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松村直登のブログ 「警戒区域に生きる松村直登の闘い」
【楽天市場】がんばる福島のご支援いただきたいリスト
↑クリックで詳細がでてきます。
配送先は
〒979-0401福島県双葉郡広野町大字上北迫字岩沢29-38
ヤマト運輸 広野センター止め NPO法人 がんばる福島 までお願いします。
発送は「ヤマト運輸」のみ対応、他社の運送会社からは送ることができません。
皆様、ご支援をよろしくお願いいたします。
なお、ヤマト運輸広野センターの電話番号は公開されておりませんので、ご支援下さる皆様のご連絡先を明記してくださいますようお願いします。
NO881
みなさん、お久しぶりです。
昨日、朝4時に起き富岡に行って来ました。
帰宅したのが午前0時15分で少し疲れが残ってる。
始めに支援物資の受け取りのご報告をさせていただきます。
伝票NO4161-9443-3815 H.I様 食品・米・他
伝票NO4031-1408-1613 Y.H様 にんじん2ケース
伝票NO3052-4940-2113 K.H様 えん麦20kgX4袋
(順不同 複数小口の時は伝票NO省略 イニシャル違いの時はお許し下さい)
ご支援下さいまして本当にありがとうございました。
心から感謝申し上げます。
これからも応援よろしくお願いいたします。
昨日、富岡に着いたら松ちゃんは家の中にいなかった。
彼はモモコの柵の修理をしていた。
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柵の修理をする松ちゃん。
モモコの柵は、結構広くてお父さんの家の前まで続いている。
今は半分も無いくらい狭い感じですが。
穏やかな性格のモモコにはこの細い鉄筋で充分。
それでも体の大きいモモコが柵にぶつかると、時々留め金具(針金)が緩んで外れてしまうんです。
心配していた除染もいまいちの進み具合。
松ちゃんも「家の除染は来年にした」と言った。
そして「牧場の除染をしないでいるなら、柵を元に戻すぞって言おうかと思ってんだ」と。
牛たちを思い、一行に進まない除染に少しいらっとしてた。
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モモコの柵の周りの除染も止まったままだった。
旧柵と今のパイプ柵の間に生い茂るセイタカアワダチ草。
やるなら一気にやって元に戻してほしいと思う。
松ちゃんちの除染は来年までかかるのは必至。
期限も期間も不明だから、どうしようも無いです。
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出たいけど出られないのだから、モモコも辛いだろうな~。
松ちゃんちに以前、猿の親子がやって来た事があったが、震災の時に崩れたおじいちゃんの家の周りはきれいになっていた。
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この屋根の上に猿が降りて遊んでいたのだけど、きれいに刈り払いされ猿も隠れるところが無くなった。
これじゃぁ、猿はもう来ないな。
今回は松ちゃんと富岡町の10年後の話をした。
話をしてがっくりきたのは間違いなかった。
これはまたそのうち書こうと思います。
昨日、一時帰宅で家の整理をしに来た人と話すことが出来た。
松ちゃんのよく知る人で、以前は帰還すると言っていた人だ。
その人が「俺んとこ今年の2月に除染したんだけど、この前その報告書が送られてきたんだ。だけど家の裏側にある側溝を除染しなくて、俺が線量測ったら2~、3~、4μシーベルトと数値が上がって来て驚いてよ~、環境省に直接電話して側溝も除染してくれって言ったら、蓋されているところは基本除染しませんて言って来てよ、やる気がねぇみてぇ~で、あんな除染で帰還させようっていうんだから環境省もひでぇもんだよ」と言った直後、「俺、帰らねぇ事にしたんだ。他に家を建てるよ」と。
除染が中途半端だから帰るのやめたという理由は初めてだった。
松ちゃんもみんなの話を聞き、その人の気持ちが分かるだけに笑顔で「じゃ~、ここの一帯は全滅だな」と道路沿いに並ぶ家々を見て、そうつぶやいた。
この一帯でただ一人「俺は帰還する」と言っていた人があきらめたんだ。
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いつもの作業をしながら「10年後は帰らないと決めた人たちが自分の家を壊し、家の数もかなり減るんでねぇか?」と、その先を見ていた。
