流れのままに。

いろんなことを好きに語っております。

あなたは、買いますか?

2015-06-14 13:50:04 | Weblog
神戸連続児童殺傷事件の加害少年だった男性による
告白手記本出版に対して、社会的な論議が巻き起こってるね。
否定的な意見が大勢を占めているような印象だけど
僕も個人的には反対だね。

確かに加害者の当時の心理とか、犯行に至ったメカニズムとかに興味はある。
だけどそれを本人が著者として出版するのは、かなり違和感があるね。
何故ならそこに印税収入が発生するから。
つまり、自分の犯した殺人事件を、金儲けの道具にしてる訳だね。

しかも相変わらず匿名というフィルターに守られながら
安全なところに身を隠したままでというのも、気に入らない。
自身が著者として出版するなら、身分を明かすべきだね。
それくらいのリスクと責任は負うべきだな。

なんかこの元加害少年は自己を取り戻すために必要だったとか
出版元は社会的な意義があることだとか言ってるけど
今のところ僕の印象は両者共に金儲けだね。
金がほしくて書いて、金になると思って出版したと思える。

確かにこの人の告白が社会的に有意義な部分はある。
正直どうしてこんな事件を起こしたのか、興味深いのは否定しない。
少年が少年の首を切断して人目に晒すなんて、尋常じゃないもの。
犯罪心理を紐解く上でも貴重な資料となり得るだろうね。

でもね、だったら第三者が聞き取りして、出版するべきだった。
例え本人が手記を書いて持ち込んだにしても
それをそのまま出版してしまうというのは
あまりに社会倫理を無視した行為と言える。

あくまでも本人名義で手記を世に出したいなら
週刊紙などに掲載して、幾ばくかの原稿料を支払えばいい。
大金を手にする可能性がある形態での出版には
個人としてかなりの違和感を覚えてしまう。

だからこそ金儲けの臭いがプンプンと臭ってしまうんだな。
しかも今のところ、印税を償いに充てたいとか聞こえて来ないよね。
ということは、やはり・・・と思ってしまう。
それに対する違和感は、多くの人が感じているんじゃないかな。

手記を自ら出版社に持ち込んだというのも、どうにも気に入らない。
本当に自らの行為を反省してるのかも、疑問に思える。
反省してるなら、それを金にしようとはしないのが正常な心理だろうね。
例えまともな社会生活を送れていないとしてもね。

そこに手を出しちゃダメだろ!という気はする。
何よりご遺族の心情を考えると、とても容認できないな。
傷に塩どころか、辛子を塗り込むような行為だね。
それを考えても、反省してるとはとても思えない。

個人的にはこれは売れてはいけない物だと思うな。
社会的に拒否してるということを示すべき。
もし購入する人は、それが彼の収入に寄与してると自覚するべきだし
それなりの責任を自覚して手に取るべきだろうね。

そもそも書店はこれを店頭に置くべきじゃないとまで思う。
ただ欲しいと思ってる人も、少なくないだろうな。
そこが出版社のそろばんだろうし、目論見でもある。
社会的な論議が盛り上がるのは、いい宣伝だと笑ってるかもね。

出版の自由も発言の自由も、確かに民主主義社会に必要なものだけど
そうは言っても、社会倫理を無視する理由にはならない訳で
何でも有りじゃ無いってことを、社会が自ら示す必要はあると思う。
不快なものは不快だと、はっきり伝えるべきだよね。

更には、歴史的な犯罪者に関連した書籍が出版されると
それに心酔する者が必ず出てくる。
凶悪であればあるほど、猟奇的であればあるほどね。
そういう危険も孕んでるということを、出版社は自覚してるのか?

どうにも無責任に過ぎるような気はするね。
しかも初版10万部って、売る気満々じゃん。
売れてしまうのかねぇ?
日本人の倫理観が、そんなに低くないことを祈りたいね。



今頃って感じ。

2015-06-09 18:54:46 | Weblog
最近ワイドショーなどで目にするようになったのが『空き家』問題。
ただ空き家になってるのが問題なのではなくて
崩れそうだったり、ゴミ屋敷になっていたりと
直接的な危険があったり、衛生上の不都合があることだね。

得体の知れない人間が勝手に住み着くなんて事もあるらしく
防犯という観点からも無視できなくなっている。
まあ隣に崩れそうな空き家があれば、気持ちのいいものでないよね。
街の景観を考えても、確かに不都合はある。

