先日、地元新聞の「論壇」を読んでいたらk女史が、次のことを書いていた。
『(前略)迷いが多い時代に重要なことは、あなたの真ん中にある思い(コア)や、大切にしている価値観を常に考え、そこを大切に行動していくことです。「ワタシはナニを為すモノか?」を常に意識して思考・行動していけば、おのずと道は開かれるはずです。』と言っていた。
私はまち作りについても、同じようなことを思っている。これからは、地域住民の一人ひとりが幸せに暮らせるような地域を作ることが大切で、地産地消の「地域内循環経済」の創出が必要である。
生産活動が循環していけば新たな投資需要を生み、内発的な発展が期待され、十勝の活性化にもつながるのではないだろうか。地域経済の内容と仕組みを知ったうえで、自分たちの地域が客観的に置かれている位置と個性を見極めて、独自の地域づくりの具体策を実行に移していくのである。
十勝は農畜産業を考えれば、日本の食糧基地と言われる宝を持っているので、その宝をどのように活かしていけば良いか、行政機関を巻き込んで考えていこう。自分たちは、どんな“まち”を作りたいのか? その思い(コア)を一つにしていく必要があると思っている。
私が言いたいのは、いま自民党内部でも問題になっている防衛費のねん出のことではない。日本の国が良くなってもらえば与党も野党も関係ない。日本は防衛力を含めて、「我々は、どんな国を目指すのか」ということである。
これに関連して、いま十勝で計画されている600億円以上もかかるゴミ中間処理施設が十勝で1箇所の予定で進行しており、しかも、現在地に隣接した約5.5メートルも低い場所である。十勝の広さは私が働いていた岐阜県と同じで、岐阜県にはゴミ処理施設は10箇所がある。リスク管理面と、十勝の財政を考える膨大な計画予算額で、将来を考えるとあり得ないのである。十勝住民に、再考をも読めたい。
統一地方選挙の後半戦が始まっているが、いずれの候補者も住み良い帯広のことを「選挙公報」で主張しているので、是非、そのことを実現してもらいたい。そして、このまち作りについてk女史は、次のようにも言う。
『今春、各市町村で行われる統一地方選挙では、是非とも各候補者の提案や主張をしっかり見聞きして、わが町の次のコアを判断してほしいと思います。』と。
「十勝の活性化を考える会」会員
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