予算は成立したけれど。

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関東から西では、もう桜の季節なのに

北海道はまだまだ寒い日が続いております。

日本も狭いようで広いね。



国会では来年度予算が成立したんだけど

これがなかなか手放しでは喜べない。

何故かというと


税収分が約３８兆円なのに対して

国債発行分が約４４兆３千億円。

そう収入より借金の方が多いんだよね。

これは簡単に言うと



五百万円の年収で六百万円の借金をしてるようなもの。



累計借金額じゃなくて、一年間の借金額が収入を上回ってる状態。

つまり経済状態としては、破綻してるんだよ。

だって借金の方が多いんだもの。

子供だって解るよね。


じゃあ何故国として成立してるかというと

日本が持つ潜在的な経済力や技術力が高いレベルにあるから。

つまりそこが借金（国債）の担保だと考えればいい。

「この国には、まだまだ持ち直す体力があるぜ！」

ってことね。

将来性を買われて、見逃して貰ってる状態だな。


ところで国債＝国の借金とよく言われるけど

じゃあ返済するにはどうするの？って話しになるよね。

さて問題です！


『国の収入の大部分を占めているのは、何でしょう？』


そう『税収』です。

ここで「ん！？」と思った人は鋭い！

国債というのは、国が国民にする借金でしょ？

もの凄く簡単に言うと。



じゃあその借金を返すための元になるのは？



さて何でしょう？

そうです、国民が納める税金です。

つまりね


『国民に対してした借金を、国民の税金で返済する』


ということになるよね。

結論としては



『負担は全て国民が負っている』



ということになる。

なんだそりゃ！って感じでしょ。

でも国の収入システムがそうなってる限り

これからもそれは変わらない。


要するに借金を減らすには、経済状態が良くならないと駄目なのね。

税収が増えないと仕方がない。

このまま不況が続くと、デフレも続くから

法人の収入は低迷し続け、当然個人収入も低レベルを維持するから

個人消費は相変わらず増えない。

税収は更に厳しくなるということになる。


これが『不況スパイラル』の構造だな。


これで解るとおり、国は景気を良くする義務がある。

というか良くしないと国は衰退していく一方なんだから

何としてもしなきゃならないんだよね。

消費税増税の話題もポツポツ出てるけど

そんなのは景気を良くしてからの話しだよね。

国民の収入が増えなきゃしょうがないんだもの。



今回の予算が正当なものなのかどうかは

なかなか判断が難しいけど

とりあえず国民に大盤振る舞いしてる状況じゃないことは確か。

子供手当も授業料の無料化も、ゆくゆくは必要なんだろうけど

今じゃないような気はするね。











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