国は税金の優遇を無くすとか、更に懲罰的な税金を課すとか
行政が処理しやすい法整備をするとか言って
所有者を脅して何とか解決を付けようとしてるんだけど
後手に回ってるのは否めない。

先読みできない、なかなか腰をあげない、融通が利かない
というのが日本の政治・行政のお家芸だけど
まさにそれを象徴するようなケースと言っていい。
ここまで問題化しないと分からないんだな。

元はと言えば、安易に新築を認めるところにも問題がある。
中古物件が山ほどあるのに、新築を節操なく許可していけば
早晩こうなるのは考えなくても分かるはず。
将来的に空き家になる潜在的空き家率も少なくないんだし。

ただ行政だけが悪いのかというと、そうも言えない。
日本人はきれい好きということにも関連してくるんだけど
他人の手が付いたものを嫌う人は意外と多いし
多少無理してでも新築を望む傾向がある。

欧米では中古物件を買ってリフォームするのは当たり前だし
自分で出来るところは自分でやるというのも珍しくない。
日本人は何もかも業者任せにするケースが一般的だよね。
そういう意識の違いも問題の根底にあるのも確かだな。

勿論少子高齢化が拍車をかけているのは間違いない。
未婚率も上昇傾向にあるから、今後も空き家は増え続けるはず。
特に団塊の世代が高齢者の中心世代となっているだけに
バタバタと空き家が増えていくのは想像に堅くないね。

売ろうと思ってすぐに売れる物件なら、特に問題は無いけど
それでも実家を売るのに躊躇する人は多いらしい。
まあ家族の思い出が詰まってるんだから、気持ちは分かるけど
もう少しドライでも良いような気はするね。

思い出って形で残すと、案外邪魔だったりするでしょ。
自分の心のなかに残しておくのが一番だと思うな。
僕は結構な読書家だと自負しているけど
資料となるもの以外の小説などは、さっさと処分してしまう。

どんなに好きな作家のものでも、どんなに面白い作品でもね。
そもそも物に執着心が無いというのもあるんだけど。
まあ家と比較するのはどうかと思うけど、こういうのは気質だから
基本的な考え方は少額な物も高額な物もさほど変わらない。

物というのは手放せる時に手放すのがいいんだよね。
手放してしまって後悔する物って、案外少ないよ。
自分の手を離れてしまえば、意外とスッキリするし
執着心も薄れていくしね。

ちょっと話題がずれたけど
空き家を今すぐ減らそうとしても無理なんだな。
数が多すぎるし、相変わらず新築も増えてるし。
ただ少しずつ減らすことはできる。

まず中古物件購入に際して、明らかな優遇措置を取るべきだね。
新築するよりずっと得だと印象付ける。
後はリフォームをもっと一般的になるように周知徹底して
DIYの楽しさでも教え込む事だな。

しかし行政も今頃対策に走ろうとしてるようじゃ遅すぎるね。
どうしてこうも先が読めないのか・・・・
困ったものです。



もはや気軽な乗り物ではないね。

2015-06-04 13:29:44 | Weblog
改正道路交通法が施行され、自転車に対する規制が強化された。
まあ要するに取り締まりをしやすくした訳ね。
勿論これは警察が横暴だとか、弱いものいじめをしてるとかではなく
そもそも自転車の通行マナーが悪すぎたのが原因。

決定的だったのは、重傷を負わせるものを含めて
歩行者との接触による怪我やトラブルが増えたことだね。
注意喚起するだけではどうにもならなかったので
じゃあ法律でしっかり規制しましょうということになった。

一部で弱いものいじめとの批判もあるようだけど
僕は自転車の傍若無人ぶりは目に余るものがあるので
珍しく有意義な法改正だと歓迎している。
特に都会では必要な法改正だっただろうな。

歩行者の間を猛スピードで縫っていく自転車は危険だし
それが日常と化しているのは、異常と言える。
今までは遠ざかる背中に罵声を浴びせるのがせいぜいだったけど
これからは警察が取り締まってくれるので、安心感は増した。

ただ都合よく警察が居合わせる事も少ないだろうし
いきなり自転車のマナーが良くなる訳でもないね。
たまたま行き合えば取り締まってくれるけど
そうでない場合の方が圧倒的に多い訳だし。

子供たちは学校で指導される事もあるだろうから
多分かなりのマナー改善はされるだろうと思うけど
問題は大人連中だろうな。
結局マナーを乱すのは、大人の方が多い。

ただ自転車が車道を走るのも、一概に歓迎出来ない。
車を運転する立場としては、かなり邪魔なのも確か。
動きが読みにくいだけに、なかなか恐いものがある。
抜くときには案外神経を使わされるよね。

オランダみたいに自転車専用レーンがあればいいけど
今のところ日本で整備しようというのは、無理があるだろうね。
本来はインフラをきちんと整備した上で
守らなければ罰しますよというのが道理なんだけどな。

理想と現実はなかなかリンクしてくれないね。
特に日本は政府が先読み出来ない連中ばかりだし
行政も融通のきかない連中の集まりだしね。
今回の法改正も、ようやく感はあるな。

まあ環境整備をしないで法規制に走るのは
日本のお家芸みたいなものだから、怒るだけ虚しい。
そういう国だということは、そういう国民気質だとも言える。
だから政治家や公務員ばかりを非難できない部分はあるかな。

それにしても、自転車は気軽な乗り物では無くなったね。
今後はいきなり警察に止めらる場面も想定する必要がある。
注意で済めばいいけど、下手をすれば罰金刑なんてことも。
今後は講習義務も課されるらしいし。

基本的には常識としてしてはいけないことをしなければいいし
しなければならないことをしていればいいんだけど
それでも知らないことで止められる可能性はあるかな。
歩行者にベルを鳴らすだけでアウトらしいしね。

通勤で使用している人は、今回の改正をしっかり読み込んだ方がいいね。
社会問題化しての法改正であり取り締まり強化だから
警察もかなり本気で取り締まって来るはず。
少なくとも今後暫くはね。

知らなかったで許してくれる確率は低いな。
それでも満員電車で不快な思いをするよりは、やっぱりいいよね。
それだけに違反しないようにするのが賢い。
それが結局トラブルを防ぐことにも繋がるしね。

そういえば僕が通ってた小学校では、自転車免許取得が義務づけられていた。
確か三年生になったら安全講習を受けて、実技もあったな。
校庭の一角に教習所みたいな場所も作られていた。
受かればちゃんと免許証をもらえて、それが妙に嬉しかったね。

まあ地方都市とはいえ、高度経済成長期で一気に車も増えてたし
自転車が小学生にも当たり前になりつつあった時代だったから
学校も警察もその必要性を感じたんだろうな。
今の時代にこそ必要な気はするね。

とにかくこれで自転車も正式に道交法適用を宣言されたんだし
乗る方もそれなりの心構えとマナーが必要って事だね。


賛成?反対?

2015-05-27 13:14:17 | Weblog
安保関連法案が国会で審議入りしたね。
議場はさながらヤジ合戦の様相なんだけど
そもそも与党が2/3の議席を占めているので
野党がヤジを飛ばしたところで、迫力は無いな。

おまけに維新の党は基本的に賛成しているようだしね。
ただでさえ数で劣る野党が、更に数を減らしてる印象。
結論から言えば、野党がいくら非難しようと、この法案は成立する。
だって与党は成立に必要な2/3を確保してるんだもの。

だから安倍総理の答弁にも余裕が見える。
そりゃあそうだよね、成立ありきなんだから。
後は大失言でもして国民から強く反発を受けたりしなければ
賛否はあるにしても成立は規定路線。

ただね、日本が戦争に巻き込まれる如く主張する野党も極端だけど
やたらと自衛隊員の安全を唱え、従来と変わらないと断言する
安倍首相の答弁にも疑問を感じてしまうのも事実かな。
行動範囲と武器使用条件が緩和されれば、危険が増すのは自明の理。

そもそも敵となる勢力の自衛隊に対する見方が変化する。
今までは武器を使えない張り子の軍隊だったのが
武器使用も可能になれば、当然相手も躊躇なく銃口を向けてくる。
そこに危険はないという主張は、違和感を覚えるよね。

日本政府の都合と思惑で、相手は動いてくれないでしょ。
特にアメリカと行動を共にしていれば反感も強くなる。
こっちが勝手に線引きして安全を確保した気になっていても
攻撃対象としてリストに載る可能性は高まってくる。

攻撃された場合、今までは他国の銃口に守られて首を竦めるだけだったけど
今度は海外でも自分の銃口を向けて戦う事が可能になるんだから
敵対勢力にとって、日本を直接的脅威から除外する理由が無くなる。
あくまでも自衛の為にやむ無くと主張したところで、敵には同じことだな。

撃てば撃ち返して来るんだからね。
要するに敵はこっちの思惑で動かないってことだね。
単純に考えても、活動範囲と権限が拡大すれば危険が増すのは
小学生でも分かるな。

