遼の第二章開幕である。
遼が久しぶりに、優勝戦線にカムバック、新打法も手に入れ、ANAのトーナメントで、プレーオフに進み31歳の誕生日を迎え、新たなゴルフの歴史を刻んだ。
筆者が、石川遼のゴルフを15歳のころから追って、15年の歳月が流れた。記者が属する外国特派員クラブで、デユーク石川のコーデネイトでインタビューを経験した時に、清々しい頭がいい印象をまず受けて、ゴルフのために生まれた使命を持っているなーと辛辣な評論家、デユークの話に第2章は必ず起きるとアメリカ撤退から考えてきた。時は、ながれ、遼は、ゴルフを完璧に変えた。
ANAの試合での遼のゴルフは、第2章を裏づけるゴルフィングとなった。31歳から、始まる遼のゴルフは、まさに、期待され、予想に従う活躍と金字塔を刻むだろう。優勝こそ、大槻のダイレクトカップインで逃したが、300ヤード豪打とアイアンの正確さが、身についてきて、PGAツアーに戻っても、かなりの成績が見込めるところまで来ている。
遼のゴルフは、ファンのゴルフといわれている。見せるゴルフが、真骨頂であるがゆえに、カムバックはうれしい。