コロナ感染に関する最近の傾向を纏めました。国内では、毎日数十人の感染者の状況がしばらく続くようです。
少しずつ活動範囲を広げると共に、感染者数もわずかに増えていく「コロナとともに」の生活から、抜けだすことはできません。
また、ここにきて東京都の感染者が大半を占めるという、人口一極集中の弱点が見え始めてきました。東京の不幸を願うようですが、十勝活性化には、「東京一極集中による不都合な真実」は欠かせませんので、乞うご期待!ですね。
コロナ禍が長引くことで、サテライトオフィスが地方にできると、地方の活性化にもなり、こちらはコロナ終了後も継続するかなと見ています。
世界の状況ですが、ヨーロッパの感染は収まりつつありますが、アメリカ、ロシアに続き、ブラジル、チリ、ペルーなどの中南米、インドなど南アジア、中近東がますます伸びています。
一方、これらの国の老人の割合が低いために、死者数がそれほど増えず、死亡率は下がり続けています。ただ、インドなど、あちこちで医療崩壊が起きていますので、今後、急速に死者数が増えていく可能性もあります。
中南米、インドなどが、週単位でいまだに右肩上がりで、感染者の飽和がいつになるか見えていませんので、半年後の12月末でも、収束する見込みはほとんどないと思います。
現在の特徴は、世界地図で見ると地域間の格差が歴然としています。WHOのホームページに、直近一週間の感染者数で色分けされた世界地図があります(下図参照)。
東アジア、東南アジア、オセアニアと、太平洋の西側は、概ね抑え込みに成功しています。
ヨーロッパも犠牲者を多く出しましたが沈静化に向かっています。アフリカは、特に中央部ではほとんど感染者が増えていません。今感染者が増加しているのは南北アメリカ、南アジア、中近東の国々です。
人の細胞の百分の一以下のウイルスが、地球全体を俯瞰しながら適地を探して繁殖している様子は、奇妙としか言いようがありません。
以前に提起した、日本の(人口当たりの)死者数が少ないという課題はかなりトーンが変わり、上記の東アジア、東南アジア、オセアニアをひとくくりにして、死者数が少ない理由を考える方が適切です。
残念ながらこのグループ内では、日本は死者数が多い方ですので、「日本モデル」などと不遜なことを言うと失笑ものです。
むしろ、環太平洋で見ると西と東の差が歴然としていて、この理由を考えてみたくなりますね。まさか偏西風とか、そんな意味不明な理由ではないと思いますが・・・。
蛇足ですが、ノーベル賞の山中先生が、いまだに「日本の死者数が少ないのはなぜか」をテーマにしていますが、彼も今の状況が呑み込めていないようです。
今後ですが、やはりワクチンが開発されない限り収まりはつかない感じです。78億人分とまではいかなくとも、私が注射してもらえるのは、年内はとても無理かも知れません。
「十勝の活性化を考える会」会員
(出所:WTOのホームページより)
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