98 PGA Championship
4つのメジャーのうち、最後のメジャー、世界一のプロゴルファーを決める戦いが、ニュージャージー,スプリングフィールズ、かのニクラスと死闘を演じ、世界のスターダムにのし上げたバルタスロルで始まる。日本からは、松山英樹や谷原秀人らが参戦、特に、英樹は、調子が歯車が合わず、リズムを壊し先日のゲームも予選を突破できずにいたが、ここへきて、明るい材料が見えて、いい雰囲気である。クラッシックなコースだけに、パー70のフィールドは、パっテイングの感覚が戻れば、上位に行けるだろう。記者も二度ほど、プレーを経験したが、広野や小野や鳴尾、古賀、安孫子、東京などが、テリングハーストが1922年に設計したコースとダブらせる雰囲気もかなり懐かしい。日本の林間と違うのは、やはり、コースのヘアウエイをしっかりガードするラフの考え方だろう。ラフは、日本では、簡単にボールを出せるが、バルタスロルのラフは、プレヤーの身勝手なショットを阻み、自由を奪う。日本のアマチュアの軽いアイアンでは、ボールを掴む手立てはない。つまり、アイアンのフェースに乗ってくれないから、ショットにならないのである。ただし、今年は、雨量が少ないバルタスロルは、ラフが育っていない箇所がおおく、今のプロの手慣れなショットを遮るほどの威力があるかどうか、疑問が残る。クラブハウスの抜けてロッカーに行く廊下などは、一人、やっと通れるくらいの広さで、ショックを受けた印象が残っている。
パー70、(34,36)のセッテイングは、四日間でどんな結果を期待しているのか、予測はむつかしい。15アンダーの攻防戦と断じるが、自信はない。理由は。今太閤のD.ジョンソン、マクロイ、デイ、スピース、ステンソン、ミケルソンなどが、初日からタイトルをねっらたマネジメントを駆使するだろうから、それによって、四日間のスコアメイクが大きく変わる可能性がある。だから、英樹は、業界屈指の飛ばしで8度目のThe ChampionshipのJb。ホームズと回るので、圧倒されないことだ。今前は、マクロイ,D.ジョンソンと初日を組んだことから、気力的に勇んだと思う。つまり、自分のリズムをつかむ余裕が、ショットの狂いを生じさせたのだ。クラブを変えておかしくなったのでは、という議論は、英樹を外してはなすべきことでない。選手は、本人次第の微妙な選択なのでから、他人がとやかくゆうのは失礼な話だ。池田勇太は、オリンピックを片山晋呉と代表プレーするが、前兆戦として、PGAを戦うのは、いい経験かもしれない。予選を外さないように、自分のゴルフに集中することだ。
調子は、戻ってきました。いい結果を出したいとコメントを出しているスピース。
絶好のd。ジョンソンの調整を指導するブッチーハーモン、インパクトの後のフォローを少し長くゆっくりと指導しているように見える。コースがストレートボールを要求するからだろう。
選手を迎えるバルタスロルは、どこまでもシックで落ち着きがいい。クラブハウスは、会員ゲストは、丁寧に歓迎し、よき歴史を感じる瞬間でもある。
さあー。選手たちが、次々にスタートする。眼が離せない一瞬でもある。
ゴルフタイムスは、アメリカ担当、駐在記者が、朝、いちばんから、取材におわれている。表に出ないニュースなど、その都度、コレポンする。選手も命がけ、取材記者も命がけで、戦いを追う。
デイを押しのけて、D.ジョンソンが、世界一になるチャンスでもある。トッププレヤーは、トップを目指して、集中力研磨に余念がない。