NPO法人がんばる福島 公式ツイッター @GBR_fukushima
松村直登のブログ 「警戒区域に生きる松村直登の闘い」
【楽天市場】がんばる福島のご支援いただきたいリスト
↑クリックで詳細がでてきます。
配送先は
〒979-0401福島県双葉郡広野町大字上北迫字岩沢29-38
ヤマト運輸 広野センター止め NPO法人 がんばる福島 までお願いします。
発送は「ヤマト運輸」のみ対応、他社の運送会社からは送ることができません。
皆様、ご支援をよろしくお願いいたします。
なお、ヤマト運輸広野センターの電話番号は公開されておりませんので、ご支援下さる皆様のご連絡先を明記してくださいますようお願いします。
NO878
みなさん、こんにちわ。
研修がありご無沙汰しました。
研修所が山の中にありまして、雨だったから寒くて寒くて、ほんとに風邪ひきそうでしたが無事に帰って来ました。
今、ふるさとは除染真最中ですが原発事故以来、福島の各地に仮置きされている放射能汚染物の袋が更に仮置き延長になった。
3年という約束が保護にされた格好に。
これで福島の復興はまた遅れる。
僕の友人(原発立地町村双葉郡の)たちは新しい土地に家を建て、帰還しないことを次々に決めている。
それでも除染は着々と進められているのだが・・・。
僕は友人に良かったねと声を掛けているが、新しい土地で一から構築して生きて行くのは大変な事だ。
これを思う時、みんなが失ったものがいかに大きいかを思い知る。
だから僕は、そんなみんなを応援したい。
その話を松ちゃんとしながら帰還困難区域の牧場に向かった。
途中で電話が入り停車して話していたが、話の内容は牛たちの秋冬用の餌の話だった。
松ちゃんは、この日ジャガイモを積んだ。
この袋を僕はふすまだと勘違いしていた。
僕が「手伝うよ」と言い探すも何処にもジャガイモの箱が見当たらなくて往生してたら「ほれっ、そこの袋の山あっぺ~、それがそうだ」と。
チーン・・・
これにジャガイモが入っていたんですね。
てっきり段ボールの箱に入っているのだと思ってた。
たくさんのジャガイモをご支援ありがとうございました。
牧場に向かう途中、松ちゃんは「この家も帰って来るって言ってたんだけど、この前会ったら帰らねぇ~ってよ」と言い、行く先で「ここも家建てっちまったから帰って来なくなったんだ」と言いながら走った。
前回帰還すると答えた人たちだと教えてもらったのに、今では帰還しないに変わった人の家々を教えてくれた。
複雑でした。
今の現状を見て、放射線量の低い広野町や楢葉町までは復興が早いと思う。
帰還困難区域がある富岡町と浪江町は時間が必要だろうな。
ほぼ全域帰還困難区域の大熊町と双葉町は、更にかかるだろう。
原発事故のおかげで住民の生活環境は一変し、未だに先の見通しがつかない生活をしている人がいる。
この不安を抱えて暮らす苦痛は、なった人でなければ分からないだろう。
再稼働を進める国の圧力もあり、報道も福島原発の事を放送しなくなった。
原発構内で働く知人が「今も汚染水は海に流れているよ」と言っているのに、放送されないのでみんなが実態を知るはずもない。
廃炉だっていつ完了するか分からない話。
それでも福島の事故の検証もせず、国は再稼働を決めた。
再稼働すれば核のゴミが自動的に増えるのを分かっていてこれだ。
この事には毎回、松ちゃんも呆れている。
腐っても嘆いても始まらないのは分かっているが異常なくらい嫌悪感を持っている。
原発が無くなればいい。
これからも原発には反対して行く。
話を変えてこの日の松ちゃんは、僕にはめられ雨の中ジャンバーなしで作業をする羽目になった。
出る時にポツポツと小雨。
「今日は雨の予報だったか」と聞いてきたので「今日は晴れのち曇り、だけどここに来る時にちょっと降っていたよ、でも多分大丈夫じゃないかな?」と僕が言ったので、それを信用してジャンパーを取りに行かず、そのまま向かった。