安倍首相の答弁を聞いていると、国民の安全を守るために必要と
やたら強調してるけど、どうにも胡散臭い。
国民の反発を押さえて、中身もうやむやのうちに成立させようという
安倍首相の思惑が臭ってくる。

勿論国家が防衛力を強化するのは、国家として正しくもあるんだけど
国民に正確な情報を与えないで、うやむやのうちに成立させようという
国民議論を待たないようなやり方は、気に入らないね。
何やらアメリカの思惑が臭うのも、僕は気に入らない。

アメリカが嫌いと言うのではなく、アメリカの思惑に乗ってるような
主権国家としての意気地の無さに顔をしかめてしまう。
どうも安倍さんは権威や権力から誉められるのが好きらしく
米議会での発言も、そういうことだろうな。

今回の安保関連法案は自衛隊の活動範囲を限定すると言ってるけど
そんなもの拡大解釈の余地は充分に確保されてるし
実際活動していく上で、徐々に広がる可能性は高い。
だって安倍首相は自衛隊の活動範囲を拡げたいんだもの。

中国やロシアや北朝鮮、もっと言えば韓国なんかに軽く見られるのが
堪らなく嫌なんだと思うね。
領空侵犯でスクランブル掛けたって、撃ってこない事は先刻承知。
ただ相手の尻を追いかけ回すだけなんだからさ。

そりゃあ相手も気楽に侵犯してくるよね。
「ちょっくらからかってくるか」てなもんだな。
それが撃ってくるかも知れないとなれば、違ってくる。
日本を小馬鹿にした態度は取れなくなるでしょ。

安倍さんとしては、そういう効果も狙ってるはず。
何も敵対国だけじゃなくて、同盟関係の欧米にしたところで
日本の軍事力が張り子で無くなれば、一目置かざるを得なくなる。
当然それは政治的な駆け引きに影響を与えるよね。

安倍首相がタブーを犯しながらも自衛隊に手を着けているのは
結局のところ、そういう政治的な思惑があるように思う。
どんなに綺麗事を言ったところで、国力と軍事力はイコールで
特に外交に於いて密接な関係があるのは、否定できないな。

野党や反対派が言うような”戦争をする国“にはなってほしくないけど
攻められれば戦える国にしておくのは必要なのも事実。
ただそれを国民が理解しないうちに決めてしまうのは
やり方として気に入らないってのが本音だね。

それでもマスコミの論調に安易に乗るのは考えもの。
今のところ否定的な論調が受けがいいと思ってるきらいがある。
ちゃんと中身を正確に分かりやすく解説するのが
マスコミの真の役目だろうね。

国民も何となくで賛否を決めるのは、やめた方がいい。
それほど重要な法案でもあるしね。
間違ってると思えば、異を唱えるだけの判断基準は持っていたいな。
まあ、成立はするんだけどね。

問題はもし海外で戦死者が出てしまった時だろうね。
大騒ぎになるのは間違いないし、政治も大混乱に陥るはず。
どう収拾をつけるんだろうな。
可能性が無いとは言えないよね。

今まで安心して渡ってた橋が、吊り橋になってしまう危うさを感じるのは
心配しすぎだろうか?

真の政治家だね。

2015-05-18 13:19:24 | Weblog
大阪都構想について住民投票が行われたけど
結果についてはご存じの通り、反対票が上回ったね。
僕は多分反対が多いだろうと思ってたから、予想通りだったけど
あれほどの僅差だとは思ってなかったな。

大阪市はむしろ賛成票がほぼ同数あったことを、真摯に受け止めるべき。
変革を望んでるってことは、不満が燻ってるって事だからね。
住民の半数が変革を望んでるっていうのは、市政に不満を持ってるんだから
ここを無視すると、不満は爆発するよね。

結果として大阪市は今後の市政運営に大きな課題を突きつけられたな。
報道では熟年世代に反対票が多かったと報じていたけど
これは現状の老人福祉に関する政策に一応の満足を示した事になるけど
逆に言えば、赤字だからと簡単には打ち切れなくなったとも言える。

今回の住民投票は大阪市のみならず、大阪府全体の未来を占うもので
本来は現状の是非を問うというよりも、未来の大阪をどうするべきかを
市民が意思表示する機会だったけど、高齢者はそんなことより
今自分に何をしてくれるかが重要だから、なかなか難しいね。

若い世代の為にどうするべきかなんて、多分考えないな。
自分が死んだ後の事なんて、正直知ったこっちゃないのが本音だな。
勿論それを非難する積もりは毛頭無いです。
今までの大阪や日本を築いてきた人たちだものね。

