天津ドーナツ

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ドーナツは一流を目指します

2010-07-27 19:18:05 | 顧問・アドバイザーから
野村克也さんの言葉です。(野村克也さんを知らない人は、インターネットで検索してみてください)


(ここから)
阪神にSという選手がいます。
足が速い。肩が強い。運動神経が鋭い。
だれが見ても抜群の素質ですよ。
事実、阪神の歴代監督はみんなその素質に惚れて期待した。

だが、期待され続けて、すでに9年です。
守備は素晴らしいが、打撃は一向に芽が出ない。
すごい脚力を持っているのに、
昨シーズンの盗塁数はわずか一です。

最近は、自分はこんなもんだといった
発言をするようになっている。


現状への妥協、満足、限定、
これは二流のラインにとどまらせる根源です。


私はね、Sと共通するものをヤクルトのIにも
感じるんです。
そこに共通するものは鈍感です。

何も感じない。
何も考えない。

鈍感は二流の思想とイコールです。
二流の思想では決して一流にはなれません。


野球は実に失敗の多いスポーツなのです。
三割打者が一流の目安とはいっても、
残りの七割はどうしたか。
失敗しているわけです。

パーフェクトの十割に理想を求めたら、
失敗だらけです。

恥ずかしくて顔を上げられない。
その羞恥心の感覚は人間を謙虚にせずにはおかない。
謙虚であれば、人間、いろいろなものに気づくものです。
鈍感ではいられません。

謙虚さこそが人間を一流に導く根源だと思います。

(ここまで)



「一流を目指す」というと、「そんな傲慢な!」と思う人もいるかもしれませんが、実は逆です。二流の努力しかしていないコンテストに先生方やお客を招待するほうが、よほど傲慢です。

「私は二流でいいです」「私は平凡な人間ですから」などといって努力を放棄するのであれば、企業が厳しい競争の中で蓄えた金銭を当てにすることはやめてほしいです。

ドーナツのコンテストは、選手もスタッフも、すべてにおいて一流を目指します。そして、自分たちが一流からは程遠い存在であることに対して、心からの謙虚さと恥ずかしさを持って、努力をして欲しいと思います。