モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

レースラベンダー・ゆづきの花

2009-09-12 07:42:46 | ローズマリー&ラベンダー

(写真)レースラベンダーゆづきの花


「レースラベンダー、ピナータ」の原産地は、アフリカの北西沿岸にある現スペイン領の島、カナリア諸島だが、

日本で作出された珍しいレースラベンダーがある。
作出者は愛知県田原市の福井恒芳氏で、2008年12月に品種登録の出願がされているので最近作出された新品種でもある。

「ピナータ」は薄紫の花色だが、 「ゆづき」はこの花色が脱色したような色合いであり、白に淡い紫がかすかに残っているような花色だ。

キメラ斑入りの「ゆづき」?
どこが珍しいのかを日本最大の花卉市場である大田市場の花卉部のブログから紹介すると、「ゆづき」はギリシャ神話に登場する『キマイラ(Chimaira)』のようであると推測している。

ギリシャ神話の『キマイラ』は、ライオンの頭と山羊の胴体、蛇の尻尾を持つ伝説上の怪物であり、理屈ぽくいうと複数の遺伝子情報を有する個体ということになる。

植物では、"斑(ふ)入り"、種類が異なる植物の"つぎ木"から出た芽などが複数の遺伝子情報を持つ植物ということになるようだが、
「ゆづき」の場合は、花の色素が消えて白い色となり、茎の葉緑素が消えて黄色となるところから“キメラ斑”ではないかと推測している。

なるほど、“斑入り”ということは、花とか葉などの色素の一部を欠落させるので、違った色が出てくるということがわかった。

江戸時代の日本の園芸技術は、この“斑入り”が進んでいたようであり様々な“斑入り”植物が作られていたようだ。
後ほど改めて調べることにしよう。

(写真)「ゆづき」の立ち姿
        

レースラベンダー・ゆづき
・ シソ科ラバンデュラ属の半耐寒性の常緑性低木。
・ 学名は、Lavandula pinnata ‘yuduki’。農林水産省品種登録商品。
・ レースラベンダーともいわれるプテロストエカス系のラベンダーから選抜育成された品種。作出者は愛知県田原市の福井恒芳氏で、2008年12月1日に品種登録を出願。
・ 原産地は、カナリー諸島、北アフリカ・地中海沿岸。
・ 樹高は30-50cmで、灰緑色のシダのような切れ込みがある葉、10cmほどの長い花穂に淡い白紫の花が咲く。
・ 開花期は3-11月。花後に花穂を刈り込むと長期間咲き続ける。花穂が一杯出た場合は間引きすると良い。
・ 夏場の取り扱いに注意。風通しの良い半日陰か1日二回の水遣りで水切れに注意。

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ローズマリー‘サンタ バーバラ ブルー’の花

2009-09-11 09:47:30 | ローズマリー&ラベンダー
(写真)ローズマリー・サンタバーバラ ブルーの花


ローズマリーの中でも逸品といわれている「サンタバーバラ」の花を手に入れた。

匍匐性のローズマリーで、淡いブルーの花色と明るい緑色の葉に特色があり、葉の色を除くと、カリフォルニア、サンタバーバラのデ・フォーレスト夫妻の庭園で作出された「ロックウッド デ フォレスト」にとてもよく似ている。

段差のある石垣から垂らす、或いは、鉢植えでハンギングすると多花性でもあり見事な生垣になるようだ。


この「サンタバーバラ」の作出の由来は良くわからないが、初期の頃はカルフォルニアの小さな園芸愛好家のサークルのみで知られていたようであり、作出に関わったのか広める役割をしたのがジム・ロックマン(Jim Lockman)のようだ。

ロックマンは、カリフォルニアのオークランドに住む生態学者・園芸家で、1997年にバークレーにあるフランシスコ神学大学の庭園の設計をしたことでも知られている。

このフランシスコ会派は、自然の中で学ぶことを愛しており、ジム・ロックマンは、彼が研究したアマゾン流域のジャングルをイメージする庭園を設計したという。

(写真)匍匐性のローズマリー・サンタバーバラ
        

ローズマリー‘サンタ バーバラ ブルー’(Rosemary 'Santa Barbara Blue')
・ シソ科マンネンロウ属の半耐寒性の常緑低木
・ 学名は、Rosmarinus officinalis ‘Santa Barbara Blue’。
・ ローズマリーの原産地は地中海沿岸。この品種に関しては、米国カリフォルニアで作出された交雑種のようだ。
・ 樹高30cmで匍匐性があり鉢植えが適していてハンギングなどで愉しむ。
・ 四季咲き性で淡いブルーの花が咲く。
・ 日当たりが良い乾燥した土壌が適しているが、半日陰、気温の高いところでも育つ柔軟な性質を有している。

