読み聞かせびと講座 ステップアップ ③

　グリム童話　が、本当はとても残酷で、其のままでは子供にショックを与えるからと書き直されていると言うのは有名な話ですね～

　今日の講座で　かちかち山　を読まれた人が有りました。
私が記憶しているものよりは、数段残酷でちょっと怖くなりました。
私の読んだ　かちかち山　は、おばあさんが殺される場面はサラリと書いて有って
狸が背中に火を点けられたり、泥舟に乗せられると言う印象のものでした。
それが、おばあさんが　狸汁　ならぬ　ばば汁　にされて、しかも何も知らないおじいさんが、おばあさんに化けた狸にその　汁　を食べさせられるのです。
そして正体を現した狸は、おじいさんにこう言い放つのです。
「おまえが食べたのは、ばあさんの肉の入った、ばば汁だよ。
嘘だと思うなら、流しの下の白骨を見ろ！」

　彼女が読み終えた後、感想を聞かれましたが皆黙っていました。
彼女はそれを次回の　4歳児への読み聞かせ　の体験実習として使う心算でした。
8人いる講座で、彼女だけが唯一、読み聞かせの活動経験者なのです。
今日も、他の方の読んだものの感想を聞かれると
「もう、お腹一杯って感じです」　
と辛らつな事を言いました。
でも、先生から「これはちょっと無理ですね。顔馴染みの子供達ならまだしも
初対面の、その時一回限りの叔母ちゃんからこれを読まれたら、子供はショックが大きいでしょう」
そう言われると、「私は、昔話を取り上げたいので！」
と言って、なかなか受け付けませんでした。
以前活動していたグループから離れて、再度講座を受けている原因はこの辺りにも有りそうな気がしました。

にほんブログ村