平成31年1月6日~10日の5日間、国際女子アイスホッケー大会が帯広の森アイスアリーナで開催された。参加チームは、アメリカ、カナダ、スイス、スウェーデン、フィンランド、チェコ、ロシア、日本の8チーム。
カナダチームの人が“日高山脈”をみて、その美しさに驚いていた。私はカナダには行っていないが、ロッキー山脈などがあり綺麗な国だと思っていたので、日高山脈を絶賛するカナダチームの言葉に唖然とした。
環境省が、早ければ2021年末を目指して、「国立公園化」を目指して動いている。日高山脈は地形や地質に独特のものがあり、植物や高山チョウなど固有種が多数みられ、野生生物の重要な生息環境となっている。
日高山脈は褶曲山脈で、アルプス、ヒマラヤをはじめ世界の山脈の多くは、地殻運動による横圧力によって地層が褶曲した褶曲山脈である。なお、 ロッキー山脈は、日本の最北端から台湾までの距離の約1.5倍の約4,800キロである。
趣味が登山だったので、日高山脈の主要な山に登ったが、「北海道の登山は、日高に始まり日高で終わる。」と言われるように魅力一杯の山々で、氷河が削った痕が残る日本では数少ない“カール”を見ることができる。
ところで、日本を代表する山は“富士山”であるが、国内で一番高い山なのでいろいろな場所から見ることができ、中央アルプスや北アルプスからも見える。
若い時、東京都国立市に住んでいたことがある。ここにも“国立市富士見町”があり、埼玉県には“富士見市”もあるので、きっと富士山が見えたのだろう。
日高山脈・襟裳国定公園が国立公園に昇格すれば、十勝では「阿寒摩周国立公園」、「大雪山国立公園」につぐ3カ所目、北海道では「釧路湿原」に続いて7カ所目になる。なお、日本には34カ所の国立公園があるそうだ。
「十勝の活性化を考える会」会長
注) 日高山脈
日高山脈は、北海道の中央南部にある唯一の山脈。狩勝峠側の佐幌岳から襟裳岬までを南北に貫いている。長さは南北およそ150 km、最高峰は幌尻岳で標高2,053 mである。山域の103,447 haが日高山脈襟裳国定公園に指定されている。
地形が急峻で険しく、山脈を横断する交通路は北端の狩勝峠・日勝峠および南部の野塚トンネルと襟裳岬付近の追分峠を除き、無きに等しい。稜線にナイフリッジを連ね、氷河地形である圏谷(カール)が見られる、日本では数少ない極めて峻険な山脈である。
(日高山脈の中部の稜線。神威岳より北方を望む)
(出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
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