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さて、選択は?

2014-09-19 00:01:06 | Weblog
今スコットランドでは、独立の是非を巡って投票の真っ最中だ。
日本時間で明日の朝に結果が出るらしいので
朝起きてテレビをつければその話題で持ちきりのはず。
戦前予想ではほぼ五分五分だったよね。

浮動票が1割あるらしいから、どっちに転んでもおかしくない。
まさに僅差の決着になりそうではある。
ただ、どっちに決まっても、遺恨は残りそうで
感情的にはスッキリ決着とはいかなそうだね。

今後のご近所付き合いにも影響がありそうだけど
そもそもイギリスから独立する必要があるんだろうか?
勿論イギリスに併合された経緯を考えれば
独立がスコットランドにとって悲願なのは分かる。

しかし、反対派が半数という現実を考えると
必ずしも民族全体の希望ではないらしい。
つまりイギリスであることにメリットを感じている人も
半数近くいるんだものね。

確かに国際社会に於けるイギリスの地位とか
経済的メリットを考えると、疑問も湧いてくる。
国際競争力を考えても、イギリスであることに
かなりのメリットがありそうだけどね。

まあ、民族的なプライドもあるだろうし
一概に損得では計れない部分も大きいとは思う。
それと経済的な事を言えば、北海油田の存在が大きい。
独立すれば、この利権が丸々手に入る。

現状で年間に8200億円らしい。
面積も人口もほぼ北海道と同じくらいなので
この油田の存在は、かなりの勇気を
独立賛成派に与えているはずだね。

イギリスにしてみれば、それだけの利権を失い
当然スコットランドからの税収も失うことになる。
必死で引き留めに掛かるのも当然。
ただ遅きに失した感もあるけどね。

それでも平和的に手続きか進んでるのは、好感が持てる。
かつて北アイルランドのIRAと交わした激烈な戦闘が
イギリスにとってもトラウマになってるのか
意外なほど平穏に進んでる印象があるね。

そこで心配になるのは、その北アイルランドの存在。
スコットランドの独立が認められれば
自分たちもと、また独立運動が盛り上がるのではないのか。
その時イギリスはどうするのか。

当然住民投票を拒否出来ないだろうし
もちろん武力で抑え込む訳にもいかないはず。
そんなこともあって、反対派に勝って欲しいだろうね。
キャメロン首相は食事も喉に通らないかな。

さて、どうなりますか?