理不尽という言葉がある。理不尽とは、簡単に言うと道理に合わないこと、あるいは矛盾していることで、ロシアのプーチン大統領に当てはまる言葉だろう。
先日、報道ステーションの大越健介キャスターのポーランドからの生中継を見ていた。「人事を尽くして天命を待つ」とは、「報道ステーション」の大越キャスターのための言葉だったかもしれない。
テレ朝は、NHKの「ニュースウオッチ9」のメインキャスターを務めていた彼の定年を待って、「報道ステーション」へスカウトした。視聴率は上向かなかったが、ロシアのウクライナ侵攻の報道を機に右肩上がりになったという。
彼の最大の特徴は、同じ環境に自分を置いていることで、しかも目線が下にないことだと思う。政治家の多くに当てはまるが、人間はどうしても立場が上になると上から目線で物事を見るようになるので、同じ環境に置くことが大切であろう。
その点で彼は、体育系であったからか、常に感謝の気持ちを持って物事をみている。大学野球の日本チームの投手の一人に選ばれ、世界チームを相手に大活躍したのは“あっぱれ”というほかはない。
私の友人はロシアが起こした戦争を困ったものだといっていたが、戦争は人間の持つ欲望だともいう。確かに、ロシア軍が地対空ミサイルで地下室を爆撃したが、戦争は理不尽で人間は愚かな動物である。人間は弱肉強食で強いものが弱いものをいじめる本質を持っているからであろう。
人類を存続させるためには、世界各国が非核三原則に同意することだろう。ただ、現実を見ると難しいのが現状で、アメリカ・中国・ロシアなど当該国の国民が反旗を翻すことが大切である。
戦争を無くするためには、最終的に同じ民族や同じナショナリズムである必要性がある。従って、今回の停戦はあっても話し合いでは合意できない可能性が強く、国の崩壊が無ければイデオロギーの対立はまだ続くであろう。
ルーマニアのチャウシェスク大統領は、1989年のルーマニア革命で銃殺されたが、プーチン大統領も同じ運命を辿ると思っている。チャウシェスク大統領は享年72歳で、プーチン大統領は満69歳である。
「十勝の活性化を考える会」会員
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