愛称“ムツゴロウさん”で親しまれていた畑正憲さんが、亡くなった。享年、87歳だった。ムツゴロウさんは東大進学後、動物学を猛勉強し、社会に出てからは、情熱と好奇心の赴くままに幅広く活動した。
釧路から根室市に行く途中の100キロの距離である浜中町に「動物王国」を作り、犬やクマなどの動物と触れ合い、生きとし生けるものの愛情を持ち続けた。根底にあったのは、深い知性に基づく科学者のまなざしで、私とは大違いである。
ただ、同じものがひとつある。それは、“われわれ動物みな兄弟”という哲学である。私の哲学も“人類みな兄弟”で、私の実家ではむかし、羊とニワトリを飼っていた。これも似ている。下の写真が兄弟の写真で、私はまだ生まれていなかったらしい。
ところで、物価の優等生であったニワトリの卵が、鳥インフルエンザや戦争などの原因で値上がりしている。鳥インフルエンザの国内発生が昨年比2倍で、千歳市でも今年3例目が発見され、合わせて約120万羽が殺処分されている。この数は、北海道の約2割になっている。
全国でも4月6日までに26道県で83例が確認され、殺処分数は1,740万羽で過去最悪、卵の値段が1年で1.5倍になり、レストランやオムレツ屋さんも困っているらしい。
「十勝の活性化を考える会」会員
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