十勝の活性化を考える会

     
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釧路湿原

2020-08-01 05:00:00 | 投稿

最近、国会議員の「失言」が多いが、このブログに書いたのは「釧路湿原」のことである。釧路湿原は、東京都のJR山手線内にすっぽり入る約26千ヘクタールの大きな湿原で、国内にある湿原の面積の約3割を占めているそうである。

 

若い頃、日本百名山の至仏山燧岳(ひうちだけ)の頂上から、ニッコウキスゲなどの咲く「尾瀬ケ原湿原」を見たが、釧路湿原の大きさは圧倒的に大きいのである。

 

釧路湿原には、細岡湿原展望台など5つの展望台があるが、私は、その中でも湿原の中にある「コッタロ湿原展望台」が一番好きだ。からだ全体からエネルギーが湧いてきて時が経つのを忘れるくらいである。

 

釧路湿原は、最高気温が20度以上にならないため乾燥化が進まず、また釧路沖で千島寒流と日本暖流がぶつかり合うことによって有名な釧路の霧が発生することにより湿原が保たれているとのことである。その霧は、80キロ離れた摩周湖の霧にもなるのである。

 

摩周湖と言えば、歌手 布施明が霧の摩周湖を歌ったが、ヒットするまでは一度も摩周湖に来ていないそうである。余談ながら、実景を体感し思い浮かべて歌えばもっと早いヒットもあったのではなかろうか。摩周湖の周りには、外輪山である摩周岳があり、こちらの景色も晴れれば最高である。

 

また、摩周湖の裏には、神の子池という摩周湖の伏流水が湧き出ている所があり、こちらも幻想的である。なお摩周湖は、バイカル湖に次いで世界第2位の透明度を誇り、晴れた日には「摩周ブルー」といわれている。

 

なお、釧路川にかかる幣舞橋のそばにあるカラオケスイッチを押すと、ご当地ソングを歌っている水森かおりさんの釧路湿原の歌を聞くことができ、釧路の夜を歌った美川憲一さんの歌も聞くことが出来る。

 

 

注) 釧路湿原

釧路湿原(くしろ しつげん)は、北海道釧路平野に位置する日本最大の湿原湿地。面積は約26000haで、このうち中心部の7863haラムサール条約登録湿地である。釧路湿原国立公園としての区域は28788ha

 

地理

釧路市の北部から4市町に広がる。大半は川上郡標茶町阿寒郡鶴居村釧路郡釧路町に属する。

湿原の中を釧路川が大きく蛇行しながら流れている。湖の東側には塘路湖シラルトロ沼達古武湖、エオルト沼、ポン沼、サルルン沼が並ぶ。湿原の中にも小さな湖沼が点在するほか、泥炭層の小さな穴に水がたまって底なし沼状になった「やちまなこ」(谷地眼)が各所にある。

自然とその保護・再生

動植物

ヨシ-スゲ湿原が大部分を占める。スゲ属が大きな塊となったものは谷地坊主(やちぼうず)を呼ばれ、釧路湿原の名物の一つとなっている。このほかハンノキの林、ミズゴケ湿原もあり、食虫植物モウセンゴケコタヌキモが生育する。湖沼や河川にはヒシ、ネムロコウホネなど水草が見られる。湿原内と周辺で確認されている植物は約700種。

動物は鳥類200種程度、哺乳類39種、爬虫類5種、両生類4種、魚類38種、昆虫類が約1100種確認されている。日本最大の淡水魚であるイトウサケ科)やキタサンショウウオなどの希少な動物も多い。

人の活動が少なく餌が豊富なため、タンチョウエゾセンニュウベニマシコなどの多くの鳥類の繁殖地・休息地となっている。タンチョウは夏季、釧路湿原を含む道東各地で繁殖し、冬には釧路湿原へ戻ってきて越冬する。

 

湿原の歴史

1万年前までの氷期には、地球上の水が氷河として大量に地上に堆積したため海水量が減って海水面が低下し、釧路湿原一帯も完全に陸地化していた。その後、気温が上昇して海水面が上昇した。約6000年前には気候が現在より温暖化し、海水面も今より2から3m高くなった(詳しくは縄文海進を参照)。

当時、釧路湿原一帯は大きな浅い湾を形成し、気温も現在より平均2から3高く、現在の東北地方と似た気候であった。湿原周辺に存在する当時の貝塚からはハマグリシオフキなどの貝殻が見つかっており、これらは現在は宮城県以南に生息している種である。

その後、気温の低下にしたがって海水面も低下し、4000年前には現在の海岸線が形作られた。釧路湿原では湾口部に砂洲が発達し、内陸部は水はけの悪い沼沢地になった。沼沢地に生い茂ったヨシやスゲが冷涼多湿な気候下で泥炭化して湿原が形成され、約3000年前に現在のような湿原になった。北海道にあるサロベツ原野霧多布湿原も、同じ経緯で形成された。

 

(出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)

 

季節やエリアによって全くの別世界が広がる、日本最大の湿原

豊かな湿原に
悠々と暮らす
多様な動植物たち

釧路湿原は、釧路川とその支流を抱く日本最大の湿原で、その広さは東京の都心がすっぽりと入ってしまうほどです。約700種の植物、39種の哺乳類、4種の両生類、5種の爬虫類、38種の魚類、200種の鳥類、そして確認されただけでも1,150種の昆虫が生息しています。特別天然記念物に指定されているタンチョウなどの水鳥をはじめ、多くの野生生物の貴重な生息地となっています。

 

眼前に広がる湿原風景を
眺め、野鳥のさえずりに
そっと耳を傾ける

釧路湿原には、細岡展望台、北斗展望地、釧路市湿原展望台、コッタロ湿原展望台、サルボ・サルルン展望台と、5つの展望台があり、それぞれ異なった湿原風景がパノラマで楽しめます。また、釧路市湿原展望台の遊歩道、温根内木道、シラルトロ湖の遊歩道、細岡展望台の遊歩道、達古武夢ヶ丘歩道、塘路湖畔歩道・フィトンチッドの森歩道と6つの遊歩道が整備されており、バードウォッチングや植物観察が心ゆくまで楽しめます。

(出典:北海道観光振興機構ホームページより)

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