先日(2020/8/5)、民放テレビでテレビ朝日の報道局員 玉川徹氏が、コロナ感染における感染者の差別について、以下のように語っていた。
『日本では、コロナウイルスに感染すると差別を受けて、 “村八分 ”にされるそうである。この差別は、特に田舎で起きやすく、長らく感染者が出なかった岩手県で感染者が出ると、その会社の人が誹謗や中傷を受けて大変な事態になっている』そうである。
また感染者は、自分は周りの人に対して悪いことをしたと思うそうで、これは、「日本人の特長でもある」と岡田晴恵白鳳大学教授が言っていた。
このテレビを見ていて、2013年、山口県で起こった“山口連続殺人放火事件”を思い出した。この事件は、8世帯15人が住む“限界集落”で起こったものである。神奈川県川崎市で働いていた被告が山口県の実家に戻ったら、周りの人から村八分にされていると思い込み、家に火をつけて5人を殺したという。
一方、新型コロナウイルスに感染し村八分にされたらPCR検査に行かなくなる人が増えて、ますます感染者の拡大に繋がる可能性を岡田教授は危惧していた。
「十勝の活性化を考える会」会長
注) 山口連続殺人放火事件
山口連続殺人放火事件は、2013年(平成25年)7月21日に山口県周南市大字金峰(旧:都濃郡鹿野町)の集落にて発生した連続殺人・放火事件。集落の住人だった加害者の男H(事件当時63歳)が自宅近隣に住む高齢者5人を殺害して被害者宅に放火した殺人・非現住建造物等放火事件である。
2013年7月21日21時ごろから周南市金峰郷地区で約50メートル離れた民家2軒にて相次いで火災が発生し、住民から「近所の家が燃えている」と周南市消防本部に通報があった。
約50メートル離れた農業の女性A宅と無職男性A宅の2軒が燃えており、消火活動にあたったが、2軒とも全焼した。女性宅から1人、無職男性宅から2人の遺体が見つかり、それぞれ住民の女性Aと男性A、その妻である女性Bと確認された。
周南警察署が放火の可能性を視野に捜査を開始したところ、翌7月22日日中、近隣住民の男性が1人の遺体を発見した。さらに捜査員が別の住宅で1人の遺体を発見した。5人の遺体が発見された計4軒の住宅は河川を挟んで半径約300m以内の狭い範囲にあり、逮捕された被疑者Hもその半径内に在住していた。
5人の遺体はいずれも頭部などに殴られたような外傷があり、新たに発見された遺体の身元は遺体が発見された住宅に住む女性Cと男性Bであることが判明した。
2人のうち、女性Cは火災発生直後から翌日午前1時過ぎまで近くの住民の家に避難し、県警も火災の約2時間後に本人の無事を確認していたことから犯人は3人を殺害し放火した後も約5時間にわたり付近に潜伏したあと、2人の住宅に侵入して殺害した可能性があることが分かった。
焼失した女性A宅の隣家には、「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」と白い紙に毛筆のようなもので川柳が記された貼り紙があり、県警は7月22日午後、殺人と非現住建造物等放火の疑いでこの家を家宅捜索するとともに、姿を消した当時63歳の住民の男Hを重要参考人として行方を捜索した。
その後、山口県警捜査本部が2013年7月23日以降に現場検証・付近の捜索などを400人体制で実施した結果、7月25日には事件現場付近の山中で、容疑者の携帯電話や衣類などが見つかり、翌7月26日朝から170人体勢で捜索を行った。
火災発生から6日目の7月26日午前9時ごろ、Hが郷公民館から約1キロメートル離れた山道に、下着姿・裸足で座っているのを捜索中の県警機動隊員が見つけ、氏名を確認したところ本人と認めたため、任意同行を求め周南署で事情聴取を行ったあと、殺人・非現住建造物等放火の容疑で逮捕した[19][20]。最初の逮捕容疑は殺害された79歳女性への殺人・及び同被害者宅への非現住建造物等放火だった。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
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