高齢者が日々の生活を守ろうとするのは当然。
実際のところ、高齢者の反対票がどの程度影響したのかは定かじゃない。
あくまで高齢者世代では反対票が多かったという話しだから。
全体的な割合はどうだったんだろうね。

若い世代に投票へ行かなかった人たちが多いだろうから
もし高齢者の反対票が今回の結果に大きな影響を与えたとしても
若い世代が文句を言えるものでもない。
投票する人がそれぞれの意見で投票すればいいんだし。

ただ結果は大きな変革を一応は否定するものになったけど
今回の住民投票は、自分達の街のことを真剣に考える機会になっただろうし
自分達の未来を考える機会にもなったはず。
そういう意味では、意義は大きかったね。

突拍子も無いことを、ここまで具現化させた橋下市長は大したもの!
なかなかどうして、大した策士だね。
戦国時代なら軍師として名を残したかも知れない。
昨夜の会見もサバサバとした感じで、やりきった感が見えた。

このまま政界引退は惜しいような気もするけど
推測するに、本人はそろそろ辞めたかったんじゃないかな?
マスコミには言いたいこと言われるし、行動に制限は多いし
弁護士時代と比べて収入は少ないし。

それに最初知事になった頃から、家族は反対してると言ってたしね。
もしかしたらそこが一番大きかったのかもな。
だから都構想なんて思いきったことも出来たような気がする。
そもそも長く政治家してる積もりは無かったんじゃないかな。

会見での清々しいような笑顔を見ると
ようやく肩の荷が下ろせたような、安堵感が感じられた。
一番ほっとしてるのは、多分家族だね。
自分達は反対に投じてたりして(^-^;

政治に一石を投じた橋下さんは、尊敬すべき政治家の一人だね。
それに多分これ程大阪の事を真剣に考えた首長も珍しいんじゃないかな。
一見異端児に見えるけど、もしかするとこういう人が
今の日本政界には必要なのかもね。

近年政治を面白くした功績は大きいな。
やっぱり引退は惜しいね。
来年から暫く、テレビに出まくるだろうね。
肩書き外して何を語るのか、興味はあるね。

そりゃあそうでしょ!

2015-05-12 14:07:41 | Weblog
少子化が止まらない。
子供世代の人口は34年連続で減少し続けているらしい。
つまり政府の対策が成果を出していないということで
本気で何とかする気があるのかと思うよね。

そもそも子育てに適したインフラ整備も出来てないのに
女性の社会進出を推進しようなんて、おかしいでしょ!
女性の社会進出が進めば出生率が低下するのは当たり前で
おまけに子育て環境が整って無いんだから、増える道理がない。

職場は妊娠したとたんに戦力外の烙印を押してしまうし
上司ばかりか、同姓の同僚にまでマタハラ被害を受ける始末。
産休を経て職場復帰したところで、会社は冷たいし
以前の役職に戻れる可能性も低い。

医療環境も出産&子育てに関しては悪化の一途で
医療技術は進化してるのに、肝心の医師が減少し続けている。
この日本で、離島でもないのに、産婦人科が無い町なんて
別に珍しくもないというのが現実。

都会だから充実してるかといえば、産科医不足はどこも深刻。
むしろ人口が多いだけに、深刻度は高いかも。
それは小児科にしても同様の傾向で
一番の原因は医療訴訟の増加にある。

誰だって訴訟リスクを出来るだけ低くしたいからね。
まあ外科医の方がリスクが高いイメージがあるだろうけど
外科手術の場合、事前にリスクも告知されるから
明らかな医療ミスでもなければ、訴訟には発展しにくい。

でも出産の場合、元気に産まれてきて当たり前という意識がある。
特に事前の検査などで異常が指摘されていなければね。
実際出産というのはかなりのリスクを伴っていて
問題なく産まれてくるというのは、奇跡に近いんだけどね。

今は医療が発達して出産のリスクも軽減されてきたけど
以前は出産のストレスで母親が亡くなってしまうこともあったくらいで
母子ともに問題なく出産するというのは、当たり前じゃないんだな。
だからといってなにかあれば、感情的になるのも理解できるけど。

何ヵ月も楽しみにしてきた分、悲しみも憤りも大きくなる。
特になかなか子宝にめぐまれなかったりしていれば
納得できないのは容易に想像がつくね。
訴えたくなるのも、それはそれで理解できる。

