音楽です。 チェンバロの演奏会にゆきました。
京阪電車に乗って、
大阪、環状線に乗って
近鉄、ハルカスの下に到着
そこから歩いて某会場へ、
チェンバロの演奏会です。 入場無料は嬉しい。
これがチェンバロです。
この楽器は1680年製のヨハネス・クーシェ モデルのコピー製品で春山工房製作だとか。
以前に何回かチェンバロについて書いたことがありますが、ピアノの前身の楽器で、枠が木製なので重量も軽そうです。
ピアノは弦をハンマーで叩きますが、チェンバロは弦を爪(手の爪じゃないよ)で弾くので音質が違う。 チェンバロはピアノよりもキンキンした感じで、音量は小さい。 しかし、音は澄んでいる。
曲目は初めに、F.クープラン作曲の「クラブサン奏法」より8つのプレリュートを、8人交代で弾きました。
8人も弾くのでとても時間がかるだろうと思ったら、それぞれ短い曲で、まあまあの時間で8人終了。
クラブサンとはチェンバロのことで、他にハープシコードとも呼ばれますが、それぞれフランス語、ドイツ語、イギリス語です。 それ以外イタリア語では何とかいろいろありそうですが、楽器自体も少しずつつ違うようです。 時代によるかな?
チェンバロの音は綺麗です。
次の、JS.バッハのイギリス組曲では男の人が
プレリュート、アルマンド、クーラント1、サラバンド、ブーレ1、ブーレ2、ジーグ と組曲全部を弾きました。
そして次が女性で やはりJS.バッハの平均律クラヴィーア曲集 より、プレリュートとフーガ、さらにG.F.ヘンデルのオペラ『忠実な牛飼い」より序曲。
いやはや、タイトルを書くだけでも長いのですが、やはり演奏も長い。 綺麗な音といえども、たくさんの和音が立て続けにアルペジオ感覚で流れてくるのは、疲れを感じる。
その後、知り合いの先生のチェンバロとフルートの演奏があって、こちらはフルートが木管だったので音が金管よりも柔らかく、ホッとした感じでした。
そして、次がまた、J.S。バッハの平均律クラヴィーア曲集の先ほどとは違う曲。
まあ、長いんです。 昔の人って暇だったのか他に娯楽がなかったのか、曲が長い。
今回はバロック時代の曲で、大昔の貴族になった感じを堪能できたのですが、またこの後たくさんあったのですが、ここらで退散。
後から演奏した人ごめんなさい。 でも初めに全員クープランを弾いた時に聞いているので、全く無視ではないので許してください。
ちなみに、演奏していた人は皆、音大出身で、素人の発表会と違って、とても、とても、とても上手でした。
これは数年前に見せてもらったチェンバロです。 2段になっている。
この木片に爪がついていてそれで弦を弾く。
チェンバロは好きです。 ピアノより音量が小さいし、音に品がある。
でも、いろいろな性能アップで、ピアノに代わって行って、今はピアノが主流で、チェンバロはフィルムカメラのようなマニアックな存在です。 しかし、それを愛する人たちがたくさんいるようです。