作家兼元外務省職員 佐藤優氏が、月刊誌「中央公論」(2020年6月号)に、次のことを書いていた。
①本当の幸せって何だろう
②人間の生きる意味は何だろう
③人間の生死を分けるものは何だろう
佐藤優氏は、同志社大学神学部客員教授のクリスチャンで、上の3項目はその立場から書かれていた。 ①と②は、人それぞれであるからコメントする必要ないと思うので、③についてコメントしたい。東日本大震災や新型コロナなどの死を見て思うのだが、人生には運や不運があるのは確かであるような気がする。
しかし、最後は“生命力”の違いが大きいのではないだろうか。私の友人の母親で、介護施設に入っている96歳と97歳の女性がいる。その一人はすでに意識が混濁している状態のなか、2ケ月間にわたって点滴だけで命を保っている。彼女には、生きようとする生命力が強く持続しているのだろう。
水泳の池江璃花子選手も血液のガンに打ち勝ったので、生命力が大きかったのではないかと思う。一方、平成の三四郎といわれる古賀選手(53歳)は生命力が強かったが、ガンには勝てなかった。
帯広市広報の4月号を見ていたら、帯広市長が“努力においては、気力に勝るものはない”と書いていたが、まさにそのように思う。70歳になる私は、脳出血の後遺症で真っすぐに歩けないが、気力を奮い立たせて妻と犬と一緒に、毎日、リハビリしている。人生100歳時代といわれているので、100歳まで生きるつもりでいる。残りの人生にはあと30年間もあり、何かが出来るように思うので生きる意味を考えながら過ごしたい。 「十勝の活性化を考える会」会員T
注) 佐藤優
佐藤 優は、日本の作家。学位は神学修士(同志社大学・1985年)。同志社大学神学部客員教授。
東京都渋谷区生まれ、埼玉県大宮市。幼少時は日本キリスト教会大宮東伝道所に通っていた。1975年、埼玉県立浦和高等学校に入学。高校時代は生徒会、応援団、文芸部、新聞部に同時に所属するという異色の生徒だった。新聞部では副部長も務めた。
同志社大学神学部に進学した。マルクスやフォイエルバッハの無神論などを中心に学ぶ。学部1回生のクリスマスに、京都市の日本キリスト教会吉田教会で正式に洗礼を受け、クリスチャン(プロテスタントのカルヴァン派)になった。また、高校2年生から大学2回生まで日本社会主義青年同盟(社青同)の同盟員だった。
外務省時代
大学院修了後はチェコスロバキアのプラハのカレル大学に留学し、本格的にフロマートカに関する研究をするという希望を持っていたが、フロマートカは反ソ主義的な神学者であり、フロマートカの研究を冷戦下であり、「科学的無神論」を国是とするチェコスロバキアで行うことは事実上不可能であったため、一度は断念した。しかし、外務省職員(専門職)になればチェコ語研修を名目にチェコスロバキアに行けると考え、1985年4月にノンキャリアの専門職員として外務省に入省。
(出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます