福岡への帰省の道中
毎回
美術関係の場所に立ち寄ることにしています。
この夏は二つの候補地がありました。
一つ目
瀬戸内国際芸術祭2010
瀬戸内海の7つの島と高松を舞台に開催される
今年から始まったアートプロジェクト。
二つ目
手のなかの空 奈良原一高
島根県立美術館で開催。
奈良原さんの写真の全貌に迫った大規模展示。
瀬戸内経由か山陰経由かの2択です。
どちらを選択するかで決め手となったのは規模。
瀬戸内芸術祭は一日で廻れない規模です。
また
“今は暑すぎる・・・”
という理由でも
今回は山陰経由を選びました。
瀬戸内国際芸術祭は
10月31日迄なので
時期をずらして訪れたいと思います。
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島根県立美術館。
1999年に開館した山陰最大規模の美術館です。
今回、初めて訪れました。
宍道湖に面して建てられ
日本の夕陽百選に選ばれている立地上
閉館時間は日没後30分
展示室への入場は日没時刻までとなっています。
本来なら
サンセットシーンも鑑賞対象なのでしょうが
道中を急ぐ私たちは夕陽を見る余裕がありません。
ザンネン。
美術館の窓に写る宍道湖に
自分達の姿を重ねて記念撮影。
*
奈良原一高展の入口です。
会場はシリーズごとに8ブースにわかれていました。
Ⅰ. 人間の土地1956
Ⅱ. 王国1958
Ⅲ. ヨーロッパ・静止した時間1967
Ⅳ. スペイン・偉大なる午後1969
Ⅴ. ジャパネスク1970
Ⅵ. 消滅した時間1975
Ⅶ. ヴェネツィア1980's
Ⅷ. 空 / 天 / 円
ほとんどの展示作品は写真集で見ていましたが
作品から発せられる魅力をあらためて感じました。
展示の様子はコチラで
*
当日は8月15日、この日は細江英公氏により
「奈良原一高と私、そしてVIVO」
というタイトルで講演がおこなわれました。
講演会では“VIVO”の活動についての
ユーモア溢れる細江氏の話に惹き込まれました。
また
奈良原氏の奥様との関係は・・・あの時・・・
などなど、秘話も公開。
そして
VIVO解散直後に
VIVOに参加したいと細江氏のもとに訪れた
森山大道氏についてのエピソードも。
*
最後に
この時期の展示について
記しておかなければならないことがあります。
奈良原一高展の上のフロアでは
関連企画として森山大道氏の展示もありました。
この展示、サブ的な内容ではなく
モリヤマパワー炸裂の展示内容でした。
*
“奈良原・細江・森山”
写真三昧の美術鑑賞に大満足!
会期は9月13日迄です。
鳥取の植田正治写真美術館と併せて
写真の旅・山陰編に出かけてみてはいかがでしょうか。
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美術館を後にして
足早に大阪へ帰りたいところ・・・
渋滞に巻き込まれ
夕陽の時刻となっても進みません。
日没まで大山の周辺で停滞。
楽しいひと時の後には
辛い事態が待っていました。
Yoshie
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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