ときぶーの時間

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元に戻る日?

2012-12-02 12:21:06 | 日記
NO-275
昨日、かみさんの携帯に船引町に避難した義母から電話が入り「雪が降り外は真っ白だ」と初雪の知らせを受けた。福島の本格的冬の到来である。


仮設住宅の避難者に、また厳しい寒さの冬がやって来た。

16日に衆議院選挙があるため町の街頭も政党の宣伝カーが走り、少しだけ騒がしくなってきた。いきなりの解散から日が浅く、今回の選挙は本当に問題が多い。

原発問題。TPP。安全保障。憲法改正。年金問題。探せばきりがないほどの問題。17にまで分裂した政党の野合?合流?劇を見て何処を選べば良いのか分からなくなるのは僕だけではないだろう。

僕は原発難民の一人として原発反対!再稼働反対!を訴える政党を選びたいが、政治家には今の福島を本当に見て欲しい。仕事を失ってから未だに働けない人がたくさんいることを、本当に知っているのだろうか?

働きたくても仕事が無いのである。好きで被災者になった訳じゃない。こんな状況になることを誰が予想しただろうか?悲痛でしかない。

故郷に帰れずこの先何年も避難生活を強いられ、帰っても放射能に怯えて暮らさねばならない約16万人の苦しみや辛さを、政治家は本当に分かっているだろうか?そして約16万人の被災者の人権は本当に復活するのだろうか?


震災後、たくさんの犬や猫などの動物たちの命を守って来たがんばる福島の松村代表に保護された牛たち。富岡町の第三の柵で。

代表は動物たちも人間と同じ被害を受けた可哀想な生き物だと講演等で訴え続けている。また彼は以前から原発の是非を問うていた。

被曝する事も恐れずに、自分の命をかけて動物を守ろうとする彼の姿に驚いて今日まで来たが、「あんなもの(原発)いらない!人間がやることに絶対はない。」と原発に安心安全なものは無いと話す。

また残された動物たちに「俺がいる限り絶対に餓死させない!」と約束をした彼の孤高の戦いはこれからも続く。

人間だけに留まらず、残された動物たちや誰にも見られず汚染の町で咲き誇る花たちや、昆虫、野鳥など全ての生命に放射能汚染の恐怖が忍び寄っている。


花の名前は分からないが、きれいだったから思わず撮ってしまった。大熊町の友人宅で今年6月撮影。

避難区域を解除された隣町の楢葉町の友人は、「帰ったら除染のため家の樹木を全部伐採する。」と言ったが、事故さえなければその家の樹木たちの命もなくなることは無かっただろう。・・・・

当たり前の普通の暮らしが出来ない。この苦しみをみなさんに知って欲しい。全国のみなさん、福島は今も苦しんでいます。原発立地町村の双葉郡はこれからも・・・この現実を知って下さい。

目に見えない放射能は本当に怖い。今も尚、福島の4号プールの危険性が囁かれていますが、これで避難者が安心して帰れる故郷と言えるでしょうか?

事故が起きたら絶対に元に戻ることは無いと思います。今日も政治家には「原発に依存しない新しい日本」を作って欲しいと強く願う。全国のみなさん、反原発に協力して下さい。未来の日本のために。













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