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明り障子に写る秋の陽

2009-09-09 10:50:11 | 街中ウオッチング
気持ちのよい秋の瞬間です。




フッと見たら、そこに秋があった。

光りは真上から斜めに変わり、その光りが影を生み出す。

影は障子に映りこみ、明りを取り込む。

外の世界をさえぎって取り込む障子の美しさは、陰影で描かれ、

そして、気持ちのいい空間が創られる。

写真は、野田市にある『住吉』。そばと銘酒が魅力。
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秋刀魚のポワレ マスタードソース

2009-09-08 08:24:02 | 男の料理
これから旬の秋刀魚。焼き魚を大根おろしポン酢醤油で食べるか、それとも・・・・といった時の一品を紹介したい。
これは簡単で、なかなかいける。一応フランス料理かな~。
ソースは、あるもので作ったが応用範囲が広そうだ。

(写真)秋刀魚のポワレ マスタードソース
    

まずは、材料から

【材 料】 (4人分)
サンマ  4匹
塩・コショウ    少々
サラダ油      適量
<ソース>
白ワイン      50㏄
だし汁       水大さじ3杯+ケチャップ小さじ少なめに1杯を溶かす
牛乳又は生クリーム 大さじ1杯
バター       5㎜厚さの1/2片
塩・コショウ    少々
マスタード     小さじ大盛り1杯

<付け合せ>ある材料で何でも
ネギ        1/2本

【作り方】
1. サンマを下ろし、塩・コショウをする。
2. フライパンにサラダ油を熱して、皮を下に中火で焦げ目ができるまで焼く。皮がパリッとしたら裏返して弱火で火を通す。この時に付け合せのネギも入れて火を通しサンマとともに取り出す。
3. 鍋に白ワインを入れて軽く沸騰させ煮詰め、だし汁、牛乳、バターを加えて沸騰させる。
4. 塩・コショウで味を整え、火を止めてからマスタードをくわえて混ぜる。
5. お皿にサンマとネギを盛り付け、マスタードソースをかけて出来上がり。

【評 価】
こんがりとパリッとした秋刀魚にちょいピリッとしたマスタードソースは妙におこげとマッチして秋刀魚の脂の味を消す。
味が淡白な魚ではソースが強く立ち、味が強めの秋刀魚では同等の力関係を発揮する。
応用性がありそうなソースだ。


一応フランス料理といったが、本番はだし汁が違う。
ここでは、水とトマトケチャップにしたが、これは実践的なだし汁なので困った時に利用するとよい。
本番のだし汁は、子牛の骨やスジから取った“フォン・ド・ヴォー”か、鶏手羽先から取った“ジュ・ド・ヴォライユ”を使うが、ないのでトマトケチャップを使った。

ということで、フランス料理風の秋刀魚のポワレでした。
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総選挙の総括③:あれから1週間、ダメ出し3

2009-09-07 00:16:23 | ニッポンの政治
民主大勝、自民惨敗からちょうど1週間。
ヤッパリというか、起こるべきことが起きている。

その1、新聞・テレビの悪しきワンパターン報道。
『小沢幹事長内定、権力の二重構造か?』
テレビ・新聞ともワンパターンにこの見出しで埋め尽くされている。
ジャーナリズムは、先入観念を持った決め込み取材で、聞く耳がないか、見る目がないか、足を使って取材する筋肉がないか、手を抜きすぎているようだ。
そろそろこのワンパターンは止めて欲しいな!

