工房でのBGMは割と大切なもので
おおー。つきました。
昨日などはかなり細かな作業も、大きな作業もありましたので
クリスマス・キャロルはやめて
しばらくアコーディオンで演奏されてるバッハを聞いていました。
次にトリルのすごいヴァイオリン曲
さあ大変
その途端スイッチ入りました。
作業に夢中です。
途中電話が入ったようなのに気づかず作業してたらいきなり工房の戸が開いてびっくり仰天。
なになに?
神官さんでした。
「電話したのに~。」
すんません。スイッチ入ってました。
ある画家さんのところに行かない?、と。
今ダメ。スイッチ入ってるから動けない。
機械をブイーン。
「危ない危ない❢そんな危険な機械使わないでくださいよ。やめて!」
やめたら作品できんよ。(笑)
やめないが集中するので行けませんと言いました。
カレンダー作られたそうだからと言われるので
「それではその画家さんのカレンダー私も買いますから買っておいてください」
そういう事に。
その後しばらくすると
電気屋さん。
玄関の内側の電気つけてもらいました。
おおー。つきました。
ありがたい。
ものの10分かからない。
その後このみちゃんのご主人が倉庫にある椅子を使ってくれと持ってきてくださった。
ピッタリ作業机に合いますね。
バッチリです。
後は
畳に傷がつかないよう
何か木製の敷物みたいなのがあるみたいですから
それを敷きたいなと想います。
神官さんは夕方遅くに結局画家さんのところに一人で行かれて、そこで話が弾んで遅くなったとカレンダーだけ渡して帰られました。(笑)
一緒に行きませんかというお誘いだったらしいですが
今はちょっとお出かけはしにくいです。
その画家さんの絵はとても楽しい絵です。
国東半島などの風景や人を描かれています。
その絵を見て思い出しました。
昔ドイツのお土産にもらった絵に
同じような雰囲気の絵がありました。
私はその絵が好きで今でも京都の自宅の玄関に飾ってあるなあと思い出しました。
それは鄙びたところにある一軒のおうちと
ベンチに座る二人とベビーカーの赤ちゃんとアヒルと。
木が何本かあって。
19の時にもらった絵です。
その雰囲気が大好きで
こんなおうちに住みたいな
こんな家庭が築きたいなとずっと飾ってました。
その絵とタッチが似てました。
素朴な絵です。
想いました。
原点。
あの玄関に飾ってる絵は
私の理想の原点。
派手でなくてもいい
ただ素朴で
穏やかな日々。
語り合う人がいて
アヒルもいて。(笑)
そんな飾らない素朴な
けれども少しだけおしゃれな。
別に立派なものや
ブランド志向じゃなく
自分の世界があればいい。
人と比べず。
そんな想いで子育てもしてきて生活してきて。
ふと立派な人たちやすごい人たちがたくさんおられる中にいると
ちょっとおかしくなったなと振り返る。
知らない間にズレました。
今あとりえにいると
そんな素朴な絵を思い出す。
子どもたちが巣立った今
そんな素朴な原点回帰だなとちょっとほほえみました。
子育てのときとはまた違うけど。
どこにあっても
あたたかい空間をつくりたいです。
そして私のつくるおるごーるも
そんな優しくて素朴な音色を奏でていてほしいです。