顔を見合わせ「いいニュース無いね」と言ったら、「ねぇ~な」と返した松ちゃんだった。
僕は僕でやるせなさを感じ、とても疲れた一日でした。
みなさん、このところ毎日更新出来なくてすいません。
仕事に追われほんとに時間がありません。
こんな状況ですが、これからも宜しくお願いいたします。
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みなさん、お久しぶりです。
昨日、朝4時に起き富岡に行って来ました。
帰宅したのが午前0時15分で少し疲れが残ってる。
始めに支援物資の受け取りのご報告をさせていただきます。
伝票NO4161-9443-3815 H.I様 食品・米・他
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ご支援下さいまして本当にありがとうございました。
心から感謝申し上げます。
これからも応援よろしくお願いいたします。
昨日、富岡に着いたら松ちゃんは家の中にいなかった。
彼はモモコの柵の修理をしていた。
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柵の修理をする松ちゃん。
モモコの柵は、結構広くてお父さんの家の前まで続いている。
今は半分も無いくらい狭い感じですが。
穏やかな性格のモモコにはこの細い鉄筋で充分。
それでも体の大きいモモコが柵にぶつかると、時々留め金具(針金)が緩んで外れてしまうんです。
心配していた除染もいまいちの進み具合。
松ちゃんも「家の除染は来年にした」と言った。
そして「牧場の除染をしないでいるなら、柵を元に戻すぞって言おうかと思ってんだ」と。
牛たちを思い、一行に進まない除染に少しいらっとしてた。
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モモコの柵の周りの除染も止まったままだった。
旧柵と今のパイプ柵の間に生い茂るセイタカアワダチ草。
やるなら一気にやって元に戻してほしいと思う。
松ちゃんちの除染は来年までかかるのは必至。
期限も期間も不明だから、どうしようも無いです。
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出たいけど出られないのだから、モモコも辛いだろうな~。
松ちゃんちに以前、猿の親子がやって来た事があったが、震災の時に崩れたおじいちゃんの家の周りはきれいになっていた。
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この屋根の上に猿が降りて遊んでいたのだけど、きれいに刈り払いされ猿も隠れるところが無くなった。
これじゃぁ、猿はもう来ないな。
今回は松ちゃんと富岡町の10年後の話をした。
話をしてがっくりきたのは間違いなかった。
これはまたそのうち書こうと思います。
昨日、一時帰宅で家の整理をしに来た人と話すことが出来た。
松ちゃんのよく知る人で、以前は帰還すると言っていた人だ。
その人が「俺んとこ今年の2月に除染したんだけど、この前その報告書が送られてきたんだ。だけど家の裏側にある側溝を除染しなくて、俺が線量測ったら2~、3~、4μシーベルトと数値が上がって来て驚いてよ~、環境省に直接電話して側溝も除染してくれって言ったら、蓋されているところは基本除染しませんて言って来てよ、やる気がねぇみてぇ~で、あんな除染で帰還させようっていうんだから環境省もひでぇもんだよ」と言った直後、「俺、帰らねぇ事にしたんだ。他に家を建てるよ」と。
除染が中途半端だから帰るのやめたという理由は初めてだった。
松ちゃんもみんなの話を聞き、その人の気持ちが分かるだけに笑顔で「じゃ~、ここの一帯は全滅だな」と道路沿いに並ぶ家々を見て、そうつぶやいた。
この一帯でただ一人「俺は帰還する」と言っていた人があきらめたんだ。
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いつもの作業をしながら「10年後は帰らないと決めた人たちが自分の家を壊し、家の数もかなり減るんでねぇか?」と、その先を見ていた。
顔を見合わせ「いいニュース無いね」と言ったら、「ねぇ~な」と返した松ちゃんだった。
僕は僕でやるせなさを感じ、とても疲れた一日でした。
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