308人の当選した民主党の新しい幹事長として、どんな政治をしたいと考えているのか小沢幹事長にインタビューしてからニュースにして欲しい。
インタビューできていないから昔の手法を今度もやるのではないかという妄想・幻想を抱いて、先入観年で読者・視聴者を惑わしている。
頭で考えないで、足で勝負して欲しいね。

特に、テレビ・新聞の政治部の人間は、派閥の内紛・内実に終始した自民党政治に毒され、聴いていても嫌な人間に育ったなということを感じる。社会部とか経済部、或いは文化部と入れ替える時期にあるのではないだろうかと感じる。
この意見は、かなりの方に共感をもらえるのではないかと思うので、ジャナーリズムのあり方の危機的状況かとも思う。
メディアの経営者は、自分のところの商品(コンテンツ)の劣化にもっと真剣になるべきかなと思う。


その2、『官僚の抵抗』:先が読めない官僚と悪事を隠したい官僚は抵抗する!
官僚の抵抗が話題になること事態がおかしい。
抵抗自体は悪ではないが、抵抗してもクビにならない、左遷されない、降格しないという既得権益に安住して抵抗しているのでどうしようもない弱虫だ。
抵抗する官僚は新しい環境に適応できない自己改革できない弱虫だといっても良さそうだ。さらに、既得権益がなおされていないこと自体もおかしい。

現在の職もない厳しい社会で、これはまさに特権階級であり不平等すぎる。民間同様に労働三権(団結権、団体交渉権、団体行動権(争議権))をあげて、クビ、降格をも可能にすべきだろう。

その上での抵抗をして欲しい。民間での抵抗は、家族を含めた将来の生活をかけた抵抗をしているので見習って欲しいものだ。

で、抵抗はあるのかというと、現状認識をきっちり出来ない頭の悪い官僚、或いは、自民党政権時に暴かれたくない危ないことをやっていた官僚は抵抗するだろう。情報を開示しない官僚はこの後者に属するのだろう。

先が読めない官僚へのアドバイス
・ 期待の自民党は、4年後以降でなければ復権できない。この4年間は抵抗するにしても長すぎるくらい時間がある。
・ 民主党及びみんなの党まで含めて、公務員の制度改革は衆議院・参議院を通過する数を有している。この制度改革は、限りなく民間に近づくと思うので、降格・配置転換・懲戒免職などができるようになるだろう。抵抗しすぎると、このコースに直ぐ進むよ~。
・ 何よりも、政権交代が可能なことになったので、政党と癒着し官僚の利権を追及する仕事の仕方自体が出来なくなる。国民に奉仕するサービス業に転換しない限り官僚の存在価値が高まらない。自らの仕事の目標を考え直す時期でもありそうだ。
・ いま官僚をやめても職がない状態にある。もし職があったとしてもぬるま湯につかってきたところがあるのでゼロから出発する気持ちがなければ後悔する。官僚として我慢した方が良さそうだ。

これだけがわかっていれば、『抵抗』は無意味であり無価値であると思うが抵抗する官僚はどう考えるのだろう。

馬鹿か、悪事を隠したいと思われてもしょうがないかな。

民主党小沢さんの秘書が逮捕された政治献金疑惑に関わっている自民党国会議員の件で、匿名の政府高官談話として「自民党からは逮捕者は出ません。」と話したのが元警察庁長官で漆間 巌内閣官房副長官(官僚のトップのポジション)だったが、
この人物が、官僚の抵抗に関してこれを是認し抵抗を鼓舞する発言をした。
まあ~ご本人は、民主党に首にされるだろうから、言いたいだけいってやれというお気持ちかもわからないが。

民主党政権は、この御仁を“クビにしてはいけない”と思う。
このような御仁は、大事に扱い敬して楽できるように全ての仕事を取り上げ、辞表を書いても受け取らずに慰留し寒風にさらしておいたほうがよいと思う。
やはり抵抗勢力のさらし者を意図的に作ることもメッセージであり、これだけの実績を積んだ御仁なので遠慮はいらなそうだ。
ましてや、天下りなどさせてはいけない。

その3、『燃えない自民!。老人の妄想と言語障害の中堅若手』
なんか死んでしまったかという自民党になってしまった。
郵政選挙で大勝した自民党が、小選挙区制度はおかしい。選挙制度を見直すべきだと言い出すにいたっては、自分たちが負けたのではなく、選挙制度に負けたと言い訳しているようでどうしょうもない。

