マイクロスコープで見ると、蓋板(がいばん)の縁に黒い筋がある。
最初は拡大しすぎて、外側の周殻(しゅうかく)が見当たらず、謎のエボシガイか・・?と盛り上がっていたのですが・・
蓋板部分の盛り上がりが大きいフジツボでした。
外来種と決めつけて、(株)海洋生態研究所の海の外来種情報-タテジマフジツボの学名「Amphibalanus amphitrite」で画像検索したところ、「これだ」という画像が見つかり、開いてみると・・・
National Exotic Marine and Estuarine Species Information System
BISMaLに似ているなぁ・・・とページをスクロールしたら、「Smithsonian」と書かれていた。
英語はさっぱりですが・・・閉館後に展示物が動き出す映画のモデルになったあの有名な博物館か・・?
解説の始めには、
「The striped acorn barnacle, Amphibalanus amphitrite, was first described by Darwin in 1854. 」
翻訳サイトによると・・
「アンフィバラヌス・アンフィトライトは、1854年にダーウィンによって最初に記述されました。」
とあった。
何だが凄いつながりができた気がしたけど・・・黒い筋の有無は、種名には関係ないみたいでした。。
ちなみにこのタテジマフジツボの仲間?ですが・・・実に小さく・・・観察したのは2mm以下で、蓋板の黒い筋など肉眼ではとても厳しい違いです(笑)
フジツボについての解説は、
海生研ニュースNo.138(2018年4月—7) 「フジツボ」(前編)-不思議な体の造りとその理由-顧問 加戸 隆介
海生研ニュースNo.139(2018年7月) 「フジツボ」(後編)
がおすすめです。
ポツンと干潟も、干潮時の低潮線辺りの観察ができるチャンスは、今月と来月まで。
あとは潮回りが悪くなり、昼間に潮位20cm以下になるのは来年の3月までお預け。
で・・潮位は30cm程の先日、炎天下の中、サクッと行ってみて、これ等のフジツボを大量に見つけたのでした。
(前回までは一度も見なかったのが大量に発生しているなんて・・海の環境はあっという間に変わるというやつですね)
激しく乾燥している手前の部分も、普段は海水中のエリア。
波打ち際辺りの石。
なんとなく緑ぽく見えるところは・・
フジツボが密集・・・ぱっと見、3種類程はあるように感じます。。(黒はムラサキイガイ?)
このあたり(真ん中より下左)の奴らが、蓋板の縁に黒い筋がある奴らに感じます。(約3倍程に拡大してます)
ボケボケですが・・・曼脚を伸ばした・・甲殻類ぽぃところ・・
ちょっと拡大・・(微妙ですね)
では・・・もう少しわかりやすい動画をお楽しみください(笑)
<ゆっくり編> エビに似ている!?
<ゆっくり斜め横から>
<元気?>
<少しゆっくり・・> 全体像
<上から・・> 集団
以上、本日もご覧いただきありがとうございました。