クロフネツツジは、「ツツジの女王」と呼ばれる。高さは1~3mになり、若い枝に腺毛が生える。花期は4~5月。花は淡いピンクまたは白色である。中国東北部、ロシア極東部および朝鮮半島に自生し、日本には江戸時代初期の1668年に朝鮮半島から渡来したとされている。
安土桃山時代から来航する外国船は「黒船」と呼ばれ、その黒船で持ち込まれたツツジということで、“クロフネツツジ”と呼ばれるようになったそうである。女王といわれるだけあって、なかなか迫力があり一番好きなツツジである。
写真の右側のツツジが“淀川ツツジ”で、ピンク色が濃くてあまり好きでない。琵琶湖から唯一流れ出る宇治川と合流する淀川であるが、淀川ツツジの名前の由来がこれからきているかどうかは分からない。なお、クロフネツツジの花言葉は、「愛の喜び」と「情熱」で、淀川ツツジは「想い出」である。
最近、庭が駐車場になり無残に植物が捨てられ、ツツジ類の価格も半値以下になっている。アスファルトの方が無味乾燥で雑草も生えなくて良いが、今の戦争などを見ていると人間の心もそのようになっていくのであろうか。
「十勝の活性化を考える会」会員
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