東京オリンピックの開催是非は、いろいろとあると思うが、以下の二人が言ったことは当たっているのではないだろうか。その一人は、大越健介ニュースキャスターで、もう一人はソウルオリンピック女子柔道で銅メダルを獲得した山口香氏(JOC理事)である。
大越氏は、東京オリンピックはブラジルでのリオオリンピックが終了した時点で始まっていると言った。山口氏はオリンピック開催に反対であったが、開始の2月前に、「オリンピックはすでにジャンプし始めてしまっている。あとは、どのようにソフトランディングするかだ」と言っていた。
既にたくさんの施設が完成し、建設業者をはじめ多くの業者が恩恵を受けたことだろうが、オリンピック後の不景気を心配している。開催は政府や東京都が決めたことなので私には関係ないが、突き詰めて考えれば国民みんなが決めたことだと思っている。
もしも開催に反対であるのならば、10月に予定されている国政選挙で現政権に反対票を投じれば良いのだと思っている。そのような意味で、次回の国政選挙は重要な選挙だと思っている。個人的には、地球温暖化の方が、オリンピック開催よりも人類にとって重要だと思っているので、東京オリンピックの開催是非についての丁々発止のように、議論が盛り上がってほしい。
日本人は、風呂好きなので“茹でカエル”のようなものである。カエルは、いきなり熱湯に入れると驚いて逃げ出すが、常温の水に入れて水温を上げていくと逃げ出すタイミングを失い死んでいくが、東京オリンピックが終了したら、日本人が茹でカエルであっては困るのである。
世界は格差と貧困が拡大しており、飢餓で死んでいく人々がたくさんいる。ちょうど100年前の1918年から1920年にかけて大流行したスペイン風邪では、国内で45万人が死亡したそうであるが、その中の一人に祖母になったであろう父の母親が亡くなったと聞いている(享年38歳)。なお、新型コロナ禍での日本の死亡者は、今年7月末現在では1.5万人で、当時の日本の人口が約4,000万人だから、1/100弱と少ない数値である。
それにしても今年の北海道は、暑すぎる。北海道だけでなく、世界中が暑くなっており、中国での冬季オリンピックの開催はできなくなるかも知れない。なぜなら2014年、ロシアで開催されたソチオリンピックでは、雪が無くて大変だったのである。
「十勝の活性化を考える会」会員
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