挫折とは、意気込んで行なっている仕事などが途中でだめになることである。東工大教授の上田紀行氏は若い時に様々な挫折を経験しており、講演で「人間は挫折して初めて生きる意味が分かってくる」と語っていた。
挫折で思い出すのは、秋篠宮ご夫妻の長女・眞子さん(30)の夫、小室圭さん(30)だろう。彼はニューヨーク州の司法試験に2回続けて不合格となり、7月に3度目のチャレンジをすることになっているが、挫折を経験しただろう。
挫折を経験した上田紀行氏も、次のように語っていた。
『 プライドは、他人との比較によって生ずることが多いが、比較してはいけない。プライドの高い人は、自分の意見が絶対であり、否定されると相手が折れるまで反論し続け、相容れなければ敵とみなす人もいる。
プライドが不要なものであると気づけば、身近にいる人のことも大切にでき、彩りのある人生を送れるはずである。視野を広げれば、自分よりも優れた人がたくさんいることにも気づき、プライドが取るに足らないものだと分かってくる。』と。
ところで、5月19日深夜、地下鉄車内での暴行の疑いで現行犯逮捕されたのは、財務省の小野平八郎・総括審議官(56)。どんな官僚人生を送ってきたのだろうか。彼は、中学、高校ともに成績は常に学年トップ。勉強だけしているタイプではなく、高校時代はラグビー部で活躍していたらしい。
酒が好きな自分だから彼を弁解するのではないが、酒を飲むと気持ちが大きくなって人間を変える時もある。アルコール中毒や巨人軍の清原和博選手のような麻薬中毒者もいる。清原さんは6年前、覚せい剤取締法違反で現行犯逮捕され、有罪判決を受けたが、テレビ復帰を果たしている。
しかし、認知症で車を運転して親子を殺した高齢の役人や、休業補償金をだまし取った経済産業省のキャリアと比べれば、財務官僚の逮捕は取るに足りないものと思っている。 ただ、ひとつだけ言っておきたいことがある。良いプライドは持つべきだが、悪いプライドは捨てるべきである。世の中を見渡すと、この悪いプライドを持っている人がなんと多いことかと思っている。
「十勝の活性化を考える会」会員
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