ジイ様はダメだと思う。石破茂頑張れといいたい。

この一週間のダメ出しはこの三点かな。
自民には不満があり、民主には不安があるとよく言われるが、正しくは、官僚には不満があるが、自民には不安がある。というのがこの7日間だと思う。

民主党の考え方は、実証されていないが、自民党には出来ない経済の成長政策を有していて、“コンクリートよりも人に”という経済政策の考え方は素晴らしい。
何とか4年間で実証して欲しい。そうなると日本の社会全体が大きく変わる。

ついでにダメ出しの追加をすると、
『経団連は日本の経済活動をする企業の意見を代表しているのだろうか?』
という疑問がある。
経団連は、財界総本山といわれ優良企業が会員であり、今回の金融危機で首切りもすばやかったキャノンとかがリーダーとなっている。
危機になってはじめてわかる真実がある。経団連に加盟していない中小企業のほうが雇用を維持していて、日本の企業としての或いは日本国民としての責務を守っていそうだ。

経団連は、加盟社の企業の雇用に関しての現状を調べたことがあるのだろうか?
この疑問に答えて情報公開してもらいたいものだ。

経団連は、どうも民主党が取ろうとしている経済政策とマッチしている経済団体ではなさそうな気がする。日本のごく一部の企業の代表であり最大の疑問は雇用の疑問である。

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シナモンバジル(Cinnamon Basil)の花

2009-09-06 10:20:53 | その他のハーブ
(写真)シナモンバジルの花


紫の茎、明るい緑の葉、ピンクが入った花、そしてシナモンの香りと特徴があるメキシコ原産のバジルで、
日当たりが良い肥沃な土壌で水切れに注意すると順調に育つ。

サラダやドレッシングに香り付けとして利用すると良さそうだが、まだ使ったことがない。サラダなどで利用する場合は、花穂が出たら摘み取り花に栄養を与えないようにする

観賞用としても適していて、60㎝程度に育つので、間隔を取り群生させると美しい。

(写真)シナモンバジルの立ち姿
        

シナモンバジル(Cinnamon Basil)
・ シソ科メボウキ属の耐寒性がない一年草
・ 学名は、Ocimum basilicum ‘Cinnamon’。別名Mexican Bacil
・ 原産地はメキシコで作出された栽培品種
・ 草丈60㎝だがいまは20㎝程度で茎・葉にシナモンの香りがかすかにする。
・ 光沢がある緑色の葉、紫色の花穂、そして淡いピンクが入った花のコンビネーションが美しい。
・ 開花期は7-10月
・ サラダ、ドレッシングなどに利用する。何事も花が咲く直前までが美味しい。

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日本橋さくら通り探索

2009-09-05 11:39:09 | グルメ
『池田町 レストラン十勝』と喫茶&バー『ぺしゃわーる』

『レストラン十勝』
十勝ワインで有名な池田町は、最も近い釧路からJRで1時間30分もかかるところにあるということがはじめてわかった。
チーズなどの乳製品にはお世話になっていたが、ワインはあまり飲まないので味見程度、牛肉にいたってはまったく食べたことがなかった。

日本橋高島屋界隈を散策していて、何もなさそうだなと思っていたところ東京駅八重洲方面から高島屋に向かう“さくら通り”という並木道があり、ここに十勝ワインとステーキの店『池田町レストラン十勝』があった。

(写真) 看板
   

よく確認できなかったが、池田町にある「池田ワイン城」の4階にある町営レストラン十勝の姉妹店のようだ。
ということは、経営者は池田町役場ということになるのだろうか?

十勝の産品、町営に興味を引かれ地下に降りていった。
13時から十勝牛のステーキランチというのが千円であり、これ以外気になるモノがあいにくなかった。ついでに、あまり飲まない十勝ワインの赤を頼んだ。

(写真)野菜スープとステーキ
   

   

最初に野菜スープとサラダが出てきたので、この野菜スープをいただいたが、シャキッとした歯ごたえの野菜がありこれが意外と美味しかった。
煮崩れないシャキッとしたこの感覚は初めてに近く、なんだろうなと気になったので尋ねたら「企業秘密です!」ということで教えてくれなかった。

おい~おい~、池田町の野菜を使っているならば、これをPRする気はないのかという疑問を抱いたが、池田町の野菜を使っていないので教えられないのかもわからないと思いなおし、深く突っ込むことはしなかった。

よくきざなラーメン店で、美味しい汁のことを聞くと、同じように「企業秘密」と返ってくる。競争が激しくすぐ真似られるのでしょうがないとは思うが、
美味しいと思った人の頭にその美味しさのワケを叩き込むことは、口コミなどで重要な働きをすることを知らないのだろうか?

