天津ドーナツ

みんなで力を合わせて、天津の日本語教育を楽しく、元気にしましょう。ご意見・ご要望は左下の「メッセージ」からどうぞ。

顧問としてのスタンス 2

2010-07-07 13:35:45 | ドーナツの宝
先ほど、先日のドーナツ会議を見てくださった当地の日本企業の代表の方とお会いしてきました。

その結果、「まだ学生の遊びだ。支援をするのは早い」「企業が支援をする対象は、社会でも通じる人間の集まりだ」ということで、検討していただくはずだったご支援のお話は保留になりました。



私は、この結論はすでに予想がついていました。といいますのも、会議の準備を任せた学生が、全く準備を進めておらず、他のリーダーへの会議の日時の連絡さえもしていなかったからです。

いずれにせよ、これは顧問の私の指導力、管理能力の問題ですので、何年かかるか分かりませんが、信頼を取り戻すためにやるべきことをやらなければいけません。



まずは、貴重な時間を使ってくださった日本企業の方へのお詫びです。

次に、少数ながらも一生懸命に会議に取り組んだ学生とスタッフへのお詫びです。

次に、日本企業に支援をお願いすることの意味を理解していない学生への説明です。

そして、この結果を取り戻すためにどうしたらいいのかを、リーダーたちと話し合います。

そして、決めたことは絶対に実行させます。



一度失った信頼を取り戻すために、どのぐらいの時間が必要なのか、おそらく学生たちはわからないと思いますので、今、言っておきます。少なくとも、3年間はチャンスは来ないと思います。3年後の信頼回復に向けて、私と一緒に努力をする学生だけ、ドーナツに参加してくれればいいと思っています。

ドーナツ顧問としてのスタンス

2010-07-07 09:29:18 | 顧問・アドバイザーから
ドーナツの1年間が終わりました。

同時に、来学期に向けての各方面との調整や準備は、すでに始まっています。

そこで、指導教師である私が学生に期待、いや、要求しようとしていることを明確にしておきたいと思います。

それは一言で言うと、「ドーナツを、努力していない学生を甘やかす場所にはしたくない」ということです。

日本語が上手になりたい、向上したいと思って必死になっている人は、私の力(能力・人脈・時間)のすべてを使って助けます。それ以外の人は、残念ですけれども、真剣に相手をする時間はありません。



初対面のときから、仕事の指示を連発し、一切甘やかすことのなかった商業大学のSさんに、「この1年間でどんなことを学んだと思う?」と聞きました。

すると、「自分の教科書は自分で書いていいことが分かりました」と答えました。

私は、日本語教師としての自分の教科書に、ドーナツのページを書いている最中です。それは、天津で7年目を迎える私がどうしても書きたかったことでした。

ドーナツの前身である南開大学の日本語コーナーを担当していたYさんも、毎週のように私とぶつかっていましたし、時には涙も流しました。でも、彼女は一度も私から逃げませんでした。今、Yさんは天津で日本語のナレーションを吹き込む仕事をしています。それは、日本語コーナーの仕事もしながら、アナウンサーになりたいという夢をかなえるために、毎朝、毎晩、発音やニュースの朗読練習に取り組んだ努力の結果です。

私は、こういう先輩たちに、ドーナツの後輩を引っ張ってほしいと思いますし、第二のSさんやYさんを育てたいと考えて、ドーナツを指導していきます。

やる気はあるけれど方法が分からない、そういう人は、ぜひドーナツに来てください。

でも、ハート(熱意や根性)がない人には何を教えても無駄だと私は思っていますので、そのことも、覚悟しておいて欲しいと思います。

天津師範大学 郭恩嘉さん

2010-07-07 05:05:04 | 先輩からのメッセージ
川端先生へ

 

  盛夏の候、いかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。^+^

  川端先生、久しぶりですね!お元気でしょうか^_^

  大変すみませんでしたが。。。。。。メールの返事はそんなに、遅くになってしまいました。。。

  天津で日本語を勉強している学生への励ますことについて、私は、まだ、皆さんと一緒、日本語を勉強しているの状態なので、資格がないと思いますけど^_^それで、私の自分自身の体験について、皆さんと交流したいんですよ^_^

  私は郭恩嘉と申します。天津出身、天津師範大学の日本語専門学科の2005級生

です。2009年1月から3月まで天津豊田自動車会社で実習してから、4月に編入生として、(天津師範大学の交流学校)茨城キリスト教大学の文化交流学科に留学してきました。今年4年生になって、自分の行きたい大学院に入学できるように、努力しています。

  日本で留学している日々で、日本語を勉強しながら、いろいろな教科書に載ってない知識を身につけてきました。日本に来たばかりの時、川端先生からのメールで、「ぜひ、いろいろな人やいろいろなところに行って、教科書だけではない日本を吸収してください。特に各地のお祭りは、その土地の歴史と大きく関わっていますからお勧めですよ。」と言ってくれたこの進めのおかげで、私は本当に、旅行とイベントと様々な祭りに参加した体験で、生き生きとした生の日本文化を勉強することができました。天津師範大学2年生の時、川端先生はうちのクラスの皆さんを連れて、天津商業大学の「日本茶道見学会」に行ってきました。その時から、私も、日本の茶道の作法に興味を持ってきました。日本に留学して以来、茨城キリスト教大学で「茶道サークル」に入部して、いよいよ1年になります。今の私は、大体、作法の流れのやり方を知っています。知らず知らずのうちに、こういうような楽しい体験から、自分の日本語での会話力もどんどん良くなってきたようです。

  つまり、天津で日本語を勉強している皆さんも^_^、できるだけ精一杯様々な日本語に関する活動に参加しましょう!楽しんで勉強するのが、一番いい状態だと思いますよ。私も、次の予定は、10月の「茨城県女性留学生弁論大会」に参加するつもりです。皆さんと一緒に、頑張りたいです。^_^

  最後、皆さんに伝えたいのは、私がこのキリスト教大学のチャペルで勉強した「やる気」を与えてくれる聖書の言葉です。



「求めよ、さらば与えられん。
尋ねよ、さらば見出さん。
門を叩け、さらば開かれん」



自分は何を求めているのだろうか?
求めて実際に行動しただろうか?
得られるようにちゃんと努力しているだろうか?

求めなければ得られないものがたくさんあります。
何もしないで得られるものは少ないでしょうし、得られたとしても喜びは小さいのでは    ないでしょうか。
自分が求めているものを、努力して手に入れた時の幸せは大きいものです。

                                  郭より