ゴルフタイムスの世界   Eagle Eye

ゴルフタイムス編集の古賀のイーグルアイは、焦点を外さないのが自慢です。面白くて、実践的で参考になる記事を提供したい。

US tour Arnold Palmer Invitational Championship マクロイの優勝とタイガーの復活

2018-03-20 | 危うい日本のゴルフの世界

マクロイの優勝

タイガーの復活劇が、世界のトーナメントに極上の緊張感を再び舞台に上げたのは、異論はない。タイガーに刺激されたマクロイは、故障から復活劇を鮮やかにやってのけた。PGAtourの優勝は560日を超えていた。ステンソンのクルージングかと思われた3日目、ファイナルは、そうではなかった。ファイナルで追い上げたマクロイのショットは、来る4月5日からのマスターズ本戦に勢いをつけたといえる。それにまして、ファイナルで、は終盤に1打差まで追いあげていたタイガーのゴルフは、ほかの選手に強烈な緊張感を与えたのは、誰も認めるところであろう。惜しくも、16番でドライヴァ―で打ったボールが、左へ飛んでOBとなって、追い上げが狂ったが、ここでイーグル狙いのスコアを頭に描いての一打であったと解釈する。タイガーは、逃げるゴルフはしない。それが、観るものスペクテイターの興奮に拍車を掛ける。

ファイナル、18番にタイガーが静かに歩いてくると、大勢のギャラリーの一人が、タイガーと声をあげると、ギャラリー全員がスタンでイングオベイションで、迎える。数年、胸につかえていた思いが、吹っ飛んだ一瞬でもある。タイガーの復活は、また、ツアーの情熱をかき立てるに充分である。今年のツアーは、眼が離せない。

しかし、マクロイが、ここまで復調しているとは、思わなかった。むしろ、英樹の方が、復調すると踏んでいたのだが、見事に的は外れた。英樹は、マスターズをどう戦うのか、胸騒ぎがおさまらない。

photo:Golf Channel/CBS/PGA tour /Arnold Palmer INV'l

隙の無いか精度の高いショットだ。さすが、世界ランキングトップを走ったマクロイの粘り強い体の張りが見て取れる。

この勝利は、いやがうえにも、82回マスターズを面白くする。タイガーの復活、マクロイの復調は、新旧をプレヤーの激戦メジャーになることは、想像に難くない。タイガーが戻ってきたように、マクロイも戻ってきたのだ。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする