新型コロナウイルスのパンデミックで、世界経済が不況に陥っている。我が国は、その救済、打開策として国民に一律10万円を支給する方向で補正予算の組替え作業に入った。単純計算で12兆円超が必要になる。
①財源:赤字国債が主体
②国家予算:年間約100兆円
③国債残高:約1,100兆円
④国内総生産:536兆円
老婆心ながら、予てから心配していたことがある。この借金をいったい誰が払うのか、ということである。個人は借金を返済できなければ、自己破産を申立が出来るが、国はそれを基本的にできない。デフォルトが起こらないことを願っている。
IMFによれば、今年度の日本の経済成長率はマイナス5.2%に下がる予想なので、税収の減少も避けられない。
人生は「命あってのもの」だが、国も同じである。ただ、国は「あとは野となれ山となれ」のような無責任なことは、断じて許されない。
売上減少により事業者は大変であるが、従業員、家族、国もみんな大変である。殊に、感染者と家族、医療関係従事者、関連業務従事者の苦難は当事者しか分からない。
財政面の懸念は払拭できないが、みんなで耐えるべきところは耐え、この国難を総力で乗り切らねばならないと思う。
十勝の活性化を考える会」会長
注)日本の財政
2 財政はどのくらい借金に依存しているのか
- 2019年度の国の一般会計歳入5兆円は、税収等と公債金(借金)で構成されています。
- 現在、税収等では歳出全体の約2/3しか賄えておらず、残りの約1/3は借金 (公債金)に依存しています。
- この借金の返済には将来世代の税収等が充てられることになるため、将来世代へ負担を先送りしています。
(出典:財務省ホームページより抜粋』)
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