まあ5000人を無事に出産させてきたところで
5001人目に何かあれば、実績も吹き飛んでしまうのが医師の仕事。
命を預かってるんだから仕方ない部分もあるけど
医師としてはやりきれないだろうな。

リスクを少なくする為に産科&小児科を避けるのも仕方ない部分もある。
子供相手だけに、家族も世間も感情的になりやすいだろうし。
ただだからといって傍観してるわけにもいかないよね。
医師の減少は何としても食い止めないと。

最も効果的なのは、専門の医療大学や学科を設置することだね。
産婦人科と小児科に特化して、学費を優遇する。
何なら準公務員として、育成段階から給料を支給するのも有りかな。
それなら高額の学費や生活費の負担も、かなり軽減されるでしょ。

そもそも経済的に裕福じゃないと医師を目指せないのはおかしいでしょ。
人材としては、沢山埋もれてるはずなのに。
経済的な理由で医師を断念してる人は、かなりいるはず。
そこに補助金を出してこそ、有効な税金の使い方だよね。

まあ待機児童の問題も、どうして進まないのかと思うけど
ただ上物を建てれば済むという問題ではないらしい。
保育士の人材不足に加えて低報酬の問題もある。
さらには御近所トラブルなども社会問題になりつつある。

現実問題として、住宅地に新設するのはかなりのハードルになっている。
主に騒音問題らしいけどね。
確かに何十人もの子供が騒げば、不愉快に思う人もいるだろうな。
特に老後を静かに暮らしたいなんて人たちはね。

自分達も子育てしてきたはずなんだけど、それはそれとして
今の生活を平穏に送りたいとなると、立場は違ってくる。
子供ってのは遠目で見てる分には可愛いけど
テリトリーが接近すると、とたんに厄介な存在になるよね。

うるさいし、生意気だし、言うこと聞かないし。
最近は他人が注意すると、親が牙を剥き出すようになったし。
段々と地域で育てる的な関係は希薄になりつつある。
時代といってしまえばそうなんだろうけど、何だか悲しい。

防犯的な見地からすると、良くないのは確かだろうな。
目が子供に向けられてないというのはね。
どこの子供か知らなければ、誰が連れ去っても関心を持たないだろうし
危険なところで遊んでいても、注意をしない。

まあそれはともかく、国もやってる振りじゃなくて
真剣に少子化をどうにかしないと、国が滅ぶ。
アメリカに媚を売るのも良いけど
国内でやるべき事は、山ほどあるな。

1000兆円を越えた借金と共に、国が滅ぶ危機にある。
そこを真剣に考えないと、本当にヤバい!!

よりによってGWに・・・

2015-05-05 20:06:06 | Weblog
何の事かと言えば、箱根の火山性微動騒ぎ。
よりによって稼ぎ時のGW を狙ったように発生した。
楽しみにしていた観光客はがっかりだろうけど
まだ箱根全体が立ち入り禁止になった訳ではない。

それでも箱根観光の人気を牽引している大湧谷というのは
箱根の観光収入に与える影響も少なくないだろうね。
しかもド定番と言える名物“黒たまご”が販売中止に!!
これを目当ての人は多いから、なかなかの痛手だな。

ちょっと過剰反応のような気もするんだけど
何たって御嶽山の惨劇がまだ記憶に新しいだけに
どうしたって過敏になってしまうのは仕方ないね。
まあ被害が出るよりはずっといい。

箱根で商売してる人たちにはがっかりだろうね。
せめてGW が明けてからにしてほしかったというところか。
これから秋にかけてシーズン本番になっていくだけに
いつ終息するのかは気になるところ。

まさか来年まで引き摺ることはないと思うけど
万が一そうなれば、箱根駅伝に影響が出てしまう。
それだけは避けてほしいけど、なんとも言えない。
一度解除されても、再度規制される事はあり得るし。

こればかりは自然が相手だからな。
人間の思惑なんて、知ったこっちゃない。
毎年お正月の楽しみだけに、何とか収まってほしい。
選手にとっても、一大イベントだろうし。

しかし人気の観光地が普通に噴火の危険を内包してるって
考えてみればなかなかスリリングだよね。
実は日本にそういう場所は少なくない。
さすが火山大国というべきか。

まあこんなに温泉の沸いてる国なんて、そうそう無いからね。
それだけ考えても、地中でマグマが息づいてると言える。
実はどこが噴火しようと、全然不思議じゃないんだな。
国民が思ってるより、危険は身近にあるんだね。

地震大国で火山大国。
なかなかスリリングな国に住んでるよね。
因みに地震も火山噴火も、予知に関しては、全然進んでない。
現状で予知は不可能と言っていい。

だから過敏にならざるを得ないんだな。
油断すると御嶽山みたいな事になりかねないし。
自治体の警告には、素直に従いましょう!!
何もなければ、それでいいじゃない。

ただ今だから箱根に行ってみたい気もするけどね。


今こそ選挙制度改革を!

