十勝の活性化を考える会

     
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最高気温

2023-03-28 05:00:00 | 投稿

 

3月20日の最高気温が16度で、本日も15度が予想されている。北海道で3月にこんなに暖かいのは、未だかつてなかった。エルニーニョ現象なのかどうか詳しいことは分からないが、異常気象であることに間違いない。

20年前ごろの記憶では、せいぜい10度前後であったと思う。だから、何かが変である。そして、この現象に対して変だと思わない人が多いのが変である。一時的な現象に終わればよいのであるが、そうではない。この現象が、これから普通になるそうだ。

確かに北海道では、おいしい米はとれなかったが、最近では“ななつぼし”や“夢ぴりか”といった美味しい米が獲れるようになってきた。新潟の“コシヒカリ”と同じように消費者に評価されてきたらしい。精米業者に聞くと、北海道米が評価を受けている理由のひとつは、農薬が少ないからだと言う。暑いところで米を作るには、農薬が多く使われているのだろう。

先日、野菜農家をしていた人が、自分の畑で収穫した野菜を食べず、自分が食べる野菜は庭でハウス栽培し、農薬を掛けないと言っていた。最近、ガンで亡くなる人が多いように思われるが、農薬もその原因のひとつと思っている。米にも小麦にも農薬が使われているが、農作物を多く収穫するためには農薬は欠かせないのだろう。

腹が減っては戦が出来ない”が、野菜に農薬が多く掛けられているとしたら、何を食べていけば良いのだろう。農業国であるタイに長らく住んでいた友人に教えてもらいながら、今年から農薬を掛けない野菜を自分の庭で作ろうと思っている。

福寿草は早春に黄金色の花を咲かせることから、一番に春を告げるという意味で「福告ぐ草」という言葉が江戸時代に使われた。しかし、ゴロが悪いので、おめでたい「寿」と差し替えられ「福寿草」となったそうだ。例年よりも早く咲き始めたので、そろそろ畑おこしの農作業に取り掛かろうと思っている。

ここで、九州に住んでいる知人が詠んだ俳句を一句。

いずかたも 地は荒らぶれど 福寿草

日本の国土疲弊、食料自給率の低下を詠んだ俳句で、まさに減反政策で休耕田が増えている日本の農政を象徴しているようである。

「十勝の活性化を考える会」会員

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