ハンガリー、ブダペスト、鎖橋を渡って駅に向かっています。
途中、土産物を売っている店が並んでいました。 ここで何か買えばよかったんですが、欲しいものが思いつかずに通り過ぎてしまいました。 これが失敗。
地下鉄に乗ってブダペスト東駅に戻りました。 この車両はまあまあ新しそうです。
駅の切符売り場です。 切符はあらかじめウイーンで買ってあるので安心ですが、見た目はこれよりも暗い感じの駅だった。
さて、ハンガリーなどもう2度と来る機会がないだろうから、なにか土産が欲しい。 駅に土産物屋があると思っていたのだけれど、無い。 小さな小さなキオスクがあるだけで、土産物らしきものは売っていない。 でもそこで、なんとか土産になりそうなものを探す。 マトリョーシカを見つけたけれど、これはソビエトの民芸品だ。
仕方なしに、これちょうだいと、店の若い女の店員に言ったのだけれど、若い男(客?)とべちゃべちゃ喋っていて、なかなか相手をしてくれない、というような事があって、ハンガリーの土産はこれ。
ホームの掲示板にはたくさんの列車が表示されている。
乗るのはこれ。 17時発のパリ東駅行きのオリエント急行だ。 そうOrient EXと書いてあるこれです。
もちろん、ワゴンリーでは無い。 現代のオリエント急行です。 でも名前が良い。 堂々とオリエント急行に乗ったと言えるのですが、、、切符は普通のヨーロッパの特急券で、そこにはオリエント急行の名前はなかった。
機関車はこれ、ハンガリーの機関車です。 この列車が、ハンガリーからオーストリアを通ってパリまで行くのです。
客車は通過する国の客車で編成されていた。 これはフランスのコラーユ客車でこれに乗りたかったけれど、私の指定席はオーストリだったかハンガリーだったか忘れたけれど、コラーユではない。
定刻に列車は発車した。
客室はコンパートメントだったので、6人掛けの個室だ。 そこに、現地の人が2人乗っていた。 そのおっさんどもしゃべるはしゃべるは大きな声でずっと喋り続けている。 こういう時にコンパートメントは辛い。 幸いなことに言葉がわからないので、喧しいけれど、単なる雑音だったのでマシだったけれど、日本語で意味がわかれば腹が立っただろう。
やがて、うとうと居眠りをして長く止まっていると思ったら、多分国境で機関車を変えているんだろうとボーとした頭で考えていたのでした。
そして、列車はウイーン西駅に到着。 出かける時にはウイーン南駅だったけれど、この西駅はザルツブルグからドイツ方向にゆく駅なのでこちらに入った。 機関車はオーストリアのタウルスに代わっていた。
西駅からホテルまでどうやって帰ろうかなんですが、この翌日、早朝にこの駅から出かけることになっていたので、その経路を覚えるのにちょうどよかった。
さて、このオリエント急行
メルクリンから発売されていたのです。 オーストリアの赤い客車が2両、ハンガリーの青い客車が1両、そしてフランスのオレンジのドアのコラーユ客車が1両の4両編成です。 それに、オリエント急行と書いたチケットも。
憎いですねメルクリン。 これは帰国後しばらくして見つけて購入。 客車だけなので結構安価でした。 車輪はメルクリンだけれど2線用がついていたので、普通にレイアウトで走らせられます。
早速私のレイアウトで走らせました。 機関車はハンガリーのタウルスを購入。 PIKO製で安い、たしかトラムウエイで通販で買ったと思うのですが、11000円で、当時カトーの機関車でも2万円近かったのでかなり安い。 PIKOは安かったのです。
かくして、ハンガリー日帰りの旅は終わりました。
つづく