ならば、その狭量を口コミで言ってやろうという客の心理を知らないのだろうか?

大体、狭量な店に次に行くと客足が衰えていることが多く、さらに久しぶりに行くと店がなくなっている。ラーメンの競争が激しいのか、狭量なところが見透かされたのか真剣に調べたことがないが、繁盛していたのにだんだん選ばれなくなったことは間違いない。味だけで人は店を選ばないということだろう。

大体これで、勝負ありかなと思った。
後は時間つぶしをするだけだった。

まあ~町営だから成り立っているのか、安い値段でステーキが食べれるので成り立っているのかよくわからないが、経営の仕方をうまくやるともっと繁盛するし、池田町の物産を広められ通販でも売れるのではないだろうかな?
とも思ったりした。


喫茶&バー『ぺしゃわーる』
さくら通りに出て、タバコが吸える喫茶店を探し、「レストラン十勝」の斜め前あたりに『ぺしゃわーる』という地下に行く喫茶店があった。

おっと、お気に入りのクラシカルなバースタイルの喫茶店ではないか。
入り口正面に細長いカウンターがあり、その両サイドに個室ぽくなる10名ぐらいが座れる椅子席がある。

若い時ならばデートで個室ぽい所を使ったのだろうが、今はカウンターで一人で飲めるほうがうれしい。

頼んだブレンドコーヒーは、小さいカップに思いっきりカフェインを絞り込んだストレートコーヒで、久しぶりに強烈だった。ミルクを入れても強烈であり、相当の量の豆から搾り出したようだ。
一杯630円、喫茶タイムに一日50人が来たとして31500円。
家賃を払っていたらこれでは厳しいだろうな~

夜は19時からバーになり、2時まで開いているようなので夜の経営状況も見てみようかなと思った。

東京では良質なカウンターバーがつぶれて減っているし、喫茶店も減っている。
一人で飲む大人が減っているのだろうか?
それとも孤独に耐えられず自分とも戦いたくない人間が増えているのだろうか?
カウンターバーは初めての客が来ると、カウンター全体が凍りつく瞬間がある。これに耐えられると一見の客から昇格し仲間として迎えられるのだが、ワカラナイだろうな~。

この『ぺしゃわーる』意外だったのは、ホテル・ニューオータニの本館にも出店していることだった。

初めての店は、失敗もあるし意外な発見もある。
だから街の探索は面白い。
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ブータン・ルリマツリの花

2009-09-04 08:25:49 | その他のハーブ
8月に咲く花が少なく、やっと花を取り上げることが出来るようになった。
9月は、来年の入れ替えも含めてガーデニングの月にしよう。

(写真) ブータン・ルリマツリの花


夏から秋にわたって美しいブルーの花が咲く。
この花は、ヒマラヤの標高2200-4000m地帯が原産地であり、耐寒性があり半日陰でも育つが夏場の乾燥に弱い。

一日花のようであり次から次へと枝の先に花をつけ、
晩秋には葉が紅葉するが、この直前の頃の秋の陽に咲くブルーの花は特に美しい。

日本でも人気が出てきた一種のようだが、意外と情報が少ない。
枝ぶりがちょっと変わっていて、垂直に伸びずに斜め上方と横に広がりまるで動物の角のような印象を与える。
地植えよりも鉢植えとして玄関先におくと、特色があるだけにこの一点だけで十分に見栄えがある。

和名の「ブータン・ルリマツリ」は、原産地ブータンに咲く「ルリマツリ」に似た花ということでつけられているが、中国原産の「ルリマツリモドキ」に良く似ている。
ちなみに「ルリマツリ」の原産地は南アフリカ・ケープ地方。