2015-04-29 12:04:24 | Weblog
いわゆる一票の格差について、高裁の判断が出揃ったけど
はっきり違憲と判断したのは一ヶ所だけ。
合憲としたのが四ヶ所で、違憲状態が12ヶ所。
後は最高裁の判断てことなんだろうな。

そもそも現状の選挙制度が国民の意に沿ってないのは誰もが承知。
僅かの得票差でも次点が落選してまうのは民意を反映してないし
何より比例代表制度には大いなる疑問を禁じ得ない。
ポンコツ議員を量産する元凶だからね。

選挙区で落選した候補が復活するのもおかしいし
国民の知らない候補が、リストに載っているだけで当選するのも
当たり前に考えればおかしな話しだよね。
選挙の本来の意味が失われているもの。

選挙というのは、政治に国民の意思を示せる最大の機会だから
本来国民の意に反する結果が示されるのは、おかしいんだな。
まあ選挙制度を考えて採用するのは当の議員連中だから
自分達に都合のいい制度になってしまうんだけどね。

特に議決権を持っている与党にとってはね
一議席でも多く確保したいだろうから
なかなか比例代表制を手放すという決断はしないだろうな。
自分の首を絞めることになりかねないし。

それでも国民とすれば納得いかないのも事実だから
個人的には早いところ比例代表制なんて廃止してもらって
中選挙区制一本で潔い選挙をやってほしい。
とにかく投じた一票に重みが欲しいよね。

もし比例代表制を残すなら、選挙区との重複は禁止するべき。
やっぱり復活当選というのは違和感あるよ。
比例名簿に載れる条件も当選三回以上とかにして
新人なんかは排除するべきだね。

三回当選していれば、議員としての実績も把握できるし
国民としては判断材料が持てるわけで
その顔触れを見て、政党に対する可否を付けやすい。
それなら比例も意義があるような気がする。

とにかく現行の制度は国民が納得できるものではないのだから
政府も真剣に選挙制度改革を議論するべきだな。
自分達に都合のいいことばかりしてると、いい加減国民も
我慢できなくなってくるよね。

この際最高裁にはビシッと違憲の判断を示してもらって
国民の意思を反映しやすい制度に改革してほしい。
民主的な選挙ってそういうものでしょ!
そうすれば投票率だって今よりは上がるはず。

投票年齢の引き下げも議論されてる事だし
ここらで制度改革するのは、いいタイミングだと思うな。

あの衝撃から、10年。

2015-04-25 18:27:20 | Weblog
JR福知山線の脱線事故から今日で10年。
ニュースの衝撃がまだ鮮明に脳裏に焼き付いてるだけに
もう10年なのかというのが、正直な感想かな。
まあご遺族には、辛い10年であったことでしょう。

僕らはもう10年かぁなんて、のんきな感想を持つけど
ご遺族にとっては時が止まったままのようなものだろうから
もうでもなければ、まだでもない。
あれから10年、それだけが現実だね。

事故から生還した人たちにしても、受けた衝撃は大きく
未だ精神的・肉体的後遺症に悩まされている方も多い。
自分がもし当事者だったらどうだろうな?
電車に乗っても不安感は消えないだろうね。

あの事故は、事故被害の大きさもさることながら
日本の鉄道が引き起こしたということに、衝撃を受けた。
世界的に見ても、日本の鉄道がトップクラスなのは事実で
それは安全性においても、当然そうなのだと思っていた。

しかし安全装置の設置に不備があったり
過密な運行ダイヤを遅延なく運行させるために
運転手には過剰な緊張を強いた上に、ペナルティで脅し
結果的にはそれが事故に繋がってしまった皮肉。

言うまでもなくこれは、安全より営業を優先させたツケだね。
確かにあの過密ダイヤを秒単位で管理し運行させるのは
世界的に誇れるものだし、事実誇ってきた。
ただやはりどこかに歪みは潜んでいるような気がする。

なんかあまりに余裕がないように見えてしまうんだな。
上手くいってる時は良いだろうけど、歯車が一つずれてしまうと
ああいう大事になってしまう危険は、常に内包しているね。
まあ教訓と言うには、あまりに酷い事故だった。

