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京都・福知山の花火大会での屋台火災事故は
今も連日ワイドショーを賑わせているんだけど
知れば知るほど、お粗末極まりないね。
まったく無知にも程がある。
要するに、発電機に給油しようとして引火したんだけど
まず発電機を止めなかったのが一つと
携帯給油タンクのガス抜きをしかったのが一つ。
まあこの2つが主な原因で、完全に人災。
そもそもこんな無知な奴に、ガソリンの扱いを任せたのが間違い。
ガソリンてのは実はかなり扱いが難しい、危険な代物。
僕はセルフのガソリン・スタンドでさえ、結構な危機感を持ってる。
静電気一つで簡単に引火するからね。
もう一つ不幸だったのは、この店主が余計な気を利かせたこと。
屋台のすぐ裏も観客席になってたらしいんだけど
そこにいた観客に吹き出したガソリンが掛かるのを防ごうと
タンクの向きを変えたらしいんだな。
つまりそこにフル稼働中の発電機があって
吹き上がったガソリンは発電機に向けて降りかかり、引火したと。
何もかもが事故に向かって進んでしまった訳ね。
人災とはいえ、何か得体の知れない力も感じるね。
これね、何か一つでも要素が違っていれば、回避できた可能性は高い。
○もし店主がベテランの露天商だったら・・・・・
○発電機の電源をちゃんと切っていれば・・・・・
○携帯タンクのガス抜きさえ行なっていれば・・・・・
○ガソリンが噴き出したときに、パニックにならなければ・・・・・
まあ給油の時に発電機の電源を切らないのは、常態化してたらしいから
ベテランであるほど、稼働させたまま給油するんだろうけど
それはそれで何をすれば(しなければ)危険かを知ってるので
手順としては正しくないけど、今回のような事故は起きにくかったはず。
消防署も一応指導・巡回するんだけど、そこはなあなあだったんだろうね。
毎年の事だし、多分今年もよろしく程度の挨拶で終わり。
まあ怠慢と言えば間違いなく怠慢。
ガソリン給油時の注意くらい指導するべきなんだけど。
多分そこを指摘したところで、日頃指導はしてるなんて言うはず。
自分の非を認めて謝罪するよりは、責任回避に動くのはいつものこと。
本来現場でいちいち厳しく指導しなきゃ仕方ないんだけどね。
給油時に発電機止めてガス抜きしろくらいは言って廻るべき。
責任回避っていえば、花火大会の主催者である商工会にも呆れた。
当初記者会見では、非があるのは露天商で自分たちには責任がない。
よって商工会が謝罪する義務もない、みたいなことを言ったらしい。
まったく馬鹿な言い分だね。
だって花火大会に関わる全ての責任を主催者が負うのは、当然だもの。
その露天商組合に出店を依頼して、契約を結んだはずだし
事故が起こらないように指導するのも主催者の責任。
それを関係ないとはよく言えたものだな。
まして死傷者が出てるんだから、主催者に謝罪の義務が無いわけがない。
街の有力者が肩書きだけ欲しがって商工会長やら理事やらになるから
こんな無責任な言動を平気でしてしまうんだね。
しかも記者連中に突っ込まれて、渋々謝罪の言葉だけを言う始末。
心の籠もってない謝罪なんて、余計に怒りを買うだけだろうに。
まったく呆れて物が言えない。
まあ本人達は「まったく、とんだとばっちりで、いい迷惑だ!」なんて
未だに文句言ってるのかも知れないけど。
しかし今回のことは、夏祭りの風物詩である露店の存続に
重大な影を落とすことにもなりかねないな。
今後自粛する主催者が出てきてもおかしくない。
元々警察は良く思ってないんだし。
もしかしたら露天商に依頼するという慣例を止めてしまうかも?
つまり露天は出すけど、地元の商店会なんかが出店するとかね。
しかし、何にしろ亡くなられた方には、不幸なことだね。
ただ花火を観に行っただけなのに。
どこに危険が潜んでいるか、分らないね。
お気を付けて!!
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