(写真)角のように伸びるブータン・ルリマツリの枝ぶり
        

ブータン・ルリマツリ
・ イソマツ科ケラトスティグマ属の耐寒性がある半常緑低木。
・ 学名はCeratostigma griffithii C.B.Clarke。英名は、Plumbago, Griffith's。和名がルリマツリに似ているのでブータンルリマツリ。
・ 原産地はブータン、ヒマラヤの標高2200-4000mに自生する。
・ 草丈1mほどに成長するがいまは30cm程度。葉は晩秋に紅葉する。
・ 晩夏から秋にかけて瑠璃色の小輪花を咲かせる
・ 耐寒性耐暑性強い
・ 水はけが良く陽のあたるところ。夏場の乾燥に弱い。
・ 繁殖は挿し木、株分け。

命名者:Clarke, Charles Baron (1832-1906)
クラークは、英国の植物学者で英国殖民地の行政官でもあり、1865年から東部ベンガル・インドの学校及びカルカッタ植物園の管理者を勤めた。
この間にベンガル、アッサム、カシミール、ネパールとブータンを旅行し、植物の採取を行っており、この地で143もの新種を採取しているが、ブータンルリマツリは彼が採取したかどうかは確認できない。

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わがまま贅沢

2009-09-03 05:59:43 | グルメ
名のある店に自分の食べたいモノがメニューとなる
ということをやってみたかった。
これが出来そうだ。

神田神保町の古本屋さんに行った帰りは、飲む前の腹ごしらえとしてすずらん通りにある「SANKOUEN」という中華の店に立ち寄る。

この店のお気に入りは、一人で食べるのに適しているウエイティングバー的なカウンターがあることだ。さらに、目の前に瓶だし紹興酒の瓶があり、秋から春にかけてはこの紹興酒を常温で一杯だけ食前酒として飲むと美味しい。

ここで、メニューにないものを頼んだりする。
最初の頃は、さほどわがままを言ってもいけないので、仕上げとしてチャーシュ麺のチャーシュー抜きでネギだけのつゆソバなどを遠慮がちに頼んだりしていた。
一度これが可能になることがわかると、メニュー以外でおいしものなどを言うことになる。

最近は、“オイスターソースだけで炒めたヤキソバ”というのを頼んだ。
これは、四谷にある嘉賓という中華の店の名品で、自宅でも作って食べる。

出来てきたものは、嘉賓のヤキソバとは程遠いが、これはこれでありというものだった。
しかし特色がないので売り物とはならないだろうと思ったので、後味の単調さを直すといいものになりそうだと話して帰った。

しばらく時間がたってから行ったら、香港から麺と醤油を取り寄せこのヤキソバにチャレンジしていることがわかり、日にちを決めて試食に行った。

(写真)試作品のヤキソバ


この写真がその二度目の試作品だが、前回よりは数段に美味しくなり麺と醤油を取り寄せただけのことはあった。
だがまだ物足りなく、後味の単調さが直っていないので、前菜で頼んだ唐辛子入りの白菜の酢漬けの残り汁をかけてみると、これが良かった。

お店へのアドバイスとして、唐辛子の辛味を入れるとバランスよく美味しくなるということを意見としていった。

三度目は友人たちと夕食に行った時だが、(写真は撮り忘れました)仕上げそばとして頼んでみた。
白髪ネギがちりばめられたヤキソバに、唐辛子油が添えられ見た感じが完成品のようでもあった。

全員が美味しいという評価であり、これならいけるのではと思った。
スタート時は、四谷の嘉賓のヤキソバであったが、味的にはオリジナルになり特色があるシンプルなヤキソバとなった。唐辛子のオイルをかけるとまた新鮮な味となり、締めの腹ごしらえとして適した一品となった。

いよいよメニューとして登場するようだ。
応援しなくちゃ~。

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総選挙の総括② :自民党は再生できるか?

