テレビBSで“三島由紀夫vs東大全共闘~50年目の真実~“を放映していた。テレビは5部作で、印象に残ったものは「生き残った者の役割」と「熱情」であった。三島由紀夫氏は、市ヶ谷の陸上自衛隊駐屯地のバルコニーで自衛隊員を前にして演説した後、割腹自殺している。(享年45歳)
東大全共闘との対談では、三島由紀夫氏は「君たちの熱情だけは信じる」、また、言葉には“言霊”があると語っていたが、政治家や官僚などの噓をつく言葉の中には、言霊が無いので印象的であった。脳出血を罹患し生き残った者として、このブログにあった「人間の役割」を添付する。
<人間の役割>
令和2年5月30日、民放テレビ「情熱大陸」で、アイヌ木彫家“貝澤徹氏”を放映していた。貝澤徹氏は、アイヌ文化を守り続けるために日高管内平取町二風谷で、木を彫り続けている。その作品が下の写真であるが、注目してもらいたいのは、放映されたテレビの下部に書かれていたテロップである。
テロップには、「だから僕は僕なりの役割でやってくし」と書かれている。人間は誰でも役割を持っているので、その役割を粛々と行なっていけば良いのでないかと思う。 人間の役割は一人一人違っているが、その役割を各人が十二分に果たした時、組織(国)は無限の力を発揮すると思う。現在、新型コロナ禍で世界中が混乱しているので特にそのことが言えるし、それが新型コロナ禍の不景気から脱出する近道であると思う。
バルコニーで演説する三島由紀夫 |
「十勝の活性化を考える会」会員T
注) 三島事件
三島事件とは、1970年(昭和45年)11月25日に、作家・三島由紀夫が、憲法改正のため自衛隊の決起(クーデター)を呼びかけた後に割腹自殺をした事件である。三島が隊長を務める「楯の会」のメンバーも事件に参加したことから、その団体の名前をとって楯の会事件とも呼ばれる。この事件は日本社会に大きな衝撃をもたらしただけではなく、日本国外でも速報ニュースとなり、国際的な名声を持つ作家の起こした異例な行動に一様に驚きを示した。
(出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)