“絞め殺しの樹”に、「どんな木だって、いつかは枯れる」と書かれていた。私の趣味はガーデニングであるので、殊更にこの意味が深く感じられた。人間も寿命が来ると、いつかは死ぬのである。
地球の人口が80億人を突破したらしいが、世界の科学者や自然保護団体などが集まる国際自然保護連合の調べでは、動物だけで約140万種。その中の1種であるレミング(和名:タビネズミ)は、多くなると食糧危機で一斉に自殺するらしい。そうすると人類も、そのうちに自殺しなければならないということであろうか。原因は違うが、直木賞候補の本にある主人公の娘もイジメを苦に11歳の時に自殺している。
この本には、人間の役割のことも書いていた。私は71歳で年金生活者であるが、自分の役割はまだあると思っている。我々は働けるうちは働いて、世のため人のために自分の役割を果たすことだと思っている。頭を使って働けば、認知症の予防にもつながる。
難聴者の友人(73歳)は、床屋の経営を息子に譲って土曜日と日曜日の2日間だけ店に出るようになったため認知症になったらしい。環境が大きく変わると、人間は認知症になりやすいのである。
今月の地元新聞で分かったことだが、小・中学校が4年間も一緒だった同級生が、奥さんを殺して本人も自殺しようとした事件があった。死にきれなく警察に自首したが、本人は認知症を患いそれが原因で妻も精神病をなったらしい。いずれにせよ、老々介護の痛ましい事件である。
私は11年前に、35ccの要介護3の小脳出血を患った。死んでもおかしくない量で、後遺症で右半身にマヒが残り車の運転はできないが、普通の生活をしている。周りの人に、「あなたはいつも前向きで良いですね!」と言われるが、前向きにリハビリを取り組まないと中途障害は治らないと思っている。
話は変わるが、我々は毎日報道されるロシア・ウクライナ戦争の行方に注目しているが、その間も地球温暖化は、確実に進行しているのである。先日、放映されたテレビでは南極の氷が解け始めている。また、世界の国々が異常気象で水害や干ばつに遭っている。いつになるかわからないが、50メートルも海面が上がる予測もあった。これがもし本当だとしたら、数億人の人類が死ぬだろう。
「十勝の活性化を考える会」会員
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