市長選 里道氏が立候補表明
沖縄
2月2日告示(9日投票)の沖縄県浦添市長選で、新日本婦人の会県本部事務局長の里道あけみ氏(67)が29日、同市内で会見し、浦添西海岸への新軍港建設(=那覇軍港の「移設」)ストップなどを掲げ、立候補すると表明しました。
市長選を巡っては、軍港建設を容認する現職の松本哲治市長が昨年11月に出馬を表明。一方、市政野党勢力では調整がつかず、候補擁立できない見通しになっていました。無投票となる懸念も高まる中、軍港建設に反対する市民団体「浦添西海岸の未来を考える会」が25日に、軍港ストップを掲げる候補を「会」として擁立すると発表していました。
里道氏は「西海岸を守りたい、その願いを表現する機会が奪われてはならない」と強調。軍港建設に伴う埋め立てから西海岸の自然環境を守ろうと運動してきた一人として、その思いから立候補を決意したと述べました。
また、▽軍港ストップの市政をつくるか、軍港推進の現職か▽学校給食費無償化で物価高からくらしを守るか、給食費を値上げする現職か―など三つの争点を訴え、市長選に臨むことを明らかにしました。
里道氏の略歴 1957年生まれ。長崎市出身。国立長崎病院付属高等看護学校を卒業。長崎市役所での勤務などを経て、2020年から新婦人県本部事務局長。
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