亜炭は石炭の一種で植物が堆積してできるが、石炭化度が低く火力が弱い。帯広市から約10キロの芽室町にある国見山(128Ⅿ)には、戦前から亜炭を取っていた会社があり、50年前、我が家でも風呂などを沸かす時に亜炭を使用していた。それが石炭に代わり、そして石油に代わり、今はオール電化である。戦後の70年を思い返すと、随分に暖房も変わったものである。
ところで石炭のことであるが、昭和40年代まで北海道にはたくさんの採炭会社があり、炭鉱町で有名な夕張市の最盛期の人口が11万人を上回っていたが、今は9千人と1/10以下である。釧路にも太平洋炭鉱・雄別炭鉱など大小10社以上の会社があり、十勝にも浦幌炭鉱があったが、いずれも閉山している。
「十勝の活性化を考える会」会員
注)国見山
「国見山」は、別名オソルシ山です。アイヌ語で豊かな食料をもたらしてくれる大切な場所という意味。この国見山は、十勝開拓の祖である依田勉三・渡辺勝・鈴木銃太郎の3人がこの山に集まり、眼下に広がる十勝平野を見渡し、開拓の情熱を燃やして名付けたと言われている。
重さ10トンの亜炭塊(大崎市三本木亜炭記念館)
『ウィキペディア(Wikipedia)』
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます