YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

キャブレター取り付け

2022年02月03日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
昨晩組み立てなおしたキャブレターを取り付け、エンジン始動。

症状変わらず。
なかなか始動しない。始動してもアイドリングが続かずエンスト。
アクセルを開けると、一瞬息つきの後吹け上がるが、エンジンが暖まる前に急にアクセルを開けると、回転が上がりかけ、すぐに失火したような症状となりエンストする。

…ん?失火したような?
そういえば、このところのアイドリング不調も、失火しているかのような症状だったといえるな。スパークが間引きされてるような。

ということは、点火系に問題があるんだろうか?プラグキャップ、プラグコードは導通確認済み。イグニッションコイルも抵抗値確認済みだが、今付いているコイルは汎用品で、二次コイルの抵抗値は純正コイルと大きく異なる。まさか、換装後間もないデジタルイグナイターの不具合?

明日は純正コイルでテストしてみるか。

それでダメなら、デジタルイグナイターに問題ある可能性も出てくる。しかし、純正イグナイターはたぶん使える状態ではないから、一旦手詰まりということになるな。

とにかく、考え得る限りの手は打つほかないな。





キャブレター清掃・組立

2022年02月03日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
月曜日にバラしたままにしていたキャブレターの各部品と通路・ポートを再度パーツクリーナーとエアダスターで清掃しつつ、通気がちゃんとできているかチェック。

どうやらスロー系の通路は、


ここからエアーが入り、


ここに出てきて、


ということは、フロートチャンバー側ではここということになり、


ここでパイロットジェットから吸い上げられたガソリンと混合し、


ここから吸い上げられ、


パイロットスクリューを介して


この小さな穴から混合気が出てくる、

ということか。

今回のアイドリング不調の原因がスロー系の詰まりだとすれば、


スロー系のエアー入口と思われるここの詰まりがあやしい。この奥にエアジェットらしきものが圧入されている様だが、これが詰まっていたのかもしれない。念入りに通気を確認。間違いなく通っている。
対面にも同じ大きさの穴があるが、奥のジェットらしきものの穴の大きさは異なっている。

フロートの簡易油面高さがまた狂っている。この前キャブを分解した時に合わせたはずなのだが。

左のフロートの左右の浮き?部分がほんの少しよじれているみたいで、よじり直そうとしてみたがうまくいかず、片方が26mmに合っていても、片方は28mmとか、そんな状態になる。


ここは万全を期して、買ったことさえ忘れていた純正のフロートの存在を思い出し、左のみこれと交換することにする。


油面高さ確認。こんなもんだろう。


迷ったが、左のみパイロットジェットもKITACO製の新品に交換。横穴ありのジェットだが、これがどう影響するか?


パイロットスクリューをピカール(リキッドタイプ)で慎重に磨く。磨いたペーパーウエスがすぐに真っ黒になった。真鍮製の精密なパーツのため、磨きすぎも良くないので程々にして、パーツクリーナーで洗浄後組み付け。


キャブレター再組み立て完了。

今日はここまで。何とかこれで不調が解消されてほしい。