呼んでいるほど三菱系会社のビルが多かった。
三菱商事の跡地には、古き良き時代のモダニズムの銀行の建築物が持ってこられ、
その背後には超高層ビルがニョキ~と伸びている。
ちょっと前までは、皇居の東側に当たるため皇居が覗けないように建築物の高さ制限があり、
腕の確かなゴルゴ13からの射撃を防いでいた。
ちょうど12階ぐらいの高さで統一され、ヨーロッパのような地域・都市としての意志を持った
大人の或いは成熟した街並みを呈していた。
いまは、摩天楼となりニューヨーク化し、何を目指しているかよくわからないが、
ビジネス街から何かに変貌しつつある。
生活する場ではないので、非日常的なハレの場であることは確かだが、
六本木、汐留とは異なるゾーン開発になるのだろう。
汐留は、近場に銀座・新橋があるので、ビジネス街としての機能だけでもよかったが、
丸の内には新橋的な機能がない。
ビジネスマンの食を満たすところがないと、怒りっぽくなり石を投げたくなったりする。
オザミは、そんなど真ん中にあるので、行列が出来るほど人気があり
人気があると従業員は頭を使わなくなるので、サービスが劣化するので心配だ。
行列が出来た店は行かないというのが昔の鉄則だったが、
最近は、行列のできる前に行くという風に軟弱になってしまった。
先日は、神田やぶそばの行列に並んでしまったりした。
(写真)白身魚の蒸したものにキャベツ添え
さて味だが、このソースは抜群にうまかった。
柔らかく、やさしく、かすかにバターの味がするが十分にコクがあり
キャベツと白身魚をおいしく引き立てていた。。
フランス料理を見直した。
上野駅にあるフランス料理 Brasserie Lecrin(ブラッスリー・レカン) 、
そして、Brasserie Lecrin AUX AMIS(ブラッスリー・オザミ)
なかなかいいぞ。フランス料理は。
バターリッチでゴテゴテしていると敬遠していたが、そうでもなくなってきている。
もう少し食べてみないとダメだな、ということと、オザミのソースを作ってみようという気になった。
コックマインドを刺激されたオザミとレカンだった。