新型コロナ禍で世の中が、変わろうとしている。いや、変えなければならないのである。なぜなら、新型コロナウイルスの発生原因のひとつとも言われている地球温暖化がこのまま進めば、食糧難などで多くの人間が死ぬ可能性が高いからである。
今回の新型コロナウイルスと人類の戦いは、「人間同士が殺し合う戦争でないからまだ良い」とある人が言ったが、国々では何百兆円という莫大なコロナ対策費がつぎ込んでいるから、第二次世界大戦の軍事費の比ではないだろう。
命はお金に代えることはできないが、世界では医療崩壊などで“トリアージ”が始まっているらしい。トリアージとは、治療患者を選別、優先順序をつけることを言うそうである。
現在、新型コロナ禍で10以上の都府県に緊急事態宣言が出された有事であるが、太平洋戦争が始まった時も非常事態宣言が出されている。なお、緊急事態、非常事態も国家存亡にかかる有事の同義語で、法律上は緊急事態とされている。
今は有事であるから、ひとり一人が自分の役割を発揮する時だと思われるが、自分は高齢に加え、体に障害を持っているので今は力がないが、全員一丸となって知恵のある者は知恵を出し、力のある者は力を出してほしい。それが今の有事を乗りこえる全てだと思っている。
ただ、こんな状況下にあっても世界の国々では、自国を守るために防衛費が使われている。日本でも、ステレス戦闘機(一機約100億)やイージス艦(1隻、約2,500億円)などの防衛予算が、年間約5兆円がつぎ込まれており、コロナ禍を機にこれらのムダなお金が使われない時代が来ればよいと思っている。しかし、国々には我欲があるから、いつになるか予測は難しいだろう。
ただ将来、今のようなことが続くとすれば、国々の予算が続かなくなることから、戦争のない平和の時代が来るかもしれない。そのような意味で今回のコロナ禍は、国々に一石を投じただろうし、人類の視点に立つ“国際法”の重要性が見直される時代にもなるだろう。
「時代」に関連して思い出すことがある。歌手の中島みゆきさんと本人が作詞作曲した“時代”の歌である。私が独身の時、ニューミュージックには全く興味がなく、“中島みゆき”という人物も知らなかった。当時、東京にある独身寮の部屋で、“時代”を聴いている友人がいて、そのレコードが入っていたジャケットを見た瞬間、「私はこの人を知っている」といったところ、友人たちはケラケラと笑い出したのである。友人たちは、彼女が私と同じ高校であったことを知らなかったのだろう。
彼女は1学年下の人で、高校体育祭の借り物競争で一緒に走ったので覚えている。借り物は覚えていないが、手を握って走ったことはしっかり覚えている。彼女は短髪で目立った存在で、私にとっては青春時代の淡い思い出となっている。
「十勝の活性化を考える会」会長
注) 国際法
国際法とは、国際社会を規律する法をいう。国際私法と対比させて国際公法ともいわれるが、国内法制度における私法と公法の関係のように両者が対立的な関係にあるわけではない。条約、慣習国際法、法の一般原則が国際法の存在形式とされる。かつては国家間の関係のみを規律する法と考えられてきたが、現代では国際組織や個人の関係や、これらと国家との関係を規律する法と考えられている。
現代国際法への移行
しかし現代では、国際人権法、国際人道法に見られるように、個人も国際法上の権利、義務の主体として位置づけられるようになった。
また、国際環境法における「人類の共通の関心事」あるいは「人類の共通利益」概念のように、「人類」概念も登場するに至った。このように、今日では、従来の「国際社会」とは異なる、諸国家の相互依存性から自然発生的に形成された「国際共同体」という概念が、学説においても、また実定法においても、徐々に浸透してきている。
(出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
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