死にはぐった…

昨夜、私は寝室のおしいれにスタンドと単語帳を持ち込んで勉強してました。

なんか、この間ひさしぶりにおしいれに入ったら気に入っちゃって。
寝室はウチの場合ただの10帖間なので普段は家族の生活の場ですから、いつもは祖母がその部屋では遠い耳で大音量のテレビを見ています。
なので逃げるようにしておしいれを夜の勉強場所にした感じではあるのですが。

で、さて。
昨夜もおしいれで単語帳をやってたんです。
そしたら、父親がおしいれの外でテレビを見始め…
休日の前日だから長い長い。

私がおしいれで勉強してるのを知ってるのは祖母だけなので、恥ずかしくって出るに出られなくなって…
さりげなく父親を動かすように妹にメールしてみるも、すでに寝たようで応答なし。
携帯から自宅に無言電話を何回か発信して父親を動かそうと試みるも、効果なし。

そして時間は1時間2時間と過ぎてゆき…
おしいれの中は汗が滴り眼鏡が曇るほどの蒸し風呂状態、心なしか酸素濃度もうすくなってきて…もはや絶望的展開って感じ。

もう駄目だなと思いはじめたとき、父親がテレビを見るのをやめないのに痺れを切らした祖母がおしいれをオープン！

バレちゃった…3時間も粘ったのにぃ…
内心ほっとしたけどハズカシィ…みたいな。
普通、おしいれなんかで勉強しないもんねぇ…


なんか、生まれて初めてあの瞬間の気持ちが分かった気がする。
小学生くらいの子供がおねしょした布団を必死になって隠すために、冷えて寒くなって股が痒くっても我慢して頑張ってたのを、親にあっけなく剥がされる、あの瞬間。

って思ったあと、しばらく冷静になってみました。
そして、すなわち自分がそんな子供と寸分違わぬ考え方をしていたということだと気付いた瞬間、電気を消した部屋のなかで自分のほっぺたが真っ赤になるのを感じました。

人間なんだもの、できるなら内緒にしたいことはあるよね、仕方ないよ。
大事なのは後処理を自己責任でできることでしょう。
私の昨日から今日にかけての体重差からみると、おしいれの中で小学生のおねしょにも負けない500mlぐらいもの汗をかいてしまったようで…明日は布団を干そうかな…


バカバカしい記事を失礼しました。


　
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