帰還区域の牧場で作業中、少し冷たい雨に降られ僕に「雨降んねぇ~って言ったべ~」と僕を見て恨み節。
長袖シャツ一枚であの冷たい雨では、、松ちゃんも寒さを感じたと思う。
ごめん、ごめんと僕は笑いながら謝るしかなかった。
写真の左に靄みたいなものが映っていますが、この時降った雨のしずくのせいです。
ジャンパーを着ていた僕でもちょっと寒かったから、本当に悪かったなぁと思ってます。。
本降りでなかったから良かった。
雨が降ると松ちゃんの作業順序も変わるし、作業の仕方も変わるので天気はとても重要です。
しかし、松ちゃんの所はいつ来ても変わらないよなぁ~と思う。
松ちゃんはずっと動物と共に生きている。
松ちゃん自身が変わっていない。
牧場から帰ったらさび親子が出迎えてくれた。
子猫たちも人間に慣れてきた。
松ちゃんは今、友人たちと協力して新たに動物を保護するかも知れないと話してくれた。
まだ計画の段階なので詳しく書けませんが、本当に優しい男だよな。
感心した。
牛だけでも大変なのにです。
こうした気持ちがあるから、変わらないんだろうなぁ。
保護されたモモコも、松ちゃんの家に来てもう4年近くになる。
動物の事全く知らない僕は、いつも驚きの連続です。
だから楽しい部分もあります。
これから冬の準備に入る松ちゃんです。
松ちゃんは今年、今までにない量のロールを頼んだ。
友人の畜主さんの分もあるから、今、その保管場所に苦慮している。
11月に入れば北海道や那須などで雪が降り、手配が取れなくなるので全開に動いている松ちゃんですが、みなさん、これからもどうか応援よろしくお願いいたします。
今日も長々とお付き合い下さってありがとうございました。
それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
松村直登のブログ 「警戒区域に生きる松村直登の闘い」
【楽天市場】がんばる福島のご支援いただきたいリスト
↑クリックで詳細がでてきます。
配送先は
〒979-0401福島県双葉郡広野町大字上北迫字岩沢29-38
ヤマト運輸 広野センター止め NPO法人 がんばる福島 までお願いします。
発送は「ヤマト運輸」のみ対応、他社の運送会社からは送ることができません。
皆様、ご支援をよろしくお願いいたします。
なお、ヤマト運輸広野センターの電話番号は公開されておりませんので、ご支援下さる皆様のご連絡先を明記してくださいますようお願いします。
NO878
みなさん、こんにちわ。
研修がありご無沙汰しました。
研修所が山の中にありまして、雨だったから寒くて寒くて、ほんとに風邪ひきそうでしたが無事に帰って来ました。
今、ふるさとは除染真最中ですが原発事故以来、福島の各地に仮置きされている放射能汚染物の袋が更に仮置き延長になった。
3年という約束が保護にされた格好に。
これで福島の復興はまた遅れる。
僕の友人(原発立地町村双葉郡の)たちは新しい土地に家を建て、帰還しないことを次々に決めている。
それでも除染は着々と進められているのだが・・・。
僕は友人に良かったねと声を掛けているが、新しい土地で一から構築して生きて行くのは大変な事だ。
これを思う時、みんなが失ったものがいかに大きいかを思い知る。
だから僕は、そんなみんなを応援したい。
その話を松ちゃんとしながら帰還困難区域の牧場に向かった。
途中で電話が入り停車して話していたが、話の内容は牛たちの秋冬用の餌の話だった。
松ちゃんは、この日ジャガイモを積んだ。
この袋を僕はふすまだと勘違いしていた。
僕が「手伝うよ」と言い探すも何処にもジャガイモの箱が見当たらなくて往生してたら「ほれっ、そこの袋の山あっぺ~、それがそうだ」と。
