谷原、世界を驚かす4位、マスターズの切符を実力でもぎ取った。
DJ FEDEX ランキング勝利で世界一へ
デル杭は、撃たれた。
いよいよ、マスターズの足音が聞こえる。
最終ホールで、DJを青ざめさしたJ.ラームの猛攻、驚くべき若獅子だ。
DJ 優勝で、幕を閉じたWGC technologies Match Playは、予想をはるかに超えた熱戦が繰り広げられた。
谷原は、孤軍奮闘、飛距離も技術も円熟期を迎え、準決勝では、DJをいたるところで苦しめた。その効果は、外国のメデイアに強烈に印象を与え、松山以外にもう一人、マークすべき選手がいるといわしめるほどまでボリュームは上がったいる。もう一人は、記者が、要注意の二重丸をつけていた選手が,フォンラーム(22歳)の新鋭大型選手である。飛距離と小技のきく選手で、スイングイワークは、DJのように大きくはない。しかし、ボールは、剛球で重くフェアウエイやグリーンを噛む。松山にとっては、もうひとり、頭に入れておくべき選手が彼である。しかも彼は、現在、21位にランクだが、この試合で2位になったので、ベストテン入りgが近いと思われる。
谷原に戻る。DJに負けたようでも、実際は勝っていたのでは、思えるほど、肉薄していた。DJのラッキーなパットが沈んだところが
勝敗の綾である。3番で少なくとも勝てるチャンスに、DJがエッジから放り込んで、谷原が1メートルを左へ逃がしたのが最後まで響いた。ラームに力でねじ伏せられたビルハースと3位決定戦を争い、谷原は、4位の勲章を手にした。
マスターズへの道は、開かれたのだ。
記者は、オーガスタでは、おそらく谷原の説明をしっこく求められるだろう。記者として、恥かしくない話をメデイアにかぎらず、多くの友人たちにするつもりだ。
現地、オーガスタからマスターズ報道をくまなく伝えるように準備万端である。松山、池田、谷原の3選手が、日の丸を背負って
勝利への意欲をかき立てる4日間を期待している。
それにしても、ファイナル18番ホールまで、追い詰めたラームの攻撃には、DJも青くなっていたのが、読み取れた。久しぶりに
しびれたのではないかと記者は、思う。DJに勝たせたかった地元のファンは、DJの優勝で、満足であっただろう。
photo;Chris Reimer/PGAtour/WGC