あの事故によって安全意識が高まったのはよかったけど
その後JR 北海道で安全を脅かす不祥事が相次ぎ、未だに引き摺ってるし
先日はJR東日本が何と山手線であわや大事故の失態を演じた。
どちらも安全を軽視したとしか思えない意識が、原因になっている。

そう考えると、あまり信用しない方がいいのかと思うよね。
といって乗ってしまえば信じるしかないのが現実。
乗客として事故を防ぐために、なにができる訳でもない。
考えようでは、なかなかスリリングな乗り物ではあるな。

まあどんなに素晴らしい電車や安全システムを作っても
それを運行しメンテナンスするのは人間だから
どこかに必ず穴はあるし、緩みもある。
それを含んだ上で利用するしかないんだな。

10年という節目で、JR 西日本のみならず
私鉄も合わせて、鉄道各社には思いを新たにしてほしい。
それがあの事故で亡くなった方やご遺族
未だ後遺症と戦う被害者やご家族の犠牲を無駄にしない唯一の方法だ。

リニアで600km/hを越えたと喜ぶのもいいけれど
その前にやるべきことはあると思うね。


本質はそこじゃないね。

2015-04-22 17:17:59 | Weblog
原発再稼働について、異なる判断が下されたね。
高浜原発は再稼働停止の仮処分を認める判決で
川内原発は認めない(却下)という判断を下した。
これってどちらが正しいのかと思うよね。

どちらも間違いないではない、というのが妥当かな。
福井地裁は国の安全基準を不十分なものとした。
つまり不十分な基準は安全を担保するものではないから
それによって再稼働を容認するのはおかしいってことね。

一方鹿児島地裁は、国が定めた基準に従って安全と判断されたなら
それを止める法的根拠は無いでしょってことだね。
両極端な判断だけど、どちらも間違ってはいない。
あくまでも判決に至る手続きに於いてはね。

福井地裁の判断に関しては、裁判長の個人的な思い入れが
今回の判断に影響したかのような論調も見受けられるけど
判決理由に関しては、なるほどと思わせるもので
特に非難されるものではないな。

確かに安全基準が不十分と言われれば、その通りだもの。
ただどうすれば十分なのかも、難しいところだけどね。
原発の存在そのものが、危険を孕んでるんだから
何をしたところで、絶対的な安心は担保されないな。

これに関しては、そのうち最高裁の判断が示されて
一応の決着をみるとは思うけどね。
地裁レベルでは、どっちに転んでもおかしくないかな。
ただ鹿児島地裁の判断が、順当といえば順当だろうな。

それよりも原発に関しての本当の問題は
施設の安全性とか活断層の有無とかではなくて
やはり核廃棄物の最終処分方法が、未だに未解決だということだね。
増え続ける放射性廃棄物を、どうするのか?

僕はね、地中深く埋めてしまうなんて方法は、全く認めないね。
10万年も経てば自然消滅するだろうなんて
あまりに無責任すぎるよね。
そんなことでいいはずがない。

本来は処理方法が解決されるまで、稼働するべきじゃないな。
現状では放射能について、殆ど解明されてないんだよ!
自然や生物にどんな影響があるのか、ほぼ解明されてない。
成り行き任せで、起こってみなければ解らないのよ。

だからね、実際のところ、数値的な安全基準は信用できない。
それは福島第一原発事故の後、放射線の安全基準で大揉めしたけど
専門家と言われる人たちが集まって、あの体たらく。
つまり何も解ってないんだね。

避難制限区域にしたところで、30kmで良いのかどうか
怪しいところだな。
そう考えると今回の判決について
福井地裁の判断が正しいような気もするかな。

そんな状態で原発を稼働することは
本来あってはならないことなんだけど
国家として必要不可欠な電力を安定確保するのに
効果的なことも確かだね。

それと政府としては、経済界からの強い要望もある。
特に工業生産にとって、安い電力の安定確保は不可欠!
その部分で水力や火力発電では、不安があるのも確か。
相次ぐ値上げで、中小は悲鳴をあげてるし。

再稼働することは、原発の輸出戦略にも影響があるし
とにかく政府としては、何としても再稼働したいんだね。
個人的な意見としては、基本的に反対だけど
現状では必要なのも事実だろうなって感じかな。

遠い未来では、笑われてるような気もするけどね。
こんな危険なものを実際に使ってたなんて
バカな時代だなって、小学校の歴史の授業かなんかで。
池上さんみたいな人が解説してそうだね。

まあ負の遺産なのは、確かかな。