チーン・・・
これにジャガイモが入っていたんですね。
てっきり段ボールの箱に入っているのだと思ってた。
たくさんのジャガイモをご支援ありがとうございました。
牧場に向かう途中、松ちゃんは「この家も帰って来るって言ってたんだけど、この前会ったら帰らねぇ~ってよ」と言い、行く先で「ここも家建てっちまったから帰って来なくなったんだ」と言いながら走った。
前回帰還すると答えた人たちだと教えてもらったのに、今では帰還しないに変わった人の家々を教えてくれた。
複雑でした。
今の現状を見て、放射線量の低い広野町や楢葉町までは復興が早いと思う。
帰還困難区域がある富岡町と浪江町は時間が必要だろうな。
ほぼ全域帰還困難区域の大熊町と双葉町は、更にかかるだろう。
原発事故のおかげで住民の生活環境は一変し、未だに先の見通しがつかない生活をしている人がいる。
この不安を抱えて暮らす苦痛は、なった人でなければ分からないだろう。
再稼働を進める国の圧力もあり、報道も福島原発の事を放送しなくなった。
原発構内で働く知人が「今も汚染水は海に流れているよ」と言っているのに、放送されないのでみんなが実態を知るはずもない。
廃炉だっていつ完了するか分からない話。
それでも福島の事故の検証もせず、国は再稼働を決めた。
再稼働すれば核のゴミが自動的に増えるのを分かっていてこれだ。
この事には毎回、松ちゃんも呆れている。
腐っても嘆いても始まらないのは分かっているが異常なくらい嫌悪感を持っている。
原発が無くなればいい。
これからも原発には反対して行く。
話を変えてこの日の松ちゃんは、僕にはめられ雨の中ジャンバーなしで作業をする羽目になった。
出る時にポツポツと小雨。
「今日は雨の予報だったか」と聞いてきたので「今日は晴れのち曇り、だけどここに来る時にちょっと降っていたよ、でも多分大丈夫じゃないかな?」と僕が言ったので、それを信用してジャンパーを取りに行かず、そのまま向かった。
帰還区域の牧場で作業中、少し冷たい雨に降られ僕に「雨降んねぇ~って言ったべ~」と僕を見て恨み節。
長袖シャツ一枚であの冷たい雨では、、松ちゃんも寒さを感じたと思う。
ごめん、ごめんと僕は笑いながら謝るしかなかった。
写真の左に靄みたいなものが映っていますが、この時降った雨のしずくのせいです。
ジャンパーを着ていた僕でもちょっと寒かったから、本当に悪かったなぁと思ってます。。
本降りでなかったから良かった。
雨が降ると松ちゃんの作業順序も変わるし、作業の仕方も変わるので天気はとても重要です。
しかし、松ちゃんの所はいつ来ても変わらないよなぁ~と思う。
松ちゃんはずっと動物と共に生きている。
松ちゃん自身が変わっていない。
牧場から帰ったらさび親子が出迎えてくれた。
子猫たちも人間に慣れてきた。
松ちゃんは今、友人たちと協力して新たに動物を保護するかも知れないと話してくれた。
まだ計画の段階なので詳しく書けませんが、本当に優しい男だよな。
感心した。
牛だけでも大変なのにです。
こうした気持ちがあるから、変わらないんだろうなぁ。
保護されたモモコも、松ちゃんの家に来てもう4年近くになる。
動物の事全く知らない僕は、いつも驚きの連続です。
だから楽しい部分もあります。
これから冬の準備に入る松ちゃんです。
松ちゃんは今年、今までにない量のロールを頼んだ。
友人の畜主さんの分もあるから、今、その保管場所に苦慮している。
11月に入れば北海道や那須などで雪が降り、手配が取れなくなるので全開に動いている松ちゃんですが、みなさん、これからもどうか応援よろしくお願いいたします。
今日も長々とお付き合い下さってありがとうございました。
それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。