2009-09-01 20:27:46 | ニッポンの政治
これからの関心・楽しみは、 『官僚の抵抗』に尽きる。

しかし官僚は、民主党だけで308議席、公務員制度改革に賛成する他の多くの野党を含めると320議席以上を有する強力な国会の権力にいつまでも抵抗できるはずが無い。
しかも、意志を明確に出した国民を敵に回せる度胸があるだろうか?
見てみたいものだ。

『官僚の抵抗』は機会があれば取り上げるとして、
官僚が抵抗しても大儀がなさそうだと気づくであろう『自民党の再生』を検討してみることにする。

結論から言うと、「自民党の再生」は難しいと思う。相当の時間がかかりそうだ。それほど完璧に“民意”に砕かれてしまった。
仮に、来年の参議院選で新生自民党が大勝したとしても、次の衆議院選で過半数以上を占めるまで政権復帰というリアリティが生じない。

困ったことに新生自民党の再生には、時間がかかりそうな理由がある。
その要因は、今回の選挙で落選して欲しかった人が最後の最後に生き残ってしまったからだと思う。

この意見は、
新生自民党は、“過去の栄光にしがみつく翁”を排除しない限り早期に(といっても次の衆議院選までの最大4年後)政権を獲得出来ない、と考える中堅・若手の思いと一緒だと思う。

しかし現実は、敗戦処理に相当額の支払い(借金)があり、議員が減ったために政党助成金も大幅に減り、また、当然政党への献金も減るだろうし金欠病に陥ることは明白だ。
中堅若手だけではこの現実的な問題を処理できないので、“翁”の金力に頼らなければならない。

新生自民党の新しいアイデンティティは、きっとこれらを理解できないし認めたくない“翁”との連携なしには出来上がりそうも無い。
だから、中途半端なものとなり、再生に時間がかかるという見方が一般的に支持されると思う。

民主党は13年かかって政権を獲得したが、よほどのことがない限り、二回の参議院選と一回の衆議院選がある5年後以降になるのだろう。
“翁”の声が大きいほどもっと時間がかかるかもわからない。

その翁が誰かというと、自民党を119議席まで減らした功労者で、貢献度大なのが麻生首相、同程度で福田・安倍・森元首相だと思う。その政権をたらいまわしして飽きたら放り投げる無責任さと見通しの悪さは貢献度一級ものだろう。
その次ぐらいに自民党道路族のドンで派閥のボス古賀誠がいる。彼は奇才小泉元首相の真似をして総選挙を茶番にしたことで自民党の幕を引くとどめの一撃をはなった。

この5人は小選挙区で当選してきたので志気も高く、これがかえって新生自民党の大ブレーキとなりかねない。
生き残った若手の気持ちには、“こんな世界に誰がした”という恨みがあり、気持ち的には相容れることは難しいだろう。

その次ぐらいに貢献したのは、地元小選挙区では見放され比例区で復活した重鎮がいる。もちろん、自民党を破壊した貢献度は間接的にだが高いものがある。
例えば、麻生下ろしの中心となった中川秀直・武部勤元幹事長、麻生首相を支えた派閥のボス伊吹派の伊吹文明、町村派の町村信孝などである。

これらの翁が活躍する自民党は、新生というよりも焼け残り組みというイメージになるので、焼け残ったバラックで雨露を凌いでいる印象が強まる。そして、何よりも重要なのは自民党を崩壊させた貢献者たちに中堅若手がついていくのだろうか?
分裂の危機もあるだろう。

ということを“翁”は読んでいるので、裏に引っ込み表を操る人形遣いを目指すのだろう。

そのリトマス試験紙として、翁の出方を読むために、新生自民党の総裁として森、幹事長に古賀という風説が流れているという。
翁たちがこれに乗ったら、さらに崩壊をすすめかねない。

自民党が再生するのには、石破茂、石原伸晃、舛添 要一などの中堅クラスが10年計画を持ち目標に向かっていった方がいい党になりそうだ。この中では、意欲満々の舛添より頑固で粘り強い石破が適していそうだ。

と書いていても、なんか魅力のない党だな~と思ってしまう。

これまでの自民党は、ヒトが前面に出たが、政党は、日本の経営者としてのビジョン・政策がないと評価されないのだろう。
個人政党ではなく、組織としての近代的な政党に変わらない限り政権に戻りえないと思ってしまった。
ガンバレ自民党!焼け野原から立ち上がれ!

新生自民党が政権に戻るのには大分時間がかかりそうだ。
官僚たちよ、民主党に愛されるようにならない限り生きる道はないぞ。
そして、次に自民党が復権しても大丈夫なように自らの使命感を構築しよう。

『政党のための官僚ではなく、国民のための官僚に脱皮しようぜ!』

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