![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/21/417e64e6cc6fca97da80f254393fc090.jpg)
牛久のとなり、つくば市の南にあるイオンモールつくばがある。
(イオンモールは全国津々浦々にありますが)
イオンつくばの敷地、イオンの東隣にある「ふえる農園」の入り口付近に、掘り出したカヤの根が展示されていた。
茨城県北部の八溝山系にあった目通り1mの老木(たぶん目の高さの直径)の根を掘り出したとある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/de/80c0572f5fc5ab35ca86872b06d07fb4.jpg)
風雪に耐えて生きてきた根、と紹介されている。
根の太い部分しかないが、根どうしが融合してネット上になっているのがわかる。
細かい根はもっともっとたくさんあり、何倍にも広がっていたことだろう。
カヤは常緑針葉樹で、庭木や生け垣にもつかわれ、公園や神社でも見かける。
葉の先端はとがっていて、握ると痛い。(下の写真)
成長は遅く、高級な碁盤や将棋盤に使われることで知られている。
特に宮崎産のものが良いとされているらしい。
色艶が良く、弾力があって、音がひびくなどと書かれている。
将棋も碁もやらないが、ちょっと値段を調べてみた。高知の専門店、前川榧碁盤店。
10年以上自然乾燥された単板で2,3万円だが、足つきの高級品は70万から100万近くする。横から見ると年輪が美しい。つまり盤面は柾目なのだ。
丁寧に扱って、使い込んでほしいとの説明がある。
丹精込めて作った商品なので、愛着をもって丁寧にあつかってほしい、という制作者の気持ちはわかる。
カヤの実は食べられるそうで、縄文遺跡からも出土するというから、日本人は古代からカヤを利用してきたようだ。
ヤニ臭いので、あく抜きが大変という。
山梨県にはカヤ飴があり、縁日に屋台などで売られる様子やその作り方がネット検索にでてくる。
機会があれば食べてみたい。
ちなみにイヌガヤという木もある。
こちらは質が悪く、使えないからイヌとついたのでしょう。
(この場合のイヌは、最近の愛玩犬のイメージはない。)
葉を握っても痛くないので区別がつく。
カヤより柔らかい感じ。(下の写真)
ひたち野うしく東口からバスがある。約15分、260円(2019年)。
この付近のバス路線では本数も利用者が多い方だ。
茨城県つくば市稲岡66−1